今夏、テレビ番組で「GLP-1」…いわゆる"やせホルモン"の存在が紹介され、多方面で話題になったのは記憶に新しい。太りにくい体質作りに繋がるとされるこのホルモン、青魚に含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)を摂取すると分泌が促されるという。一時期、EPAを手軽に摂取できる「さば缶」の売れ行きが伸びたという話も聞く。
「太りにくい体質」…日々ダイエットに勤しむ人にとっては夢のような響きだ。しかし、メタボと戦う世代はむしろ「痩せにくい体質になったのでは…」と自らを疑うこともあるのではないだろうか。
NewsCafeのアリナシコーナーでも「ダイエットでやせにくくなったと思う?」という調査が実施されたようだ。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。
【アリ…57.4%】
■35歳を越えてから、代謝が悪くなった(泣)。
■たぶん私の肉は霜降りです。おいしそう!
■運動量が以前の倍必要。
■少食、仕事とジムで汗かいてるのに痩せない(怒)。
■若い時はもっと食べてても太らなかったのに。
■ダイエットの失敗例の代表格です。
■ダイエットしないけど、筋肉おちて痩せにくくはなった。
■だが、体質改善すると痩せられるよ! 今までと同じでは無理!
■代謝がね。背中の肉がなかなか落ちない…。
■あきらめた。
【ナシ…42.6%】
■ダイエットは根性! やる気次第。
■今のところ大丈夫。
■すればすぐに痩せる。でもしないから痩せない。
■BMIがヤセよりの普通なら気にしない。
■ダイエットで痩せたコトなし。 続かないからかな!?
■自己管理している。一度も太った事はない。
■食欲が…ご飯がおいしくて停滞気味になる(苦笑)。
■ダイエット成功してからリバウンドしない。
■逆に、太りにくくて困ってるんだわ!
■ダイエットはした事ない。
結果は【アリ派】約6割と多数派。【ナシ派】も4割と少なくはないが「元々痩せにくいからダイエットは関係ない」「ダイエットしない。だから痩せない」などのコメントも多い。4割の人が「スタイルキープにまったく苦労していない」と答えているわけではないようだ。
「年とともに代謝が落ちるのは当然のこと」という身もフタもないコメントもあった。確かに「痩せやすく太りにくい身体(エネルギーをたくさん使う身体)」とは基礎代謝が高いことと同義だが、男性は18歳程度、女性は15歳程度をピークに、その後は低下するばかり。生き物としては「あまり食べなくても生命を維持できる」…つまり低代謝は、過酷な自然の中で生き延びるための優れた能力だったはずなのだが…。飽食の時代には皮肉なことだ。
[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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