やり手な企業する東大生。在学中に2,000万円弱稼ぐ彼らのビジネスとは | NewsCafe

やり手な企業する東大生。在学中に2,000万円弱稼ぐ彼らのビジネスとは

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やり手な企業する東大生。在学中に2,000万円弱稼ぐ彼らのビジネスとは

東京大学に通っています、さんきゅう倉田です。

たまに行く三軒茶屋のカウンターだけの居酒屋があるんですが、そこの店主の女性が「大学に通ってるんですよね?キャンパスどこですか」と聞いてきました。

「この間まで駒場で、今は本郷です」と言ったら、「大人になってから大学に行くなんてすごいなあ」と感心していました。

この話は彼女と3回くらいしていて、何度も同じ話をしてくるので、だんだん怖くなってきました。

というか、「え?!まさか東大!?」って言えよ。

▶仕事もデキる東大生

東大生もそこそこ参加するSusHi Tech Tokyo

東大生は授業にも定期試験にもインターンにも熱心なうえ、課外活動にも非常に強い興味を持っている。

SusHi Tech Tokyo(スシテック トーキョー)もそのうちのひとつだ。アジア最大級のスタートアップカンファレンスで、複数の友人が手伝っている。

そのスシテックには様々な大学から学生が参加していて、その学生たちだけでWASABIというイベントを催している。

起業家を呼んで話を聞き、学生同士でおしゃべりするイベントだ。

ぼくが参加したときは、150人以上の学生が来ていた。

▶東大生が続々参入するビジネス

滅多にない他大生との交流。企業して稼ぐ彼らのビジネスとは

お茶やジュースを飲みながら、「普段何してるんですか」などと聞き合う。基本的には大学生だが、企業をしている学生が多かった。

ここで、大学によって事業の内容が全く異なることが分かる。東大生の場合は、AIの受託開発がほとんどだ。パソコン一つでできるので初期費用がかからないし、優秀なエンジニアが大学内にそこそこいるうえ、彼らの賃金が安いから、大手のシステム開発より圧倒的に安くできる。

彼らは受託開発で、3ヶ月の検証300万円、さらに3ヶ月の開発で1500万円くらい受け取るが、大手だと1億円を超えるそうだ。その歪みに気づいた大学生たちが猛烈に参入している。

一方で、エンジニアとしてのスキルがない普通の東大生は、自分たちの強みを模索する。

ファッションが好きなら街での買い物に付き添ってコーディネートをするサービスを始めたり、とくに何もなければオンライン家庭教師を紹介したりする。

WASABIで出会った他大学の学生たちは、全員が「人を集めるビジネス」だった。

そのうちの一人にとてつもないエネルギーを感じた。彼はまず、Facebookで社長を探しメッセージを送った。「就活に興味のある大学生を集めるので、イベントをしませんか」というものだ。1000人以上に送った結果、2月の面談のスケジュールは真っ黒だった。50件のアポが取れたらしい。

そして、3月に最初のイベントがおこなわれる。

場所は社長が用意し、学生は彼が一人で集める。社長からの報酬は1回30万円だ。

▶事業に成功する若者の共通点

「30万円!?なぬっ!?」と思った。経費はかからないのに結構な額をもらうじゃないか。じゃあ、自分が同じことをできるかと聞かれたら「できない」と答える。

友人に来てもらって自分が儲けるという構図が好きではないし、よく分からない社長と取引を続けているとトラブルが発生しそうだ。さらに、SNSで不躾なメールを送ってくる企業の人にはうんざりしている。

そうやってぼくみたいにやらない理由を挙げている人は、事業で成功しないかもしれない。マーケティングは大事だが、大学生特有の愚かさと無鉄砲さが事業を成功に導くこともあるだろう。

彼はとめどなく喋る。とても流暢に自分のビジネスの話をしている。時折質問をしてきて、こちらにも話をさせてくれる。そういうコミュニケーションを社長たちは評価するだろう。とりあえず1回くらい任せてみようかと思うかもしれない。

東大内にはこのように流暢に自分の話をできる人よりも、寡黙な人間が多い。

ぼくの友人の中には、特に寡黙な人間が二人いる。

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■編集部より

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