アンガールズ田中卓志、“港区女子にブチギレ事件”回顧「嫌でした」結婚生活での不運も明かす | NewsCafe

アンガールズ田中卓志、“港区女子にブチギレ事件”回顧「嫌でした」結婚生活での不運も明かす

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
田中卓志(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/08/31】お笑いコンビ・アンガールズの田中卓志が31日、都内で開催された自身初のエッセイ集『ちょっと不運なほうが生活は楽しい』刊行記念囲み取材に出席。“港区女子にブチギレ”したエピソードなどについて語った。

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◆アンガールズ田中、“港区女子にブチギレ事件”回顧

本作は「ベスト・エッセイ2022」に選出された母とのお弁当の思い出や、「出会っていなければ僕はお笑い芸人にすらなっていなかった」とまで語る相方・山根良顕とのこれまでの歩み、そして港区女子にブチ切れた「五反田ティーパーティー事件」など、田中の日々が詰まった1冊となっている。

執筆で最も大切にしていたことを問われると「締め切りを落とさないことですね(笑)。それが一番怖くて。最初に受けるときに『俺書けるかな?』と思って、それが怖かったのが一番最初だったんですけど。だからこのエッセイの連載を始めるっていうときに、先に5個ストックを作ってからスタートしたんですよ」と明かし、「じゃないと、年末とかテレビの仕事が忙しくなったら、締め切りを落としちゃうと思って。1年半の間にちょっとずつストックが無くなっていって、最後の最後1年半でラスト1個(のストック)を使って間に合ったので、ギリギリでしたね(笑)。自分の実力的には保険をかけておいてよかったなっていう感じですけど。無事ちゃんと連載を終えて本にまでいったので良かったと思いますね」と話していた。

「締め切りは落としてません!若手作家がそんなことするわけにはいかないんでね。ちゃんとやりましたね」と強調した田中は、人生で一番楽しかったことと辛かったことを問われると「一番楽しかったことはどれだろうなあ?あ、結婚ですか(笑)?結婚の話も確かに書かせてもらっているんですけども、結婚に関しては『うまくいくかなあ』っていう不安とかの方が大きかったかなあ。やっぱり慣れてないもので、プロポーズをやるとか、そういうこととかも書いているんですけども、それも難しかったという。楽しかったことは…そうですね…んー。え、楽しかったことはあんまり書いてないな(笑)」とぶっちゃけ。

それでも「なかなかそういうことはないんですけど、某牛丼チェーン店で起こった不思議なおじさんとの関係とか、こういうのは書いていて楽しかったというか。ちょっと不運なことが起きるんですけど、ネタみたいな、お笑いのネタみたいなストーリーになっているので。リアルに起きたことなんですけど、そうなっているので、それは楽しかったですね。自分で書いていても、こういう楽しさあるんだって、そういう感じでしたね」と語った。

「辛かったのはけっこうあるんですけど」という田中は「港区女子とトラブルになった話。これはけっこう嫌でしたね。なんで港区女子がチヤホヤされているのかいま自分でもよくわかんないんですけど。世の中の人がなぜああいう方たちを崇めるのかが(笑)。そういう人とのトラブルとか。あとは高校時代にちょっといじめられた話とかを書いているんですけど、こういうのは今の時期とか夏休み明けとかに、ちょっと不安に思っている子たちに読んでもらいたいなとかいう感じで書いていたりもしますね」と発言。

さらに「ヤンキーに絡まれたとか、そういう話も多いです。僕はちょっと見た目が冴えないみたいな。あと芸人だったら、きもキャラみたいなのもやったりしているうちに、なかなか普通の人じゃ遭遇しない、なかなか酷い目に遭ってきているんですよ(笑)!それを何とか笑いにできるようにエッセイにしているので。そういう俺の人生の普通の人じゃ体験しないものを疑似体験できる意味でも、こういう本は読んでいただければなと思って。『え?マジで?嘘じゃない?』と思う瞬間あると思うんですけど、全部本当なので。世の中にやばい奴が多いっていうのがわかる(笑)」と力説していた。

