50歳まで未婚が「過去最高」 | NewsCafe

50歳まで未婚が「過去最高」

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ネット企業の社員の平均在社年数は5年未満とか?
そんな世界の女性たちと5年ぶりの情報交換会を実施した。

独身女性ということもあり、話は結婚談義になった。彼女達の結論は『39才が平穏な出産から見た限界年齢。逆算すると35才までには結婚したい。あと3年で相手を見つけないといけないが身近な男性は結婚に引き気味…誰かお見合いの相手はいないか』ということだ。

そんな世相の中、政府は閣議で、2012年版・子ども・子育て白書を決定した。
「子供子育て白書」旧くは「少子化社会白書」と呼ばれ、こちらは平成15年に出来た"少子化社会対策基本法"で規定する少子化の状況及び少子化に対処するために講じた施策の概況に関する報告書。政府が毎年国会に提出しなければならない権威(?)あるものだ。

少子化問題が大きな社会問題となってから歴代内閣に少子化問題担当相なるものが存在する。民主党政権になってからは9人目であり、いかに政治が「少子化問題」をなおざりにしてきたかがわかる。

毎年の白書も、政策よりアリバイ的文書。
2010年時点で、50才までに一度も結婚したことのない「生涯未婚率」は2005年比で男性は約4.2ポイント増の20.14%。女性は約3.4ポイント増の10.61%と、いずれも過去最高となった。1980年と比べると、男性は約7倍、女性は約2倍である。 また、18~34才の未婚男女を対象に結婚の意思を聞いたところ、「いずれするつもり」が男女とも8割以上なのに対し、「一生結婚するつもりはない」は男性が9.4%、女性は6.8%だった。

1987年以降の過去5回の調査をみると、男女とも「結婚するつもりはない」は増加傾向にあり、全体的に独身志向がうかがわれる。

「一生結婚するつもりは無い」が男女計で15%もいるのだ。

生涯未婚率の増加の背景には、資金的に結婚できないと言う「できない群」と結婚する事は意義がないと言う「しない群」がいる。結婚に意義を認めない…は別として「結婚したくても出来ない」と言う結婚適齢世代の金銭問題の背景には若年労働者の雇用の非正規化や就職難などがある。
子供が出来たら手当では遅すぎる。とにかく景気を良くして雇用を安定させなければ解決しないのだ。

若者が結婚しない、晩婚化…と言う現象が起きている。日本の人口問題は結婚問題を核に大きな曲がり角に来ているのだ。

[気になる記事から時代のキーワードを読む/ライター 井上信一郎]
《NewsCafeコラム》
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