デスク「民放各局の4月ドラマの最終回視聴率の順に見てるけど、低迷から脱せられないフジテレビといえば、鳴り物入りで期待が大きかったあのドラマ。寂しい結果に終わったな」
記者「1ケタ台の、9・3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)で終わったのが、福山雅治(47)主演『ラヴソング』(フジ系)。岡田将生(26)、松坂桃李(27)、柳楽優弥(26)が共演の『ゆとりですがなにか』(日テレ系)の最終回も同じ数字で終了でした」
デスク「フジ月9『ラヴソング』は気の毒なぐらい散々な評判だったけど、オイラ的には音楽面で楽しかった。名曲『500マイル』が今も耳から離れない」
記者「ヒロイン役の新人シンガーソングライター・藤原さくら(20)のプロモーションドラマなどとも言われましたが、歌のうまさには誰も文句をつけられないでしょう。今後のライブチケットはすでに完売だそうです」
デスク「ラストはもうちょっと結婚式シーンが見たかったな。式の途中で雨が降ってきたはいいけど突然、手術を控えたヒロインの顔を、血を連想させる赤で染める色彩演出っていかがなものかと」
記者「煽りのホラー演出に違和感を抱いた視聴者は多かったようです」
デスク「だよな。不愉快だった」
記者「『ラヴソング』は全10話の平均で8・5%。10%超えは初回だけでしたが、6-7%台で低迷したのを最後は9%台に取り戻したのは福山ファンの意地のおかげかも」
デスク「で、『ゆとり-』の方はオイラの好きな宮藤官九郎(45)の脚本だから、早すぎるセリフについていけないながらも楽しんだ」
記者「荒唐無稽ながらも、時にハッと同感するリアルなセリフが印象的でした」
デスク「はは。ゆとり世代の君もそう思ったか。たかがドラマ、されどドラマ・・・の醍醐味だね」
記者「あんまり、ゆとりゆとりって言わないでくださいよ!」
デスク「あとは…中谷美紀(40)主演『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系)が9・0%か。オイラは好きなドラマだったけど、尻すぼみの面はあった」
記者「初回は10・3%でスタートしましたが、1ケタと2ケタをうろうろしてのフィニッシュでした」
デスク「これはねぇ、恋愛マニュアルはまったく参考にならないとして、ガラにもなく高校生時代を思い出しちゃったよ」
記者「SKE48の松井珠理奈(19)の制服姿はお宝ものです、はい」
デスク「無視するよ。僅差が黒木華(26)主演『重版出来!』(TBS系)で、8・9%だった」
記者「マンガ業界が舞台の地味な作品でしたが、人間群像劇としても面白かったですね。劇中のマンガは何気にプロ勢の書き下ろしで、実は豪華だったという…」
デスク「個人的には坂口健太郎(24)が良かったな。去年の『コウノドリ』(TBS系)で誰だろ?って思って、前クールの『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジ系)でヤバイかも?って思って、今作と同時進行のNHK朝ドラ『とと姉ちゃん』で、すげー全然違う役作りじゃん!って、惚れた」
記者「『重版出来!』では幽霊社員からの脱出ぶりに好感度をぐんぐん上げていますね」
デスク「人材発見もドラマの面白いところだよね。残るは1ケタ台うろうろで終わったのが、福士蒼汰(22)と土屋太鳳(21)共演『お迎えデス。』(日テレ系)が、7・2%と健闘ラインだったかな」
記者「初回のみ2ケタの10・3%でしたが、ラストは感動的でした。これもスペシャルでいけそうですね」
デスク「うん、見たいね。残る松下奈緒(31)主演『早子先生、結婚するって本当ですか?』(フジ系)は、5・2%。初回6・8%に始まり、4%-6%台をさまよってたけど、地味に面白かったよ」
記者「個人的には松下の妹役・川栄李奈(21)に拍手喝さいです」
デスク「あぁ、確かに。朝ドラでもいいポジションだったね。主役でなくてもイケるってか、無理に主役でない方がいいかもね」
記者「そして最終回視聴率最下位は、芦田愛菜(12)とシャーロット・ケイト・フォックス(30)共演『OUR HOUSE』(フジ系)。まさかの3・3%でした」
デスク「これ、やっぱり噂どおり打ち切りだったの?」
記者「ですね、全9話で5%超えたのは3回だけ。公式サイトと公式ツイッターの最終回予告がめちゃくちゃで、現場の混乱がありありで、数字も中身もワースト確定でしょう」
デスク「ふーん。ただ、芦田を含めて、加藤清史郎(14)とか濱田龍臣(15)とかの、いわゆる子役たちの成長が見られて楽しかった。これもドラマを見る楽しみのひとつだ」
記者「あ、デスクが嫌いな2世俳優についての出演エピソードを話すのを忘れました」
デスク「ぷっ。次の作品に出てこれたら、じっくり話そう」
《NewsCafeゲイノウ》
page top