◆アンガールズ田中、結婚生活での不運も明かす

結婚生活における不運があったか問われた田中は、結婚してすぐの時期にワイドショーで放送された自身のプロポーズの再現VTRに触れ「化け物みたいな声にされていたんですよ!それが『なにこの感じ?』っていうことで、夫婦で笑っていたんですけど、『こんな声してるかな?』みたいな感じはありましたね(笑)」と回想。

新婚生活で幸せを感じる瞬間を聞かれると「家に帰って、『今日こういうことがあったんだよ』みたいなことを話せるくらいが、『意外とこれはいいもんだな』って思いますね。人と共有するというか。それだけで充実しているなみたいな感じ。笑ってくれたりね。『今日これが上手くいかなかった』っていう話もすると、すごくありがたかったり。楽しいですよ。家に帰って人がいると思うだけで、もう楽しいですね(笑)。今まではシーンとしてたんで。すべった時とかね、特にありがたいですね。『~~~ですべったわ』って言って『ああ、そうなんだ』って言ってもらえるだけでいいんだけど、今までは滑った日は…時間で何とかしていただけなので。これが意外とすっと消えるっていう、そういう感じはありますね」とポジティブな変化を明かした。

◆いじめを経験したアンガールズ田中、子供たちにメッセージ

また、いじめを経験したことを踏まえ、新学期を迎える子供たちへのメッセージを求められると「いじめを受けていてちょっと辛いっていう状況の人であれば、絶対にこの学校が全てではないっていうところはまず言ってあげたいというか。人生は長いから、どこかで辻褄を合わせていく瞬間っていうのはあるので。辛くなって自分的にぎゅってなっていくくらいだったら、一回時間を空けるのも一つの考え方かなとは思います」とエール。

いじめに悩んでいない学生に向けては「『呼び出し先生タナカ』をやってたら、ちょっとおバカな方とかね、たくさんいらっしゃるんですけど、みんな後悔しています(笑)。勉強しておけばよかったですと。最近つるの(剛士)くんとかも会ったんですけど。『ヘキサゴン』とかで一緒だった。今必死に勉強しているんですよ。『ヘキサゴン』に出てたスザンヌちゃんとか。結局大人になって勉強するんだったら、いま勉強する時間がたくさんある小中学生高校生、今のうちにやっておくと、無駄な時間にならないかなって」とアドバイスした。

また「そういう時間を、社会的にいま与えてもらっているというか。親御さんが頑張って、勉強に集中してとか運動に集中してとかやってくれているので。そういう意味でも勉強した方がいいですよ(笑)。おバカタレントにだけは、ちょっとね(笑)。まあ番組を見て下さい!けっこう恥をかくので(笑)。そういう感じを笑ってくれればいいんですけど。今の学生たちはね。でも本人たちはけっこう必死に『今度こそ当ててやる!』ってやってくれているので。ぜひ皆さん勉強して、呼び出しされないようにしてください」と呼びかけていた。

◆相方・山根からの反応は?「感想を待ってます!」

エッセイに対する相方からの反応に関しては「山根はね、僕本は渡したんですけど、感想はないですね。山根は俺が出ているテレビとか見ないんですよ!あいつ、どうかしてるよね」とぼやきながら、山根の妻と子供が英語留学していることに言及。

「そことのつながりをリモートでするために、奥さんが見ているドラマを山根が見ておかないと怒られるらしいんですよ。やれ『VIVANT』がどうこうとかいうのを見て。『なんで『VIVANT』を見てないの?』って言われるらしいです。山根が『知らない』って言ったら『結婚する前の付き合っていた頃は、そういうの見てくれてたよね』とか言われるらしいんですね(笑)。だから、たぶんそっちに忙しいんだと思います。僕は家庭の方をまず大事にしてくれと思うので、余裕ができたらこっちのエッセイの方も。感想を待ってます山根!」と白い歯を見せていた。(modelpress編集部)

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