笠松将、「フェイクマミー」で“海老カツより食えない”モラハラ男を好演 『グッドニュース』「模範タクシー」ほか海外作品でも多彩な活躍 | NewsCafe

笠松将、「フェイクマミー」で“海老カツより食えない”モラハラ男を好演 『グッドニュース』「模範タクシー」ほか海外作品でも多彩な活躍

社会 ニュース
「フェイクマミー」7話 (C)TBS
  • 「フェイクマミー」7話 (C)TBS
  • 「フェイクマミー」(C)TBS
  • 「フェイクマミー」(C)TBS
  • 「フェイクマミー」(C)TBS
  • Netflix映画『グッドニュース』10月17日(金)配信開始
  • 『君は永遠にそいつらより若い』笠松将(C)「君は永遠にそいつらより若い」製作委員会
  • 笠松将『リング・ワンダリング』/photo:Maho Korogi
  • 『リング・ワンダリング』 (C)2021 リング・ワンダリング製作委員会
「茉海恵~こんな近くにいたんだねぇ」。

TBS金曜ドラマ「フェイクマミー」で「RAINBOWLAB」の社長・日高茉海恵(川栄李奈)のライブ配信を不穏な目つきで見つめていた、笠松将演じる本橋慎吾。

茉海恵のひとり娘・いろは(池村碧彩)の実の父親であり、いろはのために“ニセママ契約”を結んだ花村薫(波瑠)がかつて務めていた大企業、三ツ橋商事の御曹司にして現在は三ッ橋食品の代表取締役社長。上場を目指す「RAINBOWLAB」の虹汁を潰そうと画策中でもある。

第6話では妻・本橋さゆり(田中みな実)が“平成カップル”だった慎吾と茉海恵の写真を目撃、さらに薫と茉海恵のニセママ契約もバレてしまうことになった。

怪演で名高い田中演じるさゆりが全てを知ったいま、物語は新たなうねりに突入していくはずだが、慎吾には「茉海恵にめちゃくちゃ執着してるところが怖い」「写真をまだフォルダに残してる慎吾だいぶクズい」「これはさすがにショッキング」など視聴者の反響が集まり、「本橋慎吾が、憎たらしければ憎たらしいほど、ドラマは面白くなる」との声までも。

「フェイクマミー」開始当初は情報量の少ない“謎の男”だった本橋慎吾は、後半へと進むドラマのキーパーソンの1人となっている。

笠松の御曹司といえば、ドラマ「ムチャブリ!わたしが社長になるなんて」(2022/Hulu配信中)でも私怨が入り交じった事業上のライバル、大手外食企業の御曹司・野上豪を演じていたが、今回の慎吾はさらにその上を行く。

人当たりは柔らかく装っても、常に自信たっぷりの物言いで相手に有無を言わせず高圧的で強引、目的のためなら手段を選ばない非情さを持つ。

第6話では、“筑前煮”が母親の得意料理であり好物と判明するや、同じTBS系にて放送中の「じゃあ、あんたが作ってみろよ」の海老原勝男を彷彿とさせると話題に。だが、自ら料理を始め、日々成長を遂げている根が素直な勝男とはまるで違う。

自然派ジュースとして大バズりしている茉海恵考案の「虹汁」を敵対視し、圧倒的財力と知名度でライバル商品を市場に出して「虹汁に種をまいてもらい、収穫するのは我々」と言い放つ慎吾。

相談役の助言は「老害」と言い捨て、エレベーターの到着が遅いとボタンをイライラ連打、「誰待たせてんだよ、お前らの1秒1秒と一緒にすんなよ」とまで言う。

「本橋の人間は負けの味を覚えちゃいけない」と、家庭でもさゆりや息子・圭吾(高嶋龍之介)に厳しく当たり、圭吾の意思を無視してロンドン留学を勝手に進めようともした。



かと思えば、「茉海恵が浮気なんてするわけない」「ああ見えて煮物とか料理がめちゃくちゃ上手」と茉海恵への執着を隠しもない。朝ドラ「らんまん」の生真面目で職人気質な蔵人、幸吉の面影は微塵もないのだ。

まったく異なる人生を送りながら家族、キャリア、子育てなどに葛藤と苦悩を抱える薫と茉海恵が禁断のニセママ契約を通してシスターフッドを見せていく、どこか韓国ドラマを思わせる「フェイクマミー」の“ヴィラン”として、笠松演じる慎吾はますます存在感を増している。



先日33歳の誕生日を迎えたばかりの笠松は、2013年から俳優活動を始め、独立系の映画『花と雨』で長編映画初主演。ドラマ「君と世界が終わる日に」シリーズや映画『リング・ワンダリング』などに多数出演してきた。

「岸辺露伴は動かない」ー「ザ・ラン」での肉体改造に取り憑かれた橋本陽馬のような駆け出しではないが、モデルとしての活躍も目覚ましい。

2022年にはトム・ハンクス、ロバート・デ・ニーロ、ケイト・ブランシェット、ニコール・キッドマンら錚々たる俳優や監督を抱えるハリウッド大手のCAA(クリエイティヴ・アーティスツ・エージェンシー)と契約し、2023年に個人事務所を設立。



米HBO MaxとWOWOWの共同制作「TOKYO VICE」で演じた若きヤクザのリーダー・佐藤彰郎は人気キャラクターの1人となり、ディズニープラス日本作品として大ヒットしたヴィレッジ・サイコスリラー「ガンニバル」でも、文字通り“後藤家を守るためなら何でもする”次期当主(御曹司!!)・後藤恵介として存在感を見せつけた。

今秋は、オーストラリアの海外ドラマ「奥のほそ道 -ある日本軍捕虜の記憶-」(U-NEXT配信中)にて、捕虜と対峙しながら鉄道を完成させるために“何でもする”ナカムラ少佐を英語セリフも交えて熱演。

Netflix韓国映画『グッドニュース』では、平壌に行くためなら“何でもする”ハイジャック犯のデンジとして強烈な印象を放ったばかり。

さらに、特別出演している大人気韓国ドラマシリーズの第3弾「復讐代行人3~模範タクシー~」も11月21日(金)よりLeminoにて配信スタート。人身売買の元締めとなる日本の反社組織のボスとして、またも圧倒的な魅力を見せつけてくれるはずだ。

☆笠松将 プロフィール
1992年11月4日生まれ、愛知県出身

主な出演作:映画『響-HIBIKI-』『デイアンドナイト』『おいしい家族』『るろうに剣心 最終章 The Final』『君は永遠にそいつらより若い』『リング・ワンダリング』ほか
ドラマ「ごめんね青春!」「ウチの夫は仕事ができない」、大河ドラマ「西郷どん」「青天を衝け」、「事件は、その周りで起きている」、連続テレビ小説「らんまん」、「降り積もれ孤独な死よ」「レッドブルー」ほか

■「フェイクマミー」第7話(11月21日放送)あらすじ

学校に「1年1組に偽りの母親がいる」という怪文書が届く中、柳和会の母親たちも協力して開催する1年生の恒例行事「柳和サマーキャンプ」の準備が進んでいた。薫(波瑠)は、これまでと態度が一変したさゆり(田中みな実)のことが気にかかる。

一方、茉海恵(川栄李奈)はRAINBOWLABの上場審査を控え、社員一丸となっていたが…。
「フェイクマミー」は毎週金曜22時~TBS系にて放送中。
《上原礼子》

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