先日発表された今年2月期の決算で、セブン&アイ・ホールディングスはグループ全体の売上高を10兆円の大台に乗せた。これは日本の小売りでは初であり、その躍進を牽引しているのは、もちろんコンビニ最大手・セブンイレブンである。コンビニ業界トップを独走するセブンイレブンがドーナツ市場に参戦すれば、他社ももちろんドーナツ販売開始。さらに2位ローソンは佐川急便と提携、3位ファミリーマートは業界4位のサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングスと経営統合…。2015年はコンビニ業界大変動、大激戦の年となっている。
そんななか、やはり核となるのは"コンビニを利用するきっかけになるサービス"だろう。特定のサービスを目的に来店した客が、そのついでに商品を購入する流れこそがコンビニの強みである。NewsCafeでは「コンビニで便利だと思うサービスは?」というアンケートが実施されたようだ。ランキングとともに寄せられた声をご紹介しよう。
※回答総数…814件
【1位】公共料金支払い(39.4%)
■忙しくて、いちいち郵便局開いてる時間に行けないからコンビニで支払えるのは非常に助かる![女性/20代/会社員]
■公共料金・自動車税・通販の支払いはコンビニ。ポイント付くものもあるし。[女性/30代/主婦]
■郵便局で30分以上待たされるところが、コンビニでは2分で済む。時間とお金の節約ができる。[男性/30代/自営業]
【2位】トイレ(16.6%)
■遠出の際に駐車場とトイレが使えると助かる。しかもコーヒーもあるし。[男性/40代/自営業]
■仕事の途中でよくお世話になります。非常に助かってます。[男性/40代/自営業]
■外出中に、トイレに行ける場所はコンビニくらいしかないから、あちこちにあるコンビニは貴重。[女性/20代/その他]
【3位】銀行のATM(16.5%)
■銀行や信金を探さなくていいのはありがたい。[女性/30代/会社員]
■24時間使える。[男性/50代/会社員]
■手数料が3回までしか無料ではないのが残念ですが…。[男性/50代/その他]
【4位】各種チケット購入(9.6%)
■昔はいちいちチケット屋さんに買いにいかないといけなかった。しかも人気物だとすぐに完売…。最近は野球などのスポーツのチケットを良く買いますが、楽になったなぁと今でも思いますよ。[男性/40代/会社員]
■公共料金の支払いや通販の支払いできるのもとても助かってますが、一番有り難いのは長距離高速バスの支払いや劇のチケット支払いができることですね…私にとっては。[女性/30代/会社員]
■高速バスのチケットが近くで購入できて便利。[女性/50代/会社員]
【5位】宅急便の受注(3.7%)
■宅配便の事務所に行くのは大変だし他にもネットで買った物も郵便局まで行かなくても良いのは非常に助かる。マジでコンビニはたくさんの意味で無くては絶対困るもの![女性/30代/会社員]
■留守がちだから、持ち込みはともかく、受け取り出来るのが便利。[男性/50代/専門職]
■あとAmazonとトイレも![女性/40代/専門職]
そして6位以下は【コンビニコーヒー(3.1%)】【郵便代行(2.5%)】という結果に。
4割近くの票を集めての1位は「公共料金支払い」という結果になった。確かに、振込みのためだけに郵便局や銀行へわざわざ行くのは億劫だ。買い物ついでの振込み、振込みついでの買い物で、店も客も助かるというものである。また、曜日や時間を気にしなくていいところも大きなメリットだ。
選択肢以外にも「24時間営業が何よりのサービス!」「一番使うのはクーポンが発行できたりポイントを電子マネーに交換できたりする各コンビニごとのサービス端末」「タワレコのセブンイレブン受取サービスが超便利。フラゲは最速朝7時から可能だし、深夜でも受け取れる」「コピーとファックス」「あるだけでも便利なもの。買い忘れがあったら、後で買い足せるから」「ひとつにきめられない。ほんとに助かります」など、多くの声が寄せられた。
多様化する現代人の生活に合わせ、進化を続けるコンビニ。物騒な世情においては"常に人目がある場所"としての存在もありがたいものである。
[文・能井丸鴻]
《Newscafeアンケート》
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