使いやすいのが一番! 「スマートフォンより"ガラケー"がいい」? | NewsCafe

使いやすいのが一番! 「スマートフォンより"ガラケー"がいい」?

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東太平洋上の赤道直下、南米・エクアドル共和国の領地であるガラパゴス諸島…洋上にぽっかりと孤立し、独自の進化を遂げた動植物が生息することで有名である。そんな"動物たちの楽園"になぞらえて、IT技術などで国際規格とは異なる方向へ進化することを「ガラパゴス化」と言うそうだ。日本では"携帯電話"がこれにあたる。
ワンセグ、着メロ、着うた、電子マネーなど多機能を誇る日本のケータイだが、世界標準とは異なる。たとえばメールやインターネットに関して、海外では「PCメールやPCサイトを閲覧できるケータイ」を開発したのに対し、日本では「ケータイで利用できるメールやサイト」を開発してきた。つまりは真逆のアプローチだ。
結果、日本のスマートフォンの歴史は浅い。本格的に浸透したのはやはり、2008年に「iPhone 3G」が初上陸して以降ということになるだろうか。株式会社インプレスR&Dの調査によれば、日本のスマートフォン普及率は39.9%(2012年現在)ということだが…。
そこでNewsCafeのアリナシコーナーでも「まだガラケーを使っている?」という調査を実施した。結果とともにさまざまな意見をご紹介しよう。

【アリ…84.6%】
■むしろ、スマホに変えるメリットが分からない。
■使いやすく慣れている方が良い。携帯は、オモチャじゃないし。
■ガラケーで十分、ユーザーの意見きいてくれ。
■使い易いしね。アリが多くて嬉しい。
■シンプルで煩わしくない所が好き。
■今の機種4年半使って壊れる気配なし。軟弱スマホとは訳が違う。
■一生使う!!
■不便していないので。
■お願い、ガラケ-なくさないでね。

【ナシ…15.4%】
■スマホを使い出したらもうガラケーには戻れない。
■スマホ歴2年です。ウチの会社は9割の方がスマホです!
■子供に壊されて予定外の機種変でスマホにした。
■すいませんね…ビデオパス、dビデオ見たくて。
■スマホにして後悔してます。ガラケーがいい。
■スマホが便利で完ぺきにはまった。もう戻れない。

結果は【アリ派】が8割超と圧倒的多数。しかしコメントを見てみると「"まだ"って失礼! ガラケーは古くない、悪くない!」と、設問の言い回しに対する怒りの声のほうが多かった。一般的な普及率に比べて"ガラケー"優勢なのは、愛用者の情熱が票に表れたところも大きいようだ。
一方【ナシ派】のスマートフォンユーザーからは「スマホにハマった」という声もあれば「ガラケーのほうが良かった」という意見もある。筆者も例外ではないが、ネット環境に不自由しないデスクワークであれば、スマートフォンを持つ意義が薄い部分は確かにある。逆に、外出が多い職種の人には手放せないアイテムでもあるだろう。タブレットとガラケー、ノートPCとガラケーを組み合わせて持ち歩くのは煩わしい、重いと感じる人もいるはずだ。
とはいえ最近では電子マネーや赤外線通信などのガラケー機能を搭載したスマートフォンも少なくない。日本のケータイ文化はまだまだ独自路線を歩んでいく模様。

[文・能井丸鴻]
《NewsCafeアリナシ》
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