松本潤、キャリア30年目で初の医師役に挑んだ『19番目のカルテ』視聴者の胸を打つあたたかな演技に注目 | NewsCafe

松本潤、キャリア30年目で初の医師役に挑んだ『19番目のカルテ』視聴者の胸を打つあたたかな演技に注目

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松本潤、キャリア30年目で初の医師役に挑んだ『19番目のカルテ』視聴者の胸を打つあたたかな演技に注目

先日より放送がスタートした日曜劇場『19番目のカルテ』(TBS系)で主演を務めている嵐・松本潤。同作では、キャリア30年目にして自身初の医師役を務めており、その深みを増した演技に注目が集まっている。本記事では、松本の近年の活動を振り返りながら、主演作『19番目のカルテ』で見せている芝居にも触れ、役者としての魅力を紐解きたい。

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来年の春頃に予定しているコンサートツアーをもって、グループの活動を終了することを発表した嵐のメンバーであり、現在は俳優業を中心に活躍している松本。2023年放送の『どうする家康』でNHK大河ドラマの主演という大役を務めたほか、昨年は長澤まさみ、永山瑛太らと共に、ドストエフスキーの名作「カラマーゾフの兄弟」をモチーフにした『正三角関係』で13年ぶりの舞台出演を果たすと、花火師一家の三兄弟の長男役を好演した。同作はロンドンでも公演が行われ、現地メディアからも高く評価されており、松本にとっても貴重な経験となったのではないだろうか。

そんな松本がキャリア30年目にして初の医師役に挑んでいるのが、病気を診るだけでなく、心や生活背景をもとに患者にとっての最善を見つけ出し、生き方そのものに手を差し伸べる総合診療医を描いた新しいヒューマン医療エンターテインメント『19番目のカルテ』だ。同作で松本が演じるのは、患者と誠実に対話し、苦しみを解きほぐして導いていく総合診療医・徳重晃。総合診療科は、患者の訴えを一つひとつ丁寧にすくい取り、その人の暮らしや家庭環境、心の状態までも含めてその名の通り“総合的に”診察を行う科であり、患者との問診が物語の鍵となる。

先日放送された第1話では、原因不明の全身の痛みを訴えて憔悴しながらも、「病気かどうかも分からないのに、会社は休めません」「大したことじゃないのに、それぐらいでって思われたら、私もうみんなと働けません」と入院を渋る患者・黒岩百々(仲里依紗)に対し、徳重が、「それぐらいじゃありません。痛みを感じ、事実生活に支障が出ている。それは大したことだと僕は思います」「頑張られたんですね」と言葉をかける姿が描かれた。時に感情的にもなる患者に対して、ゆっくり優しく語りかけ、あたたかなまなざしを向ける徳重に、SNSでは、「優しいオーラが感じられて雰囲気がピッタリ」「徳重先生すごくハマり役じゃない??」など称賛の声が相次いでおり、その姿が多くの視聴者の心を打ったことがうかがえる。

松本は公式インタビューにて、徳重について“ただ優しいだけでなく、患者の状態を見ながら話の展開などを考えて行動しており、すごく頭を使っている人物”と表現した上で、自身と重なる部分もあると明かしている。こうした役柄との共通点が演技にも自然と表れ、問診を通して患者に寄り添う徳重の言葉に説得力をもたらしているのではないだろうか。初の医師役という新境地で発揮される、松本らしい魅力あふれる演技にこれからも注目したい。


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