デスク「10月に入ってそろそろ、年末の動きが気になってきたな」
記者「そう、大みそかのNHK紅白歌合戦ですね」
デスク「今年は司会から、ジャニーズ勢が退くっていう話だし、誰が司会をやりそうなの?」
記者「ズバリ、演歌界の大御所、北島三郎(78)でほぼ確定でしょう」
デスク「歌手としては紅白引退したはずのサブちゃんってか」
記者「SMAP・中居正広(43)や嵐を含め、9年連続でジャニーズタレントが司会を担当したことに、さすがの視聴者もうんざりして、『なぜ司会はジャニーズばかりなんだ。NHKは裏金でももらっているのか?』と苦情が殺到していましたからね」
デスク「そりゃそうだろうよ。でも、なんでサブちゃんなの?」
記者「視聴者から『サブちゃんがいない紅白はつまらない。何とか出してくれないか?』という投書が老人たちから山のように来たんです。最近のNHKは視聴者の意見を極端に重視しているので、北島に相談したところ、だいぶ迷ったようですが、最後は大役を引き受けたようです」
デスク「つまり、NHKは話題作りのために投書という武器で大御所を引っ張り出した、と?」
記者「そう。去年は映画『アナと雪の女王』が大ヒットして主題歌を日米で歌い比べたり、中森明菜(50)が中継で出演したりとハイライトがたくさんありました。しかし、今年はまだ目玉となる企画が予定されているわけじゃない。だから北島を全面に出して、視聴者の半数以上を占めるお年寄りを喜ばせたいんです」
デスク「NHKの戦略は分かるけど、彼は年齢も年齢だし、本当に司会を任せて大丈夫?」
記者「そのため、『夏の紅白』といわれる『思い出のメロディー』の司会に起用したのです。その司会ぶりは局内でも評価が高く、平均視聴率も14%を超えるなど、数字面でも合格だったんです」
デスク「にしても、ジャニーズ事務所はどう見ているの?」
記者「意外にもすごく喜んでいましたよ。ライバル事務所の若手タレントが司会をしたらジャニー喜多川社長(83)は激怒したでしょうが、彼は昔からサブちゃんの大ファン。『サブちゃんが元気なうちに最後の花道を作ってあげてほしい』とNHK幹部に進言したそうです」
デスク「北島にジャニーさんが恩を売ったとも見えるな」
記者「それもありますが、紅白の新しいプロデューサーは演歌が大嫌いで、北島起用には反対したはずです。しかし、それがジャニーさんの意向であれば、今後の長い付き合いも考えて受け入れるしかないというのが真相です」
デスク「当然サブちゃんも歌うんだろうけど、従来の紅白に戻るような気がして中高年にはうれしいぞ」
記者「(もう老人じゃないですか)…」
デスク「何か言ったか?」
記者「いや、別に…」
《NewsCafeゲイノウ》
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