オープニングVCRから“timelesz PARTY”の準備をするメンバーたちが順番に映り、会場のボルテージが上昇。そんな8人初めてのパーティーの始まりを告げる「Rock this Party」は新体制での始動を象徴するともいえる楽曲で、Sexy Zone時代を含めてアリーナツアー最長サイズとなる24mのLEDに8分割されたメンバーが映ると熱気は一層高まり、菊池風磨と寺西拓人が背中を重ねるパートでは、寺西の指一つでさらなる歓声を誘う。そのまま会場全体を盛り上げるナンバーが続き、4曲目までで既にメインステージ→センターステージ→バックステージまで移動することで、早くも広範囲のファンのもとへ近づき、一体感が高まっていく。
外周に散らばった8人のそれぞれの挨拶は初々しくも個性に溢れ、橋本将生は「殻敗れよ!」と「タイプロ」をパロディ。8人となり迫力が増された「Anthem」「New phase」を経て、「SWEET」では可愛らしさが爆発し、松島聡を筆頭に8人が温かな関係性を築いているからこそ出る笑顔や、キュートな仕草で会場を沸かせる。キュートといえば、Sexy Zone時代からの伝説の楽曲「スキすぎて」も欠かせず、8人の甘いセリフを同時に摂取できるお得さに加え、菊池が“可愛い”に振り切った「I need you」では会場中の笑顔が引き出された。
「RUN」で感動的に締めくくった本編を経たアンコールではトロッコでスタンド席を訪れ、最後にもう一度歌った「Rock this Party」は、ランダムにパートを指名していくライブならではの演出が光る。最後にメインステージで揃って歌う姿はオープニングでのパフォーマンスよりさらに結束力が増したようにも見え、菊池が放つフレーズ「全部うまくいく」の通り、今を駆け抜ける彼らの前進をリアルタイムで体感できた2時間半といえる。常識を破りながら、多くのファンとともに成長していく8人のこれからが楽しみで仕方がない。(modelpress編集部)