"体の冷え"が多くの病に繋がることは広く知られている。基礎代謝の低下、免疫力の低下、自律神経の乱れ、内臓の働きの低下、うつ傾向…昔から「冷え症は万病のもと」と言われるとおりだ。
そして日常生活の中で最も簡単に体を温める方法は入浴であり、「湯船につかる入浴」と「シャワーだけ」では、健康面に雲泥の差が生じることもまた、誰しもご存知だろう。
とはいえ、こう毎日暑くては湯船になどつかっていられない…という人も多いはず。NewsCafeのアリナシコーナーでは「夏はお風呂よりシャワー?」という調査が実施されたらしい。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…60.8%】
■湯船に浸かるといいのはわかってるけど暑くて…。
■電気代を考えて、なるべく光熱費を抑えたいので。
■風呂って意外と体力使って出たらクタクタ。
■お湯に浸かったら汗がひかない。夏の入浴は汗を洗い流すため。
■猛暑続きだと水に近い温度でザーッと一気に洗い流す。
■家族が多いので湯船が汚くなる=つかりたくない。体には悪いけど。
■具合が悪くなっちゃうんで…。
■そして何回も浴びる。息子のメントールBODYソープも拝借。
■お風呂は血圧変化が激しいから年中シャワーが多い。
■一年中シャワー!
【ナシ…39.2%】
■シャワーじゃ、一日の疲れが取れない! 湯舟にゆっくりつかります。
■夏も意外と身体冷えてたりするから。温めのお湯で身体温める。
■専門医が、シャワー派は浴槽派に比べて免疫力が落ちると説いてた…。
■アンチエイジングの為にお風呂に入りデトックスしますよ。
■熱中症や体臭対策で汗を出して流してます。
■38のお風呂に好きな入浴剤入れて…極楽です!
■そういう日もあれば、ザブンとつかりたい日もある。いろいろですヨ。
■自分の健康のために、家族のために、湯につかります。水道代より健康代。
■夏もゆっくりお風呂に浸かりたい! 気持ちが良いよ(笑)。
■シャワーがない。
結果は【アリ派】6割超。「体に悪いと思いつつ…」と前置きするコメントも多かったが、水道・光熱費を抑えるため年中シャワーのみという回答もあり、予想以上に票が伸びている。
湯船につかるメリットとしては、リラックス効果はもちろんのこと、血行促進や静水圧による引き締め効果などをよく耳にする。さらに、血栓を溶かすために備わっている"プラスミン酵素"が入浴の温熱効果で増加するという説もある。脳梗塞や心筋梗塞の予防にも繋がるというわけだ。
湯の温度は夏なら38~40程度、冬なら41程度が良いと言われている。夏場の湯船が鬱陶しければ低めの温度で、毎日入るのが億劫であれば曜日を決めるなどして、湯船につかることを習慣づけてみてはどうだろうか。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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