
「ダイエット=運動+食事制限」を思い込んでいる人が多いはず。しかし、お腹痩せに関しては、筋トレ不要!というのが日本体育大学教授であり、体脂肪を落とすプロである現役ボディビルダーの岡田隆先生。新刊『日体大教授が教える「脂肪燃焼」食 運動0でお腹が凹む!』(講談社)のなかで、「体を絞るとは?それは体脂肪を落とすこと」と岡田先生は語っています。そして、その体脂肪を落とすカギは「脂質を厚生労働省が定める適正量にすること」なのです。
「腹筋は1回もできない」担当編集者が『食事だけ』でウエスト-12。体重は4減を達成!
実はこの書籍の担当編集であるTさんも、運動大嫌い、食べるの大好き!でダイエットに悩んでいた一人でした、そしてこの「除脂肪食」を実践。健康系の書籍を主に担当し、栄養やダイエットの知識はあったものの脂質を気にしない生活を送っていたTさん。かつ丼、唐揚げ、フライドポテト、ポテトチップスなど好物は揚げ物!! どんなに食べても太らないタイプと思って油断していたら、年齢のせいか1年で体重4増加。ある日、電車の中で、上着のボタンがパンッとはじけ飛び恥ずかしい思いをしたのを機に、本格的に痩せようと決意したそうです。
岡田先生指導のもと、脂質量をおやつ含め1食10gまでに抑え、食事を見直し。その結果、「お腹いっぱい食べたい」「22時すぎに帰宅してもお腹を満たしてから寝たい」という、ダイエット生活とは思えない条件を満たしながら、腹筋がうっすら見えるまでに!!「脂質は限りなくゼロに近いものを選んでいますが、糖質やカロリーは気にせず食べています。おやつにみたらし団子も食べますし、秋はシャインマスカットを1日4房食べたことも!食事量を減らすことは無理だったので、脂質量を気にするだけのダイエットは私向きでしたね」と喜びの表情。
数々の健康書籍を作ってきたが自身のダイエットは到底成功できなかったTさん。岡田先生の教えのもと、「食事だけ」でウエスト-12を達成し憧れの50台に。体重も-4を叶えた、その痩せメソッドとは?我慢や無理なく、効率よく痩せることにつながった、「ダイエットの勘違い」を紹介します。
▶「糖質カット」は無意味
1.「糖質を減らせばいいんでしょ?」は間違いだった。糖質カット炊飯器をやめました
ダイエットを始めるにあたり、「まずは糖質制限だよね」と、糖質をカットする炊飯器を購入したものの、「先生から無意味だと諭され、使うのをやめました」と編集Tさん。岡田先生によると「敵視される炭水化物、米は人が生きていくために必要なエネルギー源であり、優先的に消費されるので食べて問題なし!」。
Tさんの体脂肪が増えていったのは、かつ丼や炒飯といった「糖質×脂質」の太る組み合わせが多かったから。脂質は体脂肪として蓄積されやすいんです。「冷凍炒飯や冷凍ナポリタンを常備していましたが、やめました。代わりに十割蕎麦(乾麺1袋200g)や、玄米に雑穀やスーパー大麦バーリーマックスを入れて炊いた米をおにぎりにしてストック。深夜に食べても、体重が落ちたのでびっくりです」とTさん。

雑穀と大麦を混ぜた玄米をおにぎりにしてストックしていたTさん。
糖質(炭水化物)より気にしたいのが「脂質量」。 適正量がどれくらいか、知っていますか? 厚生労働省が2020年に発表している「日本人の食事摂取基準」によると理想的なPFCバランスは、たんぱく質(P)が13~20%、脂質(F)が20~30%、炭水化物(C)が50~65%であると推奨されています(18~49歳の場合)。これを日本医師会が発表している「1日に必要な推定エネルギー必要量」に当てはめて計算します。30~49歳女性、身体活動レベルが低い(あまり運動習慣がない)で算出すると、1740kcalと出ます。これに先のPFCバランスを当てはめると、
1740kcal×脂質(F)20~30%=348~522kcal
脂質は1gあたり9kcalなので、1日の脂質量は38~58gとなります。さらに1日3食で割ると1食12.67~19.3gが適正ということになります。食事以外にもおやつなどで1~2回食べるとすると、1回あたり10gを目安にするのがポイントです。
この脂質量でどんなものが食べられるか? コンビニ食を例にすると、レタスやハム、たまごなどが入ったミックスサンドの脂質は17.6g。幕の内弁当の脂質は27.5gです。あっという間にオーバーしてしまいます。厳密に計算をしていると面倒になって継続ができません。一番簡単なのは、脂質表記を確認しておやつを含め1食10g以上になるものを選ばないこと。まずはそこからスタートしましょう。
▶プロテインがダイエット失敗の原因!?
2.間食は、プロテイン商品でたんぱく質をとればいいんでしょ?という考えは危険だった
岡田先生から衝撃の事実が!
「筋トレをしなくても、プロテインドリンクを飲む人が増えています。間食にお菓子ではなく、豆腐バーやギリシャヨーグルトを取り入れている人もいますよね。しかし、コンビニなどで手軽に買えるものは、案外プロテイン(たんぱく質)の量が少なく、脂質と糖質が多いんです。高たんぱく・低脂質と思って食べていたら、脂質量をオーバーしていた、なんてことも。ヘルシーなイメージの商品でも、必ず成分表示を見る習慣をつけてください。たんぱく質を多く含み、脂質と糖質の少ないものを選ぶこと。
たんぱく質を増やすとお腹が減りづらく、痩せやすくなりますが、一度に大量に摂取すると消化しきれずに腸内環境が悪化するので注意が必要です。適正量は、1日あたり体重1で1gが最低ライン。体重50の人なら、摂取目安のたんぱく質量は50gです。1食15~20gを目安にするといいでしょう。ちなみに、たんぱく質50gに相当する食材は、木綿豆腐1000g(3,5丁)、納豆300g(6パック)、卵420g(Mサイズ8個半分)。かなりの量を食べないと、必要なたんぱく質はとれないので、とはいえプロテイン商品は上手に活用したいですね」
【こちらも読まれています】▶▶「『食事回数を増やせ』『低カロリーを基準に選ぶな』知っておくだけでじりじり痩せる。ダイエットの間違いとは?」




