2025年大河「べらぼう」新キャスト6人発表 横浜流星取り巻く豪華俳優陣 | NewsCafe

2025年大河「べらぼう」新キャスト6人発表 横浜流星取り巻く豪華俳優陣

社会 ニュース
横浜流星(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/04/30】横浜流星が主演を務める2025年のNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の新キャスト6人が発表された。

【写真】25年大河「べらぼう」新キャスト

◆横浜流星主演「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」

本作は“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・蔦屋重三郎(横浜)が主人公。笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマを描く。今回、江戸を代表する「版元」「戯作者」「絵師」たちなど6人の新キャストが解禁された。

◆「べらぼう」新キャスト6人解禁

西村まさ彦演じる西村屋与八は、宝暦の頃(1750年代)から錦絵を手掛け、鈴木春信などの有名な絵師ともつながりを持ち、一代で江戸を代表する地本問屋となる。蔦屋と、現代の「ファッションカタログ」の先駆けとなる吉原の遊女をモデルに呉服屋とタイアップした錦絵のシリーズ「雛形若菜の初模様」を共に手掛けることになる。その後、鳥居清長らの「美人画」を数多く手がけ、二代目も含めて蔦重のライバルとして江戸の出版界を共に牽引することになる。

尾美としのり演じる平沢常富(朋誠堂喜三二)は、出羽国久保田藩(秋田藩)の藩士で、江戸城の留守居(現在の外交官)を務める。役職柄、情報交換の場として吉原に出入りすることが多く、「宝暦の色男」の異名を持つ。一方で、奇想天外な大人の童話、歌舞伎の筋書きをもじったパロディなど洒落、滑稽、ナンセンスを盛り込んだ戯作を数多く発表し、また手柄岡持(てがらのおかもち)という名で狂歌も発表。流行作家として一時代を築く。のちに蔦重にとって最高かつ最大の協力者となる戯作者。

橋本淳演じる北尾重政は、本屋の息子として生まれ、本に囲まれた環境で育ち、絵師としての才能を開花させる。門人も多く、喜多川歌麿(染谷将太)を弟子のように育てたとも言われる。美人画、役者絵の絵師として人気を誇る一方で版本挿絵の仕事も晩年まで続け、蔦重出版物の多くに関わることとなる。蔦重との最初の仕事は「一目千本」。

芹澤興人演じる小泉忠五郎は、蔦重が吉原細見の改め(最新の情報を収集し、それを元に原稿の編集作業を行うこと)の仕事を始める以前から改めの仕事を請け負っていた。その後、版元として吉原細見「松のしらべ」などを出版する。蔦重が吉原細見の仕事を担うようになってからも競い合うように改めの仕事を続けることになる。

本作で大河ドラマ初出演となる水沢林太郎。演じる留四郎はとあることがきっかけで、次郎兵衛(中村蒼)が主の五十間道の「蔦屋」で蔦重とともに働くことになる。蔦重の義父・駿河屋(高橋克実)は身寄りのない男子を集め、店の若い衆として奉公させている。

里見浩太朗演じる須原屋市兵衛は、日本橋の中心地に店を構え、漢籍や学術書、辞典などを扱う本屋の商人でありながら、平賀源内や杉田玄白が書いた新しい本を数多く出版する個性的で革新的な版元(出版人)。幕府の弾圧を逃れながらも「解体新書」や「三国通覧図説」など「世の中を変える本」を次々と出版する挑戦的な版元である。(modelpress編集部)

◆西村まさ彦コメント

西村屋与八は、賢く抜け目がない人物でありながら、彼独自の倫理観と正義感を持っています。時には狡猾さをもって物事を運んでいく手腕も、この役の魅力的な要素です。この役で私が特に表現したいのは、彼の内面の葛藤と、外界に対する彼の影響力の繊細なバランスをどのように表現するかが、演技の中で一つの挑戦となります。この作品において、蔦屋重三郎役を演じる横浜流星さんをはじめ、すべての共演者との仕事が非常に楽しみです。キャストの皆様も各々が個性的で才能あふれる演者たちばかりです。それぞれの役者が持ち込む独自の解釈と演技スタイルが、「べらぼう」の世界において、お互いを刺激し合いながら、視聴者にとって忘れがたい作品にすることに全力を尽くしたいと考えています。(「眩〜北斎の娘」で西村屋与八を演じていたことについて)もう一度きちんとこの役と向き合えということなのだと思います。身が引き締まる思いです。

◆尾美としのりコメント

江戸留守居役で戯作者。若い頃から吉原通いをしていたなんて、とても魅力的な人物だったのでしょうね!そう見えれば良いなぁと思います。共演が楽しみなのは横浜流星さんです。一緒のシーンが多そうなので。「麒麟がくる」では大切な鷹達を毒殺されて逃亡する役でした。今回、注目して見て欲しいのは蔦重と共に楽しく良い世の中にしようと努力する様ですかねぇ。

