代々木ゼミナールは2025年7月28日、九州大学の入試データ(2025年度)を公開した。一般選抜合格者に占める福岡県出身者の割合は35.7%で、10年連続40%を下回る結果。特に、後期日程全体の県内出身者割合が23.7%と低くなっているという。 入試データは、おもな国公立大学と私立大学の入試状況を掲載したもの。志願者数と志願倍率、現役浪人比、男女比、出身地比、合格者平均得点率などを大学別でまとめている(項目の内容は大学により異なる)。 九州大について、2025年度の一般選抜合格者に占める福岡県出身者の割合をみると、2024年度から2.9%増加の35.7%となった。過去10年間では3番目に高い割合となったものの、10年連続で40%を下回っている。 特に、後期日程全体の県内出身者割合が23.7%と低くなっている。これは、九州大学がほかの難関国立大学に比べて後期日程を実施する学部が多く、2025年度は共通テストの平均点があがったことにより、前期日程で東京大学・京都大学・名古屋大学・大阪大学にチャレンジした成績上位層の併願先として、全国から受験生が集まったことが要因と考えられるという。 なお、2024年度に県内出身者割合が40.7%と過去10年間でもっとも低かった医学部・医学科は、2025年度は49.1%と、2018年度の51.8%につぐ4番目に高い割合となったことがわかった。 九州大学の入試データの詳細は、代々木ゼミナールのWebサイトで確認できる。