心から笑える日がくるように…ある日のラジオの言葉 | NewsCafe

心から笑える日がくるように…ある日のラジオの言葉

芸能 ニュース
3月11日に起こった東日本大震災。この震災により死者・不明者合わせて1万人を超え、戦後最大の被害となり、現在も避難生活を送っている人々が40万人を超え、テレビやラジオでは災害特別番組が放送されている。

2011年03月14日放送予定であった「伊集院光 深夜の馬鹿力」も、災害関連ニュースを放送することとなり中止されたが、冒頭、パーソナリティの伊集院光が登場し、「3分間だけ」メッセージを送った。

そこで、被害にあわれた方々にたいしてのお見舞いの気持ちを伝えると共に、災害関連情報を放送することが大事としながらも、しゃべることを仕事としている者として葛藤も伝えた。

それは、余震や刻一刻と変わりつつある原子力発電所の状態など、今必要な情報をいち早くお伝えするということが何より優先という考えに同意はしているが、TBSラジオや伊集院個人のtwitterに「こんな時こそ、バカな話を聴きたい」とリスナーからメッセージをもらい、「本当に心が揺さぶられた」とのことだった。

リスナーへはこのようにメッセージをむけた。

「もう時間がありませんが、僕の個人的な考え方を言わせてもらいます。
明日のために、真面目に色んなことを考えるのはすごく大事です。
すごく大事なんですけど、考えて、考えて、考え疲れちゃって、悲しいこととか怖いこととか、真っ黒いことしか思いつかなくなっちゃった時には、本当にくだらないことを考えて下さい。
びっくりするくらい、くだらないことを考えて下さい。
そして、全部過ぎ去った後に『伊集院、あの時俺はあんなことを考えちゃったんだよ』みたいな話を聞かせて下さい。
そういうくだらないことで、心から笑える日がくることを、祈っています」

そして「貴重な生放送の時間を下さった、TBSラジオに感謝してます。この後は、東日本大震災関連情報です」と結んだのだった。

被災地は気温も下がり、物資も少なく本当につらい生活を送っていると思うが、心から笑える日がくるように、日本全体が笑える日がくることを願います。
《NewsCafe》
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