ちりも積もれば…8割超が「10円でも拾う!」 | NewsCafe

ちりも積もれば…8割超が「10円でも拾う!」

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警察庁発表の「遺失物取扱状況」によると、昨年一年間に受理された拾得届の件数は338万5346件。拾得上位品目は、1位が「衣類」17.1%、2位は「かさ類」11.3%…ここまでは想像がつく。だが今回注目したいのは3位以下の品目だ。なんと「証明書類」9.6%、「財布類」9.6%、「有価証券類」8.7%と、"グッと金目の雰囲気"のアイテムが続くのである。いったい世の中の大人はどれほどうっかりしているのか、拾得現金の総額は31億6288万9322円だというから驚かされる。
しかし、拾った人の都合や労力を考慮すると、警察に届けられる現金は「ある程度まとまった額」であると想像できる。それが1000円なのか1万円なのかは人によるだろうが、10円を届ける人は珍しいと考えていいだろう。
つまり世の中には、この現金総額に加算されていない10円玉たちが溢れている…。NewsCafeのアリナシコーナーでは「10円は拾わない、アリかナシか」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…18.1%】
■なんかいやしい。
■拾いません。労力に値しない…。
■拾いたい気持ちはあるが、周囲の目が…。
■落ちてる物は衛生面が気になるから拾いたくない。
■落とした人か、誰かが拾うだろうと思って。
■眼が悪いので、見えない。
■見つけることもないんですね、人が歩かない田舎だから。
■拾う拾わない以前に落ちているお金を見ない。
■場所による。
■多分、蹴ると思う。

【ナシ…81.9%】
■10円でもお金はお金。たとえ1円玉でも拾います。
■お店なら店員さんに、病院なら受付に届けます。
■ギザ十かもしれない!
■拾ったら届けるが正解、財布に入れたら犯罪。
■自分自身が落とした10円玉だったりして…。
■貧乏人は見栄っ張りだから恥ずかしくて拾えない(笑)。
■小銭を拾うのも仕事の内の職業で~す!
■拾ってお賽銭箱へ。
■10円を馬鹿にする奴は10円に泣くのだ(笑)。
■お金ですよ!

結果は【ナシ派】8割と圧倒的だ。"一銭を笑うものは一銭に泣く"のことわざに従い「1円だって拾うよ」「お金はお金」という声が多数寄せられている。また先にも述べたとおり、ある程度のまとまった額となれば警察に届けることになる。拾うか否かの選択肢、拾った後の選択肢が発生するのは、小銭程度の額までだと言えるだろう。
【アリ派】からは「すごい猫ババ率(笑)。釣銭口がある度に手を入れてチェックしてそう(笑)」と揶揄するコメントも寄せられてはいたが、案外多かったのは「見つけられないからアリ」「目が悪く、見えないからアリ」という意見だ。実は筆者もそのクチで、丸めて潰されたチリ紙と100円玉を見違える始末である。"落ちている小銭"を発見した人は、それも天恵と受け止めていいのではないだろうか。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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