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実は危険な予測機能

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技術が発展すればするほど手間は省けていく。

「1をやれば機械が自動的に3進めてくれる」といった感じだろうか。
そんな手間省き技術を最も身近に感じるのはアノ「予測機能」である。
某検索サイトの予測機能や、携帯電話やスマホで文字を打つ時の予測変換機能である。
特にモバイル機器での文字予測は「あ、今まで書いてたやつ全消ししちゃった!」という時に一文字入れれば過去に入力した単語が一発で出てくるので便利だ。

しかしである。ということは他人が一度でも自分のスマホに文字を打った場合、「最近自分が頻繁に使った言葉」が即バレしてしまうのである。
実は筆者、恥ずかしながらこの即バレの危険性につい最近まで全く無知だったのだ。

昨年、筆者は真夏の超満員電車の中でスマホをいじっていた。周りの友人と比べるとかなり遅いスマホデビュー。とにかく面白かったのだ。

「すごい!すごいよ!これ一つで何でもできる!」

音楽だの動画だのネットだの、もう電車内でヒマなんてことはない。(長時間通勤なので何かすることがないと辛いのである)
そんなこんなでYouTubeでおもしろ動画をルンルン気分で視聴中、友人からメール着信したのだ。
内容的にすぐ返信した方がよさそうだったので慣れない手つきでタップしていたのだが、ふと真横で視線を感じた。

筆者、「人のスマホ覗き込むなよ…」と呆れていたが、その直後にここ何年か経験したことがないような超赤面事態になろうとは・・・。

視線を感じたおよそ五分ほど後に電車は駅に到着。その視線の主がそのまた隣にいた友人らしき人物に、下車しながらこう言ったのである。

「隣にいた人、見かけによらずエロ語がヤバイ。本当に引いた」。

皆さん、違う、違うのである。
筆者、昨年は仕事で下ネタ(ギリギリのラインでの)を扱うことがあり、どうしても責任者にスカイプやメール等で原稿上の下ネタ単語の使用確認を取らなければならなかったのである。
何度も「○○の単語はナシですか?」「○○はセーフだと思うのですがどうでしょう?」等、結構頻繁に卑猥語を打っていたのだ。そして筆者のスマホ先生がそれを完璧に学習してくださった結果だったのである。

視線の主が下りた後、筆者は「すぐ消えたい」と思う程の恥ずかさに見舞われ、とにかくスマホの予測機能を恨んだ。

「余計なことを学習しやがって・・・」。もう、後の祭りである。

確かにあの文字予測機能は最高に便利だが、筆者のように場合によっては大恥をかいてしまうこともあるので注意である。
恐怖を感じた方はすぐにでもこの機能をオフに設定することをお勧めする。

ちなみについ最近、筆者の妹の携帯をちょこっと借りてヤフーメールをチェックしようした時、なぜかこんな言葉がサクッと出てきた。

「家族は」「解散」「クズ」

え? どういうことだろうか?
こんなクズ家族は解散した方がいいってこと?

尋ねることなんて怖くてできない。今日一緒にご飯食べようよ、とメールしてきたのは一体なんだったのか?

とりあえずその時は黙ってそうっとスマホを返したのだった。

【執筆者:猫紫】
《NewsCafeコラム》
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