・ちょっとした人の言動を、気に病んでしまう。
・SNSで流れてくるネガティブなニュースを見るにつけ、不安感が高まる。
・小さなことでクヨクヨしたり、イライラして人に当たってしまったりと感情の波がおさえきれない……。
上記項目にひとつでも、当てはまった方は最後まで読むべし。
生理前だからか、産後のホルモンバランスの乱れからか、更年期のせいなのか、
メンタルの不調に悩む方がいたら、ぜひ知ってほしい食事の話。
ちょっとしたことでクヨクヨ・イライラ……、それ性格ではなく、栄養不足が原因かもしれません!
今回は、YouTubeのチャンネル登録者数17万人を突破した、管理栄養士で適食アドバイザーあこさん注目の著書『これを食べれば勝手にキレイになるー「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術』(1450円+税/KADOKAWA刊)から、女性の心に効く食事についてお教えします。
情緒不安定の原因は、「亜鉛」「鉄分」不足かも! だまされたと思って「コレ」食べてみて
コロナ渦以降、メンタルに不調をきたす女性が増えています。
また、生理や妊娠・出産、更年期など、ホルモンバランスの変化により、情緒が乱れ悩む方も多いのではないでしょうか?
あこ先生曰く、
「女性は、ホルモンバランスの変化により感情的になりがち。それが栄養の損失で起こることもあるのです。とくに生理前や妊娠出産期、更年期は、体の中で栄養の「需要量」も「損失量」も増えるとき。それが原因で、クヨクヨ、イライラしやすくなることがあります」
とのこと。
そんなとき、落ち込みやすい自分を責めるまえに積極的に食べてほしいものがあるんだとか。
以下3つだけ覚えておきましょう!
1、牛肩ロースのステーキwith白米
「生理前や妊娠出産期、更年期は、女性ホルモンのエストロゲンの作用によって「亜鉛」が不足しがち。
それが原因で、ノルアドレナリンというホルモンが増加します。
これは交感神経を優位にするホルモンなので、一気に戦闘モードに。
以下、思い当たることはないでしょうか?
・自分の計画通りにものごとが進まないとヤキモキ
・人のちょっとした言動にかちん!と怒りが湧く
・子育て中の場合は、子供に怒りすぎて、「あんなに怒らなくてもよかったな」とひとり反省会
こういったイライラや気分のムラが起こったときは、自分を責めて落ち込む前にステーキで亜鉛を補給。
そしてそのおともには、パンでなくごはんをチョイスして。
白米にも亜鉛が含まれているので、イライラしがちな自覚がある方は、パンを控えてごはんを食べることをおすすめします」
2、あさりの水煮缶
「不安感はセロトニンと深い関係があります。“幸せホルモン”ともいわれるセロトニンを作るのに、必須の栄養素が鉄。
月経のある女性は男性よりも鉄が不足しやすく、生理前や妊娠、出産、更年期は特に顕著。
鉄不足が原因で、情緒が不安定になり、今までの私と違うと違和感を感じることも。鉄を効率よく摂取するには、あさりの水煮缶がおすすめ。」
3、アマランサス入りの雑穀米
「鉄分やマグネシウムの補給を、より手軽に、習慣化したい方におすすめなのは、白米に “アマランサス”などの雑穀類を混ぜて炊くこと。
私のおすすめは、農薬不使用、契約栽培の尾田川農園のアマランサス。粒が小さく、白米に混ぜても味がそれほど変わらず気にならないですよ」
そのほか無調整豆乳などもおすすめですが、非ヘム鉄で吸収率が低いため、お酢やレモンなどのフルーツ、パプリカなどの野菜やイモ類でビタミンCやクエン酸をあわせて摂取するといいですよ」
※注意ポイント! みんな大好きなあの飲み物は控えめに
※注意ポイント! 鉄の吸収を阻害する、コーヒーはほどほどに!
「コーヒーに含まれるカフェインは非ヘム鉄の吸収を阻害してしまうため、飲みすぎは要注意。4~5杯も飲むようなことは避けましょう。
また、納豆や豆乳などから朝とった鉄分の吸収が阻害されてしまうのを防ぐため、コーヒーは朝イチではなく食間に飲むのがおすすめです」
いかがでしたか? メンタルの不調に悩まされている方は、ぜひ食習慣の改善から、トライしてみてはいかがでしょうか。
あこ先生曰く、
「ヘモグロビン値を測定したことがない方は、一度健康診断などでメディカルチェックを受けることをおすすめします。今まで鉄不足傾向がなくても、貧血を指摘されることもありえます」
とのこと。
発売中の書籍では、そのほか、心身ともになんとなく不調を感じている方におすすめの食べ方が紹介されています。また食べるだけで勝手にキレイになる裏ワザとして、ズボラだし生活、手軽で続けやすいちょい足し食材、食事の満足感がアップする調味料の選び方、ポテトチップスを止める方法など、極めれば一生もののインナービューティが叶う食習慣が紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね。
>>amazonの売れ筋ランキング4部門で1位を獲得。大ヒット中の書籍がコチラ
“これを食べれば勝手にキレイになるー「甘いもの欲」が消えて身体の中から輝く食事術”(あこ著・KADOKAWA刊)
あこ
管理栄養士。適食アドバイザー。新卒で総合病院に管理栄養士として勤務し、栄養指導にあたる。その後、マクロビオティックに出合い、料理番組作成、雑誌撮影、企業講演、メニュー開発、料理教室などに携わる。産後の不調がきっかけで分子栄養学を学び、「分子栄養学×マクロビオティック」という独自の食事法を編み出し、女性専用の栄養アドバイザーとして独立。YouTubeチャンネル「あこの栄養学」は半年でチャンネル登録者が5万人以上増え、17万人を突破。