元キャバ嬢・のんがディアレストプロデューサーとして再び夜の世界に 団体戦略&目指すはキャストの“キャラ立ち” | NewsCafe

元キャバ嬢・のんがディアレストプロデューサーとして再び夜の世界に 団体戦略&目指すはキャストの“キャラ立ち”

芸能 モデルプレス/ent/world/wide/show
のん(C)モデルプレス
【モデルプレス=2025/11/07】ディアレストのプロデューサーを務める、のん。以前は東京・歌舞伎町「ヴェルージュ」でキャストとして活躍し、退店後はeスポーツ業界に進出した。eスポーツチーム「TriniTY」を法人として立ち上げて実績を残し、現在はゼネラルマネージャーに就任。さらに、以前から懇意にしていたディアレストの黒服に誘われ、兼任する形で、プロデューサーとして携わっている。そんなのんが夜の世界に復帰して目指す未来とは。【インタビュー全3回の2回目】

【写真】eスポーツチームを設立したキャバクラプロデューサー

◆のん、キャバ嬢だった過去

― 現在はプロデューサーを務められていますが、キャスト経験もあるんですね!まず、当時キャバ嬢を始めた経緯を教えてください。

のん:大学生のときもゲームが好きだったので、大学に通ってゲームもしていると、時間がなくてアルバイトではそれほど稼げなくて。3時間くらいの出勤で稼げる仕事を考えると、必然的にキャバ嬢でした。「ゲームがしたくて」という理由ですね(笑)。

― 以前は今より夜職に対して偏見があった時代だったと思うのですが、その世界に飛び込むことへの不安はありましたか?

のん:疎まれていましたよね。キャバ嬢になる前は高校生の頃からメイド喫茶や、109でアパレル店員のアルバイトもしていたので、自分自身は偏見が全くなかったです。高校生の頃から夜職に憧れていたので、働ける年齢になったときはむしろ嬉しくて。でもニコ生で配信したり、ゲーム実況をしたりしていて、キャバクラもやっている子はやっぱり変に思われて、大学では浮きすぎて友達は1人もできなかったです(笑)。

― 当時はカリスマアパレル店員としてファンを抱える方も多かったので、表に出る仕事という意味ではキャバ嬢と近しい部分がありますね!

のん:そうなんです!しかもネイルも髪も自由で、職業は"可愛い”が良い私にはぴったりでした。キャバ嬢になったのも「ヴェルージュ」の子たちがいろいろなメディアに出ているのを見たからなので、稼ぎたいという気持ちももちろんありましたが可愛い仕事を選んだというのもあります。

◆のん、就活をせずに夜職1本を決断

― ずっとお店を変えずに働かれていましたか?

のん:変える気もなかったです!実際に働いてみたら、すごくお姫様扱いをしてくれて、担当さんもすごく良い方で一緒にゼロから育て上げてくれたので、すごく働きやすくて。基本的にどこの店舗でも、入店した後は「頑張ってね」と本人に任せられるイメージなのですが、「ヴェルージュ」はどんなに最初にお客さんがいなくても一緒に頑張ってくれます。しかもすごく順調にステップアップできたので、辞めるということは頭に過ぎらなかったですね。

― 大学卒業後もキャバ嬢1本にすると決めていましたか?

のん:続けようと思っていましたし、普通に就職したときの生涯年収と、30歳までキャバ嬢をやった稼ぎを比べたときに、キャバ嬢の方が稼げると思ったんです。頭の中で計算してエビデンスを出しました。でもゲーム業界も捨てきれなかったので、25歳までに辞めて、次のステップに行きたいとも考えていましたね。

◆のん、現在にも活かされているキャバ嬢の経験

― のんさん自身の伝説のエピソードはありますか?

のん:3ヶ月でタワーができたのですが、絶対に自分だけの力ではなくて、半分以上はボーイさんのおかげです!始めて2ヶ月くらい経ったときにたまたますごく良いお客さんに巡り会えました。大学生だったので19時のオープンから働いていて、そのお客さんがちょうどその時間から開いているお店を探していたみたいで。夜職1本にするなら、稼げていなかったら採算が取れないと思うので、オープンからラストまでちゃんと出勤することが大切かなと思います。あとは入ってくるときから私指名と決めてくれていたお客さんがいたことも嬉しかったですね。

ボーイさんがとにかくしっかり育ててくれるので「ヴェルージュ」で夜職を始めてよかったなと感じています。女の子同士もすごく仲が良くて、待機中も殺伐とした空気がなく、目が合ったときに笑いかけてくれるんです。それができる子はなかなかいない。入りたてでもすぐに皆が受け入れてくれて、一緒に助け合ってくれるので、それがお客さんにも伝わって、本当の楽しさを作れていたかなと思います。

― キャバ嬢になったことで成長したことを教えてください。

のん:男性への対応ですかね。本当は言いたいけど言わない方が良いこと、愛想の振りまき方など、夜の世界に限らず使えるような立ち回りを学びました。会社でも我を強く出して損な立ち回りをする女の子っているじゃないですか。でも私はそこでグッと堪えて、ムカつくことがあっても相手を立てながら上手く落とし込むことができるようになりました。もしキャバ嬢になっていなかったら、ここまで人の意見も聞かなかっただろうな。

他にも会う人が限られていると、1番儲かっている人を聞かれたときに、配信者やYouTuberが出てくると思うのですが、私は夜職でいろいろな世界を知ったので、世間を見る目がすごく養われました。キャバ嬢をやっていたから、お客さんがいろいろ教えてくれましたが、もし普通に働いていたら上司が同じくらい教えてくれるというのはなかなかないなと思いますね。先回りして世間のことを知りつつ、お金も稼げるというのはキャバクラならではかなと思います。

― 今のプロデューサーという立場にも活かされていますか?

