井口理(King Gnu)主演、『国宝』吉田修一原作小説を映画化『逃げろお嬢さん』10月2日公開 | NewsCafe

井口理(King Gnu)主演、『国宝』吉田修一原作小説を映画化『逃げろお嬢さん』10月2日公開

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『逃げろお嬢さん』©2026 吉田修一/KADOKAWA/In Her Room
  • 『逃げろお嬢さん』©2026 吉田修一/KADOKAWA/In Her Room
  • 原作書影:吉田修一「逃げろお嬢さん」(『逃亡小説集』所収・角川文庫/KADOKAWA 刊)
井口理(King Gnu)が主演を務める『逃げろお嬢さん』が10月2日(金)に全国公開されることが決定。ポスタービジュアルと予告編映像が解禁された。

親の仕事を継ぎ、つつましやかに温泉宿を営む康太。いつもの日常の中、ある小道で前を走る車の様子がおかしい。心配した康太が車を止めると、運転していたのは、高校時代から康太が推している元アイドル"鮎川舞子"だった。

しかしテレビのニュース速報では、舞子の夫が薬物で逮捕され、舞子自身も疑惑の中行方不明になっているとの報道を見たばかり。混乱する康太だったが、これまで康太の人生を照らし続けてくれた推しである舞子に、いま自分ができることを全うしようと心に決めるが…。

吉田修一(「国宝」「横道世之介」)の短編集「逃亡小説集」(角川文庫/KADOKAWA 刊)に収められた「逃げろお嬢さん」を映画化した本作。

主人公・康太役を演じるのは、映画『ひとりぼっちじゃない』に続き映画主演2作目となる井口理(King Gnu)。日本の音楽シーンを牽引するバンド「King Gnu」のボーカル兼キーボードとして活躍。昨年は映画『国宝』の主題歌「Luminance」に歌唱参加し、第49回日本アカデミー賞の主題歌賞を受賞している。

本作の出演に際し井口は、「吉田修一さん原作の世界観と監督の持つ世界観が合わさり『逃げろお嬢さん』は美しさと滑稽さが両立した世界として描かれています」と作品の世界観を語り、「昔好きだった人、自分の人生を救ってくれた人のことをどこまで信じ守れるかがこの作品の見所になっていると思います。康太の孤軍奮闘を、みなさんに楽しんでいただければ幸いです」と、作品の注目ポイントを明かしている。

さらに、康太が長年推している元アイドル・鮎川舞子役には、今年俳優10周年を迎え、4クール連続ドラマ出演中の深川麻衣が扮する。

監督・脚本は伊藤ちひろ。『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)や『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』(2008年)などの脚本家として活躍する一方、近年は『ひとりぼっちじゃない』(2023年)で映画監督デビュー(脚本・原作も担当)。同年には監督・脚本・原案を務めた『サイド バイ サイド 隣にいる人』も公開している。

そのほかのキャストには浅香航大、河井青葉、田中偉登が名を連ねる。

この度解禁された予告編は、舞子がラジオ番組でハガキを読み上げる声にのせて、温泉宿を引き継ぎ平凡に暮らす康太の様子から始まる。舞子の夫が薬物で逮捕され舞子自身も行方不明というニュースに驚く康太の前に、出会うはずのなかった2人の偶然の出会いが描かれる。

「私のことご存じですか」と聞く舞子に「いえ、知りません!」と即答する康太、「私は取り返しのつかないことに手を出したと思う」と誰かに電話で話す舞子をそっと見守る康太の姿が映し出される。「俺は、あなたの存在に何度も励まされ、支えられてきました。会って直接話をしたことがなくても、あなたはいつまでも大切な存在なんです」という康太の想いと、「俺、助けます」という決意の言葉で締めくくられる切なくも温かな内容となっている。

併せて解禁となったポスタービジュアルには、必死に走る康太、そっと空を見上げる舞子のカット、2人がテーブルをはさんで向き合うカット、舞子の手をひっぱり歩く康太など様々な2人の姿が切り取られ、「人生を支えてくれた推しに 今、僕ができることー」というコピーが添えられている。

コメント全文
井口理(King Gnu)
伊藤監督の作品への出演は「ひとりぼっちじゃない」から始まり、今回が3作品目になります。今回は山の民宿を営む康太という役柄を演じさせていただきました。
吉田修一さん原作の世界観と監督の持つ世界観が合わさり『逃げろお嬢さん』は美しさと滑稽さが両立した世界として描かれています。
昔好きだった人、自分の人生を救ってくれた人のことをどこまで信じ守れるかがこの作品の見所になっていると思います。康太の孤軍奮闘を、みなさんに楽しんでいただければ幸いです。

深川麻衣
舞子とは、名前も辿ってきた職種も近くて、だからこそ共感できる部分もたくさんあり、シンパシーを感じました。
康太と舞子の2人の関係性は、周りからみたら理解できない、滑稽なものに見えるかもしれません。でも2人の間にあった確かなものを見ていると、世論や常識をとっぱらった、自分にとっての真実や本当に大切なものについて、考えるきっかけになりました。
そして舞子を演じている中で、自分をただただ真っ直ぐに信じてくれる人の存在がどれほどあたたかく、心強く、その存在にどれほど救われるのかを、身をもって実感できました。
長野の豊かな自然の中での撮影は本当に心地よくて、撮影の日々が今でも恋しいです!

伊藤ちひろ監督
誰かの活力や支えになりたくて、人の前に立って表現していく者たち。その想いを感じ取って、応援で応える者たち。その尊い循環を、わたしはとても美しいものだと感じています。
いま世界で「推し活」によって輝きを増す人が広がるなかで、わたしは「応援すること」の本質について考えるようになり、そんなとき吉田修一さんの短編小説に出会うことができました。この物語には、生きていく間にわたしたちがいくつか通る愛の触れ合いの、そのひとつが描かれていると感じています。康太と舞子は、自分が貰った愛に応える。その愛は、励ましです。人から受け取ったエネルギーに励まされ、それが巡る。
誰かのひとつの過ち、世間の枠からはみ出た者に対して、攻撃することよりも応援することのできる人がいる。真相を知ろうと弄って好奇心を満たすよりも本質を信じる気持ちを大切にできる人がいる。そういう人たちの心の美しさを映画に残したいと思いました。『逃げろお嬢さん』はそんな静かで確かな愛の循環を描いた映画だと思っています。

原作者:吉田修一氏
映画「逃げろお嬢さん」に寄せて
誰かをずっと応援してきた人に訪れる小さな奇跡の物語。この小さな奇跡を伊藤ちひろ監督がきらきらと輝かせてくれた。
風に揺れる金色のススキ原のようなその輝きは、井口理さんと深川麻衣さんの声や体からあふれてくる深い人間愛のようでもあり、気がつけば二人が体験する小さな奇跡を心から応援していました。
吉田修一

『逃げろお嬢さん』は10月2日(金)より全国にて公開。
《シネマカフェ編集部》

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