「これは…問題提起」「今の芸能界のドラマ」柴咲コウ&川口春奈が訴えたメッセージに反響「スキャンダルイブ」最終話 | NewsCafe

「これは…問題提起」「今の芸能界のドラマ」柴咲コウ&川口春奈が訴えたメッセージに反響「スキャンダルイブ」最終話

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「スキャンダルイブ」第6話(最終回)(C)AbemaTV,Inc.
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柴咲コウが主演を務めるオリジナル連続ドラマ「スキャンダルイブ」が第6話(最終回)が配信。「私が届ける」と、芸能事務所社長・咲(柴咲)、週刊誌記者・奏(川口春奈)が“最後の勝負”へ向かい、訴えたメッセージに、視聴者からは「正に今の芸能界のドラマ」「これは…問題提起なのだね」といった声が続々と寄せられた。

誰しもどこか気になってしまう芸能界のスキャンダル。しかし、その裏側では、いったいどんな人たちの、どんなドラマが隠されているのか…。

本作は、一見華やかにみえる芸能界の裏側を舞台に、いまだかつて描かれることのなかったスキャンダルの裏側、そして芸能界の深い闇へと切り込んでいくサスペンスドラマ。

ABEMAのドラマランキングに5週連続で1位にランクイン、世界同時配信しているNetflixでも日本における「今日のシリーズ TOP10(12月5日)」以降3日間連続トップを走るなど、多くの反響を呼んでいる。

最終話では、なんとか一命を取り留めた莉子(茅島みずき)たちの元に、再びライターの近藤がやってくる。またしても立ちはだかるのは児玉蓉子(鈴木保奈美)。咲と奏は真相を明るみにすべく最後の勝負に出るが――。

※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。


近藤の書いた記事やSNS上での誹謗中傷により、精神的に追い詰められオーバードーズを起こした莉子。一命を取り留めるも、結局また“誰にも届かない”と感じた彼女は、再び命を絶とうとする。



絶望の中で「みんなが私の話をしてる。でも、誰も私の話を聞いてくれない。本当のことなんて、誰にも届かない」と訴える莉子に対し、奏は記者として、そして姉として「莉子、私を信じて。私が絶対に届けるから」と力強い決意の言葉を返す。

一方、咲もまた、自らが守れなかった若手俳優・原由梨の死と向き合い、芸能界に根強く残る“犠牲の上に立つ成功”の構造を変えるべきだと、改めて強く誓うのだった。

そんななか、莉子の勇気ある告発をきっかけに、麻生による性加害の被害女性たちが次々と声を上げ始めていた。そのことを知らせたのは、かつて記事を止めたことを悔いていたフリー記者であり、奏の恋人でもある二宮(栁俊太郎)。「複数人の証言が一致すれば、事務所も“でっちあげ”だとは言い切れないだろう」という言葉に背中を押され、奏は咲とともに取材を開始する。

証言を集め、記事にまとめる準備を進めるふたりに対し、KODAMAプロダクションとの癒着関係にあった週刊文潮編集長・橋本(ユースケ・サンタマリア)も、奏の覚悟を受け止めるかたちで記事掲載を許可。さらにKODAMAプロダクションの本部長・明石隆之(横山裕)も重い口を開き、KODAMAプロダクションの隠蔽の数々を自ら実名で証言することを申し出る。

記事の完成は目前。しかし、ここで咲は「原稿を止めることはできますか?」と口を開き、「このままじゃKODAMAプロダクションのやり方と変わらない。自分たちの発信する情報に責任を持つべきだと思うんです。そうじゃなきゃ、本当の意味でこの状況を変えることはできない」と訴える。そして咲と奏が選んだ“最後の勝負”は、週刊誌への掲載ではなく、記者会見。

咲は「“事実”は唯一絶対のものです。しかし、“真実”は違います。なぜなら、メディアで語られる“真実”とは、“事実”を断片的に恣意的に切り取って作られるものだからです。そして、その作られた真実は、時に人を殺します」と語り、芸能界の構造の異質さを訴える。

奏もまた記者としてメディアの在り方を訴えた。

最後には、これまで咲と奏の前に何度も立ちはだかってきた、KODAMAプロダクション社長・児玉蓉子が「私はこれまで、何のために……」と苦悩を吐露する場面も。彼女はなぜ、隠蔽や圧力に手を染めたのか――。彼女の葛藤も静かに映し出されることになった。

最終回を迎え、視聴者からは「ほんとに痺れました」「正に今の芸能界のドラマ」「これは…問題提起なのだね」「メッセージ受け取りました」といった声が続々と寄せられた。

「受け継いだものを守るために闘っていた」鈴木保奈美が語る、児玉蓉子の“正義”と葛藤


また、本作にて大手芸能事務所KODAMAプロダクション社長・児玉蓉子を演じた鈴木保奈美にインタビュー。蓉子にとっての“正義”や印象的なシーンについて語っている。

――本作の見どころ

衝撃的なテーマではあるんですが、制作陣が誠意を持って、真正面からぶつかって、真正面から描ききっていると思います。また、映像がとても綺麗なところも私は好きです。
カメラマンも照明も素晴らしい。東京であって日本ではないように見える映像だな、と思います。背景までとても綺麗に撮ってくださっていて、カメラマンの強いこだわりを感じて、その辺も実は見どころだなと思っています。

――児玉蓉子の正義とは?

彼女は父親(柄本明演じる児玉茂)の薫陶を受けて必死で戦っている人なんです。
受け継いだものをとにかく失わずに、そしてどうにか自分の代でさらに大きくしたいという、そこが彼女の正義だと思っています。

――役柄との共通点や相違点

強弱の差はあれど、どんな人間も持っているような、いい部分も悪い部分も強いところも弱いところも理解できないところはなくて。(鈴木演じる)蓉子さんは、実は結構孤独で不安だと思っているんです。その裏返しで、とにかく周りを威圧しようとする。その気持ちはとてもよく分かりますし、それがうまくいかなくて、“どつぼにはまる”みたいなことは私もやりがちなので、蓉子の気持ちは非常によくわかります。

彼女の葛藤だとか、共感する点はありますね。特に作品を見ていただくと分かりますが、会社の中が本当に男性ばかりで。その中で、一人女性で。絶対に負けたくないっていう気持ちがあるんだと思います。
でも、どう考えても分が悪そうになってきたときとか、そのへんの彼女の焦りだとか、常に緊張している感じとか、私は常にそういう状態というわけではないですが、非常によく共感する部分ですね。

――印象的な出演シーン

私のシーンだと、蓉子が(柴咲演じる)井岡をバシッと言いくるめて彼女がすごすごと帰っていくというのが、ドラマの中でしかできないことなので非常に気分がいいです(笑)

――視聴者へメッセージ

タイトルにもなっている“スキャンダル”が、誰にとってのどんなスキャンダルなのか、これは実際スキャンダルなのか? などということを考えながら観ていただけると、より深く味わっていただけると思います。

ABEMAオリジナル連続ドラマ「スキャンダルイブ」は2026年1月7日(水)まで全6話を一挙無料配信中。
《シネマカフェ編集部》

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