北海道教育委員会は2025年6月16日、2026年度(令和8年度)北海道公立高等学校入学者選抜における「学校裁量についての実施予定一覧表」「推薦入学者選抜実施校における全日制課程の『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」などを公表した。学力検査の傾斜配点などをまとめている。 「学校裁量についての実施予定一覧表(札幌市立・知内町立・奥尻町立・音威子府村立・三笠市立・大空町立・浜中町立・ニセコ町立高等学校を除く)」は、実施する学区・学校ごとに選抜ごとの詳細を記載。推薦入学者選抜は募集人員の割合や面接の実施形態、一般入学者選抜は傾斜をかける教科と倍率、学力検査の成績と評定との比率など、選抜にあたり重視する項目をまとめている。 一般入学者選抜で傾斜配点を実施するのは11校11学科。滝川(理数)は国・数・英で各1.5倍、札幌北(普通)は数・英で各2.0倍、札幌啓成(理数)は数・理・英で各1.5倍、札幌国際情報(国際文化)は英2.0倍、千歳(国際教養)は英1.5倍、苫小牧南(普通)は英1.5倍、函館中部(理数)は数・理・英で各2.0倍、函館商業(国際経済)は英1.5倍、旭川西(理数)は数・理で各2.0倍と英1.5倍、北見北斗(理数)は数2.0倍と英1.5倍、釧路湖陵(理数探究)は数2.0倍と理・英で各1.5倍となっている。 このほか「推薦入学者選抜実施校における全日制課程の『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」は、各学校・学科の入学者の受入れに関する方針など「スクール・ポリシー」を推薦枠とともに集約したもの。「定時制課程の『入学者の受入れに関する方針等』一覧表」も掲載している。 詳細は、北海道教育委員会や札幌市教育委員会のWebサイトで公表しており、町村立高校などは各教育委員会に問い合わせが必要。なお、公表内容は今後発表される公立高等学校配置計画や市町村教育委員会の決定などにより変更されることがある。 2026年度の北海道公立高等学校入学者選抜は、推薦入学者選抜の面接を2026年2月10日、一般入学者選抜の学力検査を3月4日、追検査を3月11日、合格発表を3月17日に実施する。