バレンタインデー、悲しい発祥秘話 | NewsCafe

バレンタインデー、悲しい発祥秘話

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【St. Valentine's day】 男女の愛の誓いの日、プレゼントを手渡し恋愛を成就させる日

明日2月14日は、浮かれ女子、期待男子が待ちにまったバレンタインデー。
バレンタインデーに隠された涙なくして語れない悲しいエピソードをご存じですか?

2月14日は、バレンタインデーのきっかけとなった聖バレンティヌスが殉教した悲しい日なのだ。
西暦270年頃のローマ帝国ではキリスト教はさまざまな弾圧下にあった。中でも皇帝は特に強い権力を誇示しており、強大な帝国をつくるため、兵士の結婚が禁じられていた。
ここで愛の聖人「バレンティヌス」の登場だ。迫害の中でも信仰を捨てることなく兵士の結婚を取りまとめ、この勇気ある行動に多くの庶民らは彼を讃えた。
しかし、この行為が皇帝の逆鱗に触れ、処刑される。その日が2月14日、現在のバレンタインデーとなる。
その後、17世紀もの間を紆余曲折し、愛を伝える日となったのだ。

■日本のチョコレートを贈る文化
昭和30年代後半になるとバレンタインデーを積極的に売り出す動きが出てくる。例えば、森永製菓では1960年にバレンタイン企画を新聞広告などのマスコミを通して、キャンペーンを多くの国民に広めた。製菓会社では、チョコレートの販売促進の為にバレンタインデーを活用し、30年にも渡るキャンペーンを実らせ、今日のバレンタインデーがあるのだ。

最近では、新手のチョコレート商戦が白熱している!!その種類もさまざま...
義理チョコ…社交上やむを得ない場合に渡すチョコ
友チョコ…女性の友人同士で贈り合う
自分チョコ…日ごろ頑張っている自分へのご褒美
逆チョコ…男性から女性に贈る
ホモチョコ…男性から男性に贈る愛のプレゼント

...もはやなんでもあり?愛がこもっていれば相手は何方でもOKなのが日本式バレンタイン。

■なぜ女性から男性へ愛の贈り物を?

その風習になった理由として2つの可能性ある。
乙女たちと男性との出会いの儀式「ルベルカーリア祭」
2月14日は女性の神ユーノーを讃える日。
これらの理由から女性がアプローチをかける風習となった可能性が高い。

■外国人に聞いた、あなたの国のバレンタインデーは?

スイス人男性「女性からアプローチをかけるのはいいね!でもホワイトデーは必要ないな~」
フランス人女性「女性から男性へ伝えるのは不満...日本人男性は淡泊。女を口説くのは男の仕事よ」
アメリカ人男性「プレゼントがチョコって決まっててわくわく感に欠ける。」

どうやら、外国では男性から女性へのプレゼントが主流であり、その内容もお返しも自由。
ホワイトデーは万国共通と思い込んでいた人も多いのではないでしょうか。
日本でホワイトデーが定着した背景には、お歳暮などの「感謝のお返し」という日本人特有の律儀さからきた習慣ではないかと推測する。

一方、お隣「韓国」は斜め上をいく興味深い「愛の文化」が存在する。

■とにかく多い...韓国の「恋人たちの日」

「ローズデー/イエローデー」…恋人同士となった男女がバラを贈りあう日。恋人のいない人は黄色い服を着てカレーライスを食べる日。
「キスデー」…恋人同士が公にキスをする事が許される日。
「シルバーデー」…恋人同士がお互いに銀製品をプレゼントする日。
「ミュージックデー/フォトデー」…クラブなどの音楽が流れる場所で恋人同士である事を宣言し、公認カップルになる日。

などなど、ほぼ各月ペースで「恋人たちの日」が設けられている。恋人をつくり、結婚し子どもをつくり出生率向上を狙っているのだろうか。
日本の若年層では恋人離れが深刻化しているといわれているが、是非日本も見習ってもらいたい。
少子化に歯止めをかけ、さらには経済的にも好循環を生む絶好のチャンスだ。

明日のバレンタインデーの準備はお済でしょうか?まだ、チョコレートを準備していないアナタ。是非、冒頭で話したバレンタインデーのうんちくを添えて、大切な人にチョコを渡してみてはいかがでしょうか。

【執筆者:王林】
《NewsCafeコラム》
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