山田裕貴“ラスト舞台挨拶”「回数を重ねて鑑賞すればするほど楽しめる作品」『爆弾』“類家”デザインのケーキも登場 | NewsCafe

山田裕貴“ラスト舞台挨拶”「回数を重ねて鑑賞すればするほど楽しめる作品」『爆弾』“類家”デザインのケーキも登場

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『爆弾』(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画『爆弾』製作委員会
  • 『爆弾』(C)呉勝浩/講談社 (C)2025映画『爆弾』製作委員会
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興収25.5億円突破し、いまだ勢いが止まらない映画『爆弾』。大ヒットを記念し主演の山田裕貴が公開7週目にして異例の舞台挨拶が実施された。

本作は「このミステリーがすごい!2023年版」と「ミステリが読みたい2023年版」で1位を獲得した呉勝浩の同名小説を映画化したもの。主演の山田裕貴をはじめ、伊藤沙莉、染谷将太、坂東龍汰、寛一郎、渡部篤郎、そして謎の男「スズキタゴサク」役に佐藤二朗と、日本を代表する演技派が集結している。

10月31日(金)より公開された本作は、全国360劇場、383スクリーンで上映され、公開4日間で動員37万9013人、興行収入5億2045万円を突破した。

公開7週目になっても勢いは加速する一方で、12月13日(土)までで早くも動員180万7449人、興行収入25億5836万9420円を突破した。リピート鑑賞者が後を絶たず、SNSでは連日鑑賞報告や考察投稿が飛び交うなど、公開後も絶賛の声が拡散中である。観客の口コミと熱量により、驚異的なペースで動員を伸ばし続けている。

12月14日(日)に実施された舞台挨拶には、主演の山田裕貴が登壇。公開から7週間が経過した現在もなお満席が続き、熱狂が冷めやらぬ中、惜しまれつつもこれが最後となる「ラスト舞台挨拶」として開催された。異例ともいえるタイミングでの開催は、作品が今なお走り続けている証でもあり、会場にはその瞬間を見届けようと多くの観客が集まった。

満員の観客からの大きな拍手に包まれて登壇した山田は、作品の大ヒットを受け喜びの表情を見せつつも、「みなさんには大変感謝の気持ちでいっぱいですが、全然まだまだです!」とさらなる大ヒットを目指し気合十分だった。

先日行われた本作のイベントで、「もう一度舞台挨拶を行えるほどヒットしてほしい」と願いを口にしていた山田。見事その願いが叶い今回の登壇が実現できた心境を「予言があたりましたね」と、本作の「ヴィラン」・スズキタゴサク(佐藤二朗)のセリフになぞらえて回答した。「みなさんに観ていただけていることは非常に感謝しておりますが、『アバター』級の大ヒットを考えるとまだまだ足りないですね…あと一年半くらい公開してくれないと!」と、世界的ヒットまで視野に見据えた発言で会場を驚かせた。

また山田は、俳優仲間からも満席で本作が観られないという「クレーム」が届いていることを明かし、「みなさんのおかげで作品の関心が高まっていることがすごく嬉しかったです!」と改めて作品のヒットへの感謝を伝えるとともに、日本中に「爆弾現象」が広がり続けている手応えを感じている様子。

今回、公開から7週間後に「ラスト舞台挨拶」として登壇する運びとなったことについて、山田は「初めての経験ですが、こうして改めて機会をいただけたのは、ご覧いただいた皆さんのおかげです。本当にありがたいことだと思っています」と語る。

「映画館情報も見ていますし、公開後僕も何度か劇場で作品を鑑賞しました」と、実際に足を運んで本作の爆発的な人気ぶりを体感したことを明かした山田。また、「複数回映画を鑑賞して、作中の伏線や細かい描写にも注目いただけていることがすごく嬉しいです!」と、何度も劇場に通う方に向けて感謝のメッセージを送った。

さらに、山田が会場の観客に何回本作を観ているか直接問いかけると、10回目、20回目にも手が挙がり、熱狂的なリピーターの存在が明らかになった。なんと今回で25回目の鑑賞だという観客に対しては、山田自ら「25回観た先に何が見えましたか?」と質問を投げかける一幕も。観客からの「一人ひとりの役者さんの演技や、原作との違いなど、一つずつ重ねて観ていく面白さがありました」という回答に対して感動した山田は、25回も鑑賞してくれたお礼として、特別に撮影秘話を披露した。

「当初、タゴサクの回想シーンに登場する『みのりちゃん』は映画には出てくる予定じゃなかったのですが、現場で監督と話をして、追加してもらうように僕から提案したんです。僕が演じる類家の登場シーンも最初はもっと早かったのですが、そうすると『満を持して感』が薄れてしまう。だから、渡部篤郎さん演じる清宮をもっと中盤まで登場させてほしいとお願いして、類家の登場が後になっているんです。現場でも原作と脚本を読み比べて、原作に沿った流れを実現できるように話し合って作り上げていきました」と貴重な裏話を明かすと、その熱意に会場からは拍手喝采が起こった。

さらに山田は、「何度も観ていただけることはもちろん嬉しいですし、まだ観ていない方も巻き込んでもらえるように、まだまだこの映画をみなさに宣伝してもらえると嬉しいです!」と熱い想いを語った。

さらに、クリスマス間近ということで、山田演じる主人公の刑事・類家のビジュアルをあしらったクリスマスケーキがサプライズ登場。驚きを隠せない様子の山田は、「これ、爆弾入っているとかはないよな…」と疑いながら、ケーキの箱を揺らす一幕も。そのためケーキの一部が崩れてしまうハプニングを乗り越えつつ、その完成度に「こんなものが作れるんだ!」と大感激した。「ケーキをみなさんに切って配りたいで!」とコメントし、会場はあたたかい笑いに包まれた。

舞台挨拶の最後に山田は、「この映画は、絶対の自信を持ってお送りできる、回数を重ねて鑑賞すればするほど楽しめる作品です。こうして『爆弾』を愛していただきありがとうございます。昨今日本の作品や俳優、クリエイターが世界に飛び出して大旋風を巻き起こしている、この状況が一番喜ばしいことだと思っておりますので、この映画もその一員になっていることがすごく嬉しいです」と真摯な思いを述べ、「自分が真ん中に立ってそういう経験する機会があまりなかったので、この映画で、やっと自分のことを少し認めてもよいのかなと思えました。実力と結果がともなう俳優になっていけるよう、引き続き日々精進していきます!」とまっすぐに語り、会場は大きな拍手で包まれ、「ラスト舞台挨拶」はあたたかな雰囲気のまま幕を下ろした。

『爆弾』は全国にて公開中。
《シネマカフェ編集部》

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