柳井正財団は2025年7月17日より、第10期公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)の応募受付を開始する。奨学金プログラム説明会は、6月29日と7月6日にオンラインで開催する。事前登録制。 柳井正財団では、有望な人材が経済事情等に関わらず世界トップレベルの教育機会を得られるよう、2017年より米国と英国の大学に進学する学生に返済不要の給付型奨学金を支給している。 今回募集する「公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)」は、学校から推薦を受けた、インターナショナルスクール含む世界中の高等学校に在籍している日本国籍を有する学生を対象とした選考。2022年第7期奨学生募集から対象高校を拡大し、高校からの推薦人数の上限を撤廃している。 また2025年度からは奨学金支給額の上限を引き上げる。米国の大学に進学する場合の上限は、奨学生1名あたり原則年間10万5,000USドル(従来は10万USドル)。英国の大学はに進学する場合の上限は、奨学生1名あたり原則年間7万ポンド(従来は6万8,000ポンド)。米国大は4年間、英国大は原則3年間、財団が大学ごとに必要な費用(授業料、寮費、保険料)を算出し支給する。対象大学は、米国のおおむねトップ50に入る大学、および同等レベルの英国の大学。募集人数は、米国・英国あわせて年間20名程度。 応募期間は7月17日~8月12日午後4時(日本時間)まで。自身で高校卒業時期、世帯所得等の応募資格・条件を最新の応募要項で確認のうえ、在籍している高校から推薦をもらうこと。 最新の応募要項によると、出願時点で必要な語学試験および学力試験のスコアは、原則、語学試験が「TOEFL iBT 90」または「IELTS 6.5」、学力試験が「SAT 1400」または「ACT 31」または「IB 38(予測スコア)」水準以上の者。ただし、水準を満たしていない場合でも、推薦学校が、奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力、資質を備えていると認めた場合はこの限りではないとしている。 柳井正財団海外奨学金プログラムの説明会は、6月29日と7月6日にオンラインで開催する。対象は、おもに中学生・高校生・保護者・教員。説明会当日は、奨学金の話だけではなく、実際の大学生活や海外大学受験に関する相談に柳井正財団奨学生が直接答える機会が設けられる。また希望する学生には財団職員や奨学生との個別相談も用意するという。申込みは、Webサイトより受け付けている(先着順)。◆柳井正財団 第10期公募制学校推薦海外大学奨学金(予約型)※2026年9月入学者向け応募期間:2025年7月17日(木)~8月12日(火)16:00推薦書類受付:2025年5月15日(木)~8月12日(火)※いずれも日本時間※詳細は最新の応募要項で確認◆説明会「柳井正財団奨学生と考える海外留学とその先」日時:2025年6月29日(日)・7月6日(日)各日8:30~12:30(日本時間)対象:中学生・高校生(海外在住者も参加可)・保護者・教員会場:オンライン参加費:無料定員;あり申込方法:専用申込フォームより申し込む※定員に達し次第、締切り