【ひろゆき】「持ち家」と「教育費」はお金のムダ遣い!「人生の収支決算」的に、いちばん安上がりな方法とは? | NewsCafe

【ひろゆき】「持ち家」と「教育費」はお金のムダ遣い!「人生の収支決算」的に、いちばん安上がりな方法とは?

お金 OTONA_SALONE/MONEY
【ひろゆき】「持ち家」と「教育費」はお金のムダ遣い!「人生の収支決算」的に、いちばん安上がりな方法とは?

「将来の不安なく生きたいなら、いちばん簡単で、確実な方法を教えましょう。それは『生活コストを爆下げ』することです」

そう語るのは、各メディアで活躍中のひろゆきさん。人生の大きな浪費として指摘するのは「持ち家」と「教育費」です。

最新著書の中から、ひろゆきさんが考える「コスパのいいお金の使い方」を探りたいと思います。

※この記事は『貧しい金持ち、豊かな貧乏人 賢い安上がりな生き方80の秘訣』ひろゆき(西村博之)著/徳間書店 から、一部を抜粋・編集してお届けします。

庶民の持ち家は「資産」ではなく「負債」。「人生の収支決算」としていちばん安上がりな方法とは?

賃貸暮らしだとただ家賃を払い続けて終わる。持ち家暮らしだとローンを払い終えれば資産として残る。いまだにそう考える人が少なくない。でもそれは幻想だ。庶民が買えるような家に資産価値はない。

そもそも資産とはその所有者に金銭的な利益をもたらすものをいう。いつでも換金できて、お金を増やしてくれるものが資産だ。

35年ローンを払い終えた古びた家がお金をもたらしてくれるだろうか。売却しようにも大金をはたいてフルリノベーションしなければ買い手はつかないだろう。売れたら売れたで所得税や住民税が乗っかってくる。さらに仲介手数料もかかる。

もしまだローンが残っていたら、売却時にそれを完済しなければならない。売却益がローン残高を下回るようなら、そのぶんのお金を工面するはめになる。

庶民の持ち家は資産どころか負債だろう。35年ローンという気の遠くなる負債である。資産価値はほぼゼロだ。都心でもないかぎり土地の価値もしれている。

お金の損得はどうでもいい。とにかく家を持ちたい。そこで幸せな家庭を築きたい。家を買っていいのはそんな夢と覚悟がある人だけだ。持ち家=資産は不動産会社がまき散らしているウソだ。資産性があるのは一等地の物件にかぎられる。

でも老人になると部屋を貸してもらえなくなるから、いまのうちに家を買っておいたほうがいい。そう指摘する人もいる。たしかに65歳以上の年金暮らしの人が賃貸物件に引っ越すのは難しいだろう。70歳を過ぎると年齢だけで断られてしまう。

とはいえ、先回りして家を買う必要はない。年を取ったときに貯めておいたお金で安いマンションを買えば済む話だ。リタイアしているのだから駅の近くでなくていい。あえて都会で暮らす理由もない。田舎に行けば300万円でマンションを買える。

長閑な場所でゆったり余生を過ごす。老後のひとつの理想だと思う。現役時は賃貸、そして退職後は持ち家。人生の収支決算としてそれがいちばん安上がりなのだ。

「教育費」という名の「親の自己満足」に浸るな。お金をかけなくても「稼ぐ力」は育つもの

子育て世代の2大出費と言われているのが居住費(住宅ローン)、そして教育費である。教育熱心になるあまり家計が火の車になるなんて話もよく聞く。恐ろしい。

子どもにすれば、ありがた迷惑だ。親の期待を背負い、学習塾に通う毎日。なかなかのプレッシャーだと思う。でも残念なことに、頭の良し悪しはほとんど生まれながらにして決まっている。当たり前だが、費やした教育費に比例して勉強ができるようになるわけではない。

特に幼児教育(小学校就学前に施される教育)にお金をかけるのはどうかと思う。それで将来に役立つような目に見える能力が培われた子どもを僕は知らない。

もちろん徹底した幼児教育を施された子が社会人となって成功するケースはある。でもそれは幼児教育のおかげではない。幼児教育にお金を費やせるということはその家庭に経済力があったからだ。

経済力があるということはつまり、親の知能はおおむね高い。子どもはその資質を受け継いだにすぎないのである。幼児教育は関係ない。

幼児期の子どもにとって大切なのは好奇心だ。いかにそれを育むか。興味の対象が拡がれば、勝手にいろんな情報をインプットしていく。そうして将来、その子は自分の本当にやりたいことを見極める。それが稼ぐ力になるのだ。

だから幼児期の子を持つ親がやるべきことはひとつだ。教育にお金をかけることではない。子どもの好奇心の邪魔をしないことだ。 右脳開発や知育に大した意味があるとは思えない。「なんとなく良さそうだから」と幼児教室に通わせるのはやめよう。

さして裕福でない家庭にかぎって、ムキになって身の丈に合わない教育費を投入しがちだ。そうして子どもを雁字搦め(がんじがら)めにしてしまう。

稼ぐ力はお金をかけなくても培われる。お金と学びはトレードオフではない。教育費という名の自己満足に浸ってはいけない。お金のムダ遣いはやめよう。

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■BOOK:『貧しい金持ち、豊かな貧乏人 賢い安上がりな生き方80の秘訣』ひろゆき(西村博之)著 1650円(税込み)/徳間書店

■著者 ひろゆき(西村博之)
1976 年、神奈川県生まれ。1999 年、インターネットの匿名掲示板「2 ちゃんねる」を開設し、管理人となる。2005 年、株式会社ニワンゴの取締役管理人に就任し、「ニコニコ動画」の運営に携わる。2009 年、「2 ちゃんねる」の譲渡を発表。2015 年、英語圏最大の匿名掲示板「4chan」の管理人となる。現在、数多くのネットメディアに出演する、日本を代表する論客の1 人。『1%の努力』(ダイヤモンド社)、『論破力』(朝日新聞出版)、『僕が若い人たちに伝えたい 2035 年最強の働き方』(Gakken)など著書多数。


《OTONA SALONE》

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