のん:人を束ねるとなると、どうしても苦手な人が出てくるものですが、そういうときにもグッと堪えて下手に出ることもキャバクラでの経験がなかったらできないだろうなと思います。

◆のん、プロデューサーとして夜の世界に復帰

― プロデューサーという形でディアレストに携わるようになった経緯を教えてください。

のん:以前からディアレストの黒服さんたちとは懇意にしていて、夜を辞めてからも連絡を取り合っていました。その中で「新しい形を作りたいからのんちゃんの力を貸してほしい」と誘われ、夜の世界に戻ることを決めたんです。キャスト時代も「もっとこういうところを改善したらいいのに」と思っていることがたくさんあったので、プロデューサーという仕事に向いている部分があるのかもしれないですね。プロデューサーとして何人か連絡を取っているキャストの子もいるのですが、まだ動き出したばかりで、正式なアナウンスもしていないので、今は主に店舗側と話を進めている段階ですね。

― ディアレストにプロデューサーとして携わってみて、感じたことを教えてください。

のん:以前働いていた「ヴェルージュ」と似ていて、ディアレストも夜職を始める第1歩に優しいお店だと私は思います。他のお店から来た子も言っているくらい、女の子同士の雰囲気も断トツで良いんじゃないかな。環境がとにかく良い!

改善した方が良いところはSNSかな。もっと良いところがあるから、もっと見せたいです。店内の設計も細かく計算されていて、お客さん同士が見えないように死角がすごくたくさんあって。他にも、厳しいボーイさんは多いと思うのですが、ディアレストは激甘なんです!そういった知られていない魅力がまだまだあるのに、活かしきれていないのがもったいないなと思いますね。あとは女の子も面白い子が多いので、そこも発信していきたいかな。

◆のん、ディアレストを盛り上げるための施策

― これから本格的にプロデューサー業をスタートされますが、どのようにディアレストに貢献していきたいですか?

のん:ホストクラブさんみたいな見せ方をしたいなと思います。ホストクラブさんはコンテンツの作り方が殺伐としていなくて面白いなと思っていて、団体で頑張っているという感じが好きで。イメージは10年前くらいのHOST-TVさんが出した企画系の動画で、番組にすごくお金をかけているんです。そのような感じで、テレビ番組をオマージュしているようなものをやってみたいですね。

女の子を大事にしたいからこそ、キャラ立ちさせてあげたいなと思っています。『めちゃ×2イケてるッ!』さんなどのバラエティ番組は、放送が終わっても出演していた女優さんはその後も活躍し続けているじゃないですか。それはキャラ立ちが上手かったからだろうなと思うので、そこを目指していきたいです。

― ご自身がキャバ嬢だった時代と比べて、今のキャストさんを見て、感じることはありますか?

のん:今の時代のキャストさんの方が少し殺伐とした個人戦のような雰囲気を感じます。当時在籍していた「ヴェルージュ」は本当に団体戦が上手くて、だからこそ出勤するのも楽しかったですし、他の女の子が接客している様子を見ても、お客さんたちも楽しそうでした。そのような雰囲気をディアレストでも作りたいです。そのために私が主催して飲み会も開きたいですし、1人で見られる子は少ないのですが、2~3人を連れて、異色のメンバーで体当たりさせてみるというのもやってみたいですね。

★インタビュー1回目では人生を変えた出来事について、3回目では現在ののんに至るまでに必要不可欠だった美容法について聞いた。

◆まとめ

キャバ嬢として活躍していた時代から、eスポーツ業界を経てプロデューサーとして夜の世界に復帰したのんさん。その道のりの中で培われた洞察力やコミュニケーション能力は、現在のプロデューサーとしての役割に存分に活かされていることが伝わってくる。

キャスト時代に自身が感じた「団体戦の楽しさ」をディアレストにも取り入れたいという熱意は、殺伐とした個人戦になりがちな夜の世界の課題を解決し、キャストのモチベーション向上に繋がるだろう。また、バラエティ番組のような企画や異色メンバーでの交流を促すという具体的な施策は、キャスト一人ひとりの個性を際立たせ、結果としてSNSでの知名度向上やフォロワーの熱量を高めることにも貢献すると期待できる。夜の世界の未来を見据え、革新を起こそうとする彼女の挑戦から、今後も目が離せない。(modelpress編集部)

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