慢性バター不足…「こんな時こそ譲り合い!」9割超 | NewsCafe

慢性バター不足…「こんな時こそ譲り合い!」9割超

ビックリ ニュース
農林水産省は今月4日、品薄になっている家庭用バターについて、大手乳業メーカー4社がまとめた対応策を発表。飲用や生クリーム等の原料に予定していた牛乳をバターに振り向け、今月の家庭用バターの供給量を先月比33%増の1846トンにするとした。
この"バター不足"、実は今に始まった話でもない。日本では2007年末頃から、バターの原材料である生乳生産量の減少により、バター不足が慢性化。その大きな原因には、それよりも前に問題になっていた"牛乳余剰"を回避するための「生産調整による乳牛削減」がある。
乳牛は生き物…簡単に数の調整がきくものではなく、牛を手放した国内の酪農家が廃業するケースが相次いだ。酪農家はこの10年で約1万戸減少、安定量の供給が難しい状態が続く中、今年のクリスマス時期や年末年始のバター需要で注目度がさらに高まった…というわけだ。
NewsCafeのアリナシコーナーでは「バターを買いだめしている?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…7.4%】
■今バターが品薄だから店にほとんど置いてない。見かけたら必ず買う。
■よく手作りケーキやパイ、タルトやクッキー、パンを作るので。
■買い占めはしないが、ある時に1個ずつ買ってる。
■ごめんなさい。売ってるの見かけたら、とりあえず買います。
■ためる…ではなく常備しているかな。
■傷まない程度に。あまり買いだめしても腐敗しちゃう、もったいない!
■バターの値上げがされる前に買いました。
■バターは冷凍できるので季節に関係なくストックしてます。
■買いだめというか夏に買ったのが冷凍庫にずっとある。
■特売の時に買ったのが使い切れないからたまっただけだけど。

【ナシ…92.6%】
■マーガリン派だし。
■朝パンを食べないし和食が主なので必要なし。
■一般家庭で大量に必要ないでしょ。
■バターが品薄なのに買いだめするな!! 他の人のコトも考えろ!!
■お店からなくなってきているのに気付くのが遅かった…。
■酸化しやすくまずくなるのが嫌で買いだめしない商品No.1。
■近所のケーキ屋がスーパーでごっそり買い占めてた。
■迷惑です!!
■本当。売ってないよね。
■仕事の使用は仕方がないが家庭では代用か節約で乗りきろう。

結果は【ナシ派】9割超と圧倒的ながら、両派のコメントの温度差は激しい様子。【アリ派】には「お菓子作りが趣味だから」「パンを作るから、見かけたら買う」などの意見が多く、一方の【ナシ派】では「バターはまったく使わない」「はあ? 買いだめするほど?」という声が最多だった。ほかに「変だな、こっちのスーパーでは普通に売ってるけどな」「今、探してるけど…どこにも売ってない…」など、地域、店舗による流通量の差も感じられる。
余談だが、先日ついに拙宅近所のスーパーからもバターが消えていた。製菓の趣味はないため、バターは切らしたら買う程度だが、ないとなると案外不自由するものだ。パン食の日はもちろん、ソテー、ムニエル、バターライス、たらこスパ、じゃがバターにホイル焼き…乏しいレパートリーのなかにもバターの大切さを思い知った。コメントにもあるように、むやみな買い占めは何卒お控えを…。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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