映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で批評家スコア96%(2025年12月1日時点)の高評価を獲得している本作。監督を務めたのは、自身もアイルランドにルーツを持つ女性作家アシュリン・クラーク。緑豊かな美しい大地の上で受け継がれてきた民間伝承、ケルト神話に宿る“土着の祈り”と“呪い”を見事に現代的解釈で甦らせた。
そんな本作よりこの度、冒頭映像が公開。
物語は1973年、ある婚礼の夜から始まる。大勢の出席者が賑やかに集い、花婿は浮かれた様子。その横に座る花嫁の視線の先には、奇妙な藁の被り物を被ったストローボーイが踊りながら「花嫁はどこだ」と叫んでいる。「誰が招待したの?」と訊ねる花嫁。「誰も呼んでない 風習なんだ」という花婿の答えに花嫁の表情が曇る。
婚礼の喧騒から逃れるように、1人外に出た花嫁は思わず嘔吐する。すると暗闇からの目線を感じた花嫁の前に一匹のヤギが現れる。そして花嫁は忽然と消えてしまう。
ケルティック・ロックバンド、horslips(ホースリップス)の「Dearg Doom」が鳴り響く中、「ペグを見た?」と必死に探す花婿が外で見つけたのは花嫁の指輪だった…。
それから半世紀後、この失踪事件が断ち切れない悪縁となって主人公のシューの現実を浸食する。導かれるように訪れた人里離れた閉鎖的な村に漂う「何か」に触れたとき、この地に巣食う恐怖が彼女をのみ込んでいく。
解禁された映像は全ての始まりを告げる、意味深な冒頭シーンとなっている。
本作について、アシュリン・クラーク監督は「方向感覚を失うような体験を描いた作品」と話す。「シューがその村や老女の家の奥へと入り込むにつれ、彼女の中で、自身の人生について語る語り手としての信頼性が徐々に揺らいでくるのです。そして、彼女が目にしたことや耳にしたことを疑い始めると、観客も同様に疑念を抱き始めます」と紹介。そして「この物語は、2人の主人公たちが、切り離せなくなるほどまでに、お互いの精神世界へと引き寄せられ、複雑に絡み合っていく様子を描いています。観客は映画を通して、何が現実で何がそうでないのかと問い続けるのです」とコメントしている。
『FREWAKA/フレワカ』は2月6日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。