◆橋本淳コメント

残っている文献や重政の人物について語られているものは少ないものの、調べれば調べるほどに興味深い人物です。どんな人相手でもフラットに接し、自身の利益よりも面白いことへの探究心を優先する印象があります。人と人をどんどん繋げ、前へ進む求心力や推進力に魅力を感じます。上方から江戸文化へ、まだ見ぬ未踏の地を「おもしれぇじゃねぇか」と躊躇することもなく、仲間たちと共に踏みしめていく姿、その気概を背負いたいと思います。本屋の長男として生まれましたが、その家業を継ぐことなく、独学で絵を学び浮世絵師となり、さらには俳諧や書も学び、とても広い教養のある人物。この人の元には人が集まり、多くの人物にも影響を与えています。そんな人の瞳が見つめる深度、世相や人を見通す視野の広さ、重政が見ていた情景を隣で見られること、そしてその隣を歩ける貴重な時間を、大切に必死に過ごしていきたいと思います。

「軍師官兵衛」以来、2度目の大河ドラマ。もちろん緊張もあり、高揚もありますが、まずは楽しんでその人物・時代を生きる人として、スッと存在できたらと思っています。役への貢献、作品と向き合う姿勢、集中力の高さ、どの作品を見てもストイックに真摯に役と向き合っている横浜流星さんとの共演がとても楽しみです。蔦重や絵師の皆と共に過ごす時間が多くなると思いますので、当時の江戸文化を世に弾き出していった面々のように、切磋琢磨しつつ、自由で創造性で満ちた現場になればと思います。魅力的な共演者ばかりで、森下さんが描く素晴らしい世界を縦横無尽にそれぞれが駆ける姿を、ひとり想像しているこの時間がとても幸せで、実際に動く姿を早く拝みたいと、今か今かと楽しみにしています。

今回描かれる時代ですでに活躍しているところからのスタート。たしかに重圧もありますし、どうしようかと思っている部分も正直あります。しかし、重政自身は自分が売れている、人気があることに意識を向けるよりもきっと、より美しく、より新しく、より面白く、と目の前のものを描く楽しさ、広がっていくことに高揚し、スピード感を持って挑んでいたのだと思います。人気であることは周りが決めることで、きっと渦中の本人は歩いてきた軌跡よりも、今現在さらには先の見えない未来を必死に見据えていたことを思うと、そこに縛られずに心の底から様々なことに感動していくことが大切なのではないかなという思考になりました。その共振した姿が、結果、魅力的になるように、自然と人が集まる人物になるように、誠心誠意、江戸の町を自由に生き抜きたいと思います。

◆芹澤興人コメント

大河ドラマの現場は独特の緊張感があり、いつも身が引き締まります。その空気感をまた体験できることが嬉しいです。この時代の掟や慣例に対して、どの程度意識的に従っているのか、もしくは無自覚に従ってしまっているのか、そのさじ加減が小泉忠五郎を演じる上での命綱になる気がしています。いずれにしても、すごく真面目な人物だなという印象を持ちました。その上で、横浜流星さん演じる蔦屋重三郎との対比、抽象的な表現になってしまいますが、似て非なる立場から物事を見た時の「解像度の違い」を表現できたら、忠五郎も蔦屋重三郎も、より魅力的になる気がします。それを通じて横浜さんと蔦重の背中を押せるように頑張りたいです。現場でお会いすることを楽しみにしています。また、渡辺謙さん演じる田沼意次の領地が静岡県牧之原市にあったことで、地元の方々が大変盛り上がっていると聞いています。静岡県の出身者として、大河ドラマ「べらぼう」を一緒に盛り上げていけたら嬉しいです。

◆水沢林太郎コメント

大河ドラマや時代劇の経験がない僕が「べらぼう」に参加させていただけることに驚きと喜びを感じています。留四郎は、歴史上に存在しない人物なので「べらぼう」の世界観から大きく逸脱せずに、皆様から愛されるよう精一杯、心を込めて演じていけたらと思っています。蔦重・横浜流星さんや、次郎兵衛・中村蒼さんからお店を任されている身でもあるので、まずは一緒にお芝居をさせていただく際は、僕自身、安心感のあるお芝居を心掛けていきたいと思っていますし、先輩方から沢山のことを学んでいけたらと思っています。丁寧に、そして愛されるように、最初から最後まで、留四郎らしく演じることができるように頑張っていきます。沢山の方に、より多くの世代の皆様に観ていただけたらと思っています!

◆里見浩太朗コメント

「どうする家康」に続き、「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」とまたまた大河ドラマにお声をかけていただき大変喜ばしく思っています。大河ドラマとして久しぶりに町人物の物語。日本の文学や文化、出発点に光を当てる作品だと期待しています。登場人物も長年、時代劇の中で生きてきた私にとっては見覚えがあるというか聞き覚えがあるそんな人物がたくさん登場します。そんな人物を、それぞれの俳優たちがどのように演じてくださるのか他人事のように楽しみで心がワクワクします。

私が演じさせていただく、須原屋市兵衛?はさてさて今の世の中で言えば古い大きな骨董屋の主人と東大の文学部の教授を合わせたような人物といったところでしょうか?とにかく今は頭の中はいろいろなことがぐるぐる回転しています。横浜流星さんはまだ一度もお会いしたことがありませんが、今まさに光輝く星、若さと二枚目ぶりを大いに発揮して、ファンの皆様、視聴者の皆様を魅了していただきたいと思っています。私も早く芝居で絡む日を楽しみにしています。皆様どうぞよろしくお願いします。

◆「べらぼう」ストーリー

18世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。血のつながりを超えた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業を始める。折しも、時の権力者・田沼意次(渡辺謙)が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんに使った書籍でヒット作を次々と連発。33歳で商業の中心地・日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。

蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる…。蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う。命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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