やる気を失いかけている我々にカツを入れてくれるのが、鬼軍曹ゆか様。
自身も万年ダイエッターだった過去があり、「痩せたいけれど、できれば運動はしたくない」「ラクして痩せたい」という気持ちを理解したうえで、一人一人の悩みに寄り添って指導してくれる人気パーソナルトレーナーです。
ゆか様のジムに通う方たちの激変ぶりは、OTONA SALONEでも取り上げ話題に。
1月に開催したイベントに参加した方たちからは、
「何をやっても前もものハリがなくならない」
「お尻と太ももの境目がわからない」
「ししゃも足で細みのパンツがはけない」
など、下半身の悩みが多く寄せられました。
今回は、これらの悩みを一挙に改善できるエクササイズをゆか様に教えてもらいました。
心地よく体の背面を伸ばす動きが中心なので、運動に苦手意識がある人でも大丈夫!!
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▶「足のむくみ」対策にはコレ
ふくらはぎにカツを入れながら、背面全体をのばす足踏みストレッチ
夕方になるとむくんでパンパンになる、冷えでだるくなるふくらはぎ。第2の心臓と呼ばれ、血の巡りを左右する大切な部位です。
ストレッチとトレーニングが同時にできる方法を紹介します。ふくらはぎだけでなく、背中、お尻、裏もももしっかりのばせるので、全身のストレッチになる動きです。
【1】四つん這いになる
足は腰幅に開き、手は肩の真下に置いて四つん這いになる。
【2】お尻を高くつき上げ、背中は真っ直ぐに
お尻を斜め上につき上げる。腰が反らないよう首からお尻まで真っ直ぐになるよう意識。
【3】膝を交互に曲げ、その場で足踏み
真っ直ぐの背中を保ったまま、その場で足踏みをする。膝を曲げていない方のかかとが少し浮いても大丈夫。裏もも、膝、ふくらはぎ、足首に刺激を与え、冬眠中の筋肉、関節を目覚めさせて。
最初は10往復を目安に行って。できるようになったら30秒を目標にしましょう。
▶夜はこれ1つでOK
全身を心地よくのばし、浮き輪肉、たれ尻を撃退
1日の終わりに、行いたい全身のストレッチ。姿勢改善につながり、気になるお腹まわりや下半身もスッキリします。
首から足首まで心地よくのばせるので、疲れがとれ、肩こりや腰痛、足のむくみの改善も期待できます。
【1】手を組み、裏返して天井に向けて伸ばす
足を肩幅に開いて立つ。手を組み、裏返して両腕を上げてのびをする。手と足で引っ張りあうようにすると、背面がしっかりとのびる。
【2】腕をのばしたままゆっくりと上体を倒す
腕を真っ直ぐのばしたまま、状態を倒す。背中を丸めたり、反らせたりしないこと。
倒すときはお尻と腕が引っ張り合うようにすると背中がしっかりとのびる。
【3】手のひらを床につける意識で前屈
腕をしっかりのばし、前屈。手が床につかなくてもOK。膝をまげず、裏もも、膝裏、ふくらはぎをしっかりとのばすことが大切。
動きを止めずに4秒かけて1から3を行い、4秒かけて3→1を行う。呼吸は止めずに、倒れるときに息を吐き、起き上がるときに息を吸う。
10往復を目安に行って。
【NG】膝を曲げたり、背中を丸めない
背中とお尻からふくらはぎまでをのばしたいので、背中を丸めるのはNG。膝も曲げてしまうとのびを感じられないので、上体を倒す角度は膝が真っ直ぐのままでいられるところまででOK。
普段、運動していない人だけでなく、足痩せのトレーニングをしてもなかなか効果が出ない、太もものハリがとれないという人も、まず筋肉の柔軟性を取り戻すこと!
紹介したストレッチを続けるだけでも、お尻と太ももの境目がはっきりしてきて、スタイルアップが期待できます。足のむくみ解消にもつながるので、ぜひ1日の終わりの習慣にしてください。
教えてくれたのは
鬼軍曹ゆか様(福田裕香)
高校卒業後、会社員に。小学生からデブだったという万年ダイエッターだったが、26歳のときに「このままでは一生デブのまま」と危機感を覚え、一念発起しエステで20減に成功。しかし、自己流の過度な食事制限を行ったことで体調を崩してしまう。その後、運動しかないと筋トレをはじめ、運動の大切さに目覚める。自身のダイエット経験を生かし、30歳でジムのトレーナーに転身。パーソナルジムに勤務しながらオンラインサロン「ズボラ矯正ジム」を主宰。2021年に独立し、東京・代々木上原エリアに「soar gym」をオープン。これまで1,000人以上に指導してきた。
SNSでは、「尻も人生も爆上げする」をテーマにズボラでも続けられるダイエット法やマインドを発信。
Instagram @yuka_fitness
撮影/佐山裕子(主婦の友社)