あばれる君と行く!4万年前の氷河期探検─日本初公開の化石も | NewsCafe

あばれる君と行く!4万年前の氷河期探検─日本初公開の化石も

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あばれる君と行く!4万年前の氷河期探検─日本初公開の化石も
 国立科学博物館(東京・上野)は、特別展「氷河期展 ~人類が見た4万年前の世界~」を2025年7月12日(土)から10月13日(月・祝)まで開催する。同展のアンバサダーに、お笑いタレントのあばれる君が就任した。

 あばれる君は福島県出身で、社会科の中学・高校教員免許を持ち、世界遺産検定1級も取得している。サバイバルやアウトドアの知識も豊富で、自身のYouTubeや番組で披露しているほか、「あばれる君のアドベンチャークラブ」という自身のコミュニティで定期的にアウトドアイベントも開催している。

 同展では、日本初公開となるネアンデルタール人およびクロマニョン人の実物の頭骨をはじめ、絶滅した動物の骨格標本や生体復元模型、考古資料の展示を通じて、氷河期に生きた人類と動物のくらしや環境を紹介する。

 展示は3章構成となっている。第1章「氷河期 ヨーロッパの動物」では、氷河期のヨーロッパ北部は氷床に覆われ、中央部に乾燥した草原地帯が広がり、「氷河期のメガファウナ(巨大動物群)」と呼ばれる大型の動物たちが君臨していた様子を紹介する。

 第2章「ネアンデルタール人とクロマニョン人」では、氷河期を生きたネアンデルタール人とクロマニョン人(ホモ・サピエンス)の実物の頭骨が日本初上陸する。ネアンデルタール人はがっしりした体格と強靭な筋肉を持っていたのに対し、クロマニョン人は比較的ほっそりした体格に長い手足を持っていた。同じ時代を生きていた両者だが、4万年前までにネアンデルタール人は姿を消している。

 第3章「氷河期の日本列島」では、南北に長く、多様な環境が広がっている日本列島について紹介する。人類は最終氷期、約3万8千年前までには日本にわたってきたと考えられている。当時を生きた日本三大絶滅動物(ナウマンゾウ、ヤベオオツノジカ、ハナイズミモリウシ)などの動物たち、そして氷河期の日本列島での人類の暮らしを展示する。

 2025年7月12日(土)の開催に先立ち、6月9日(月)に最新ビジュアルを公開した。最新ビジュアルでは、展示の臨場感や氷河期の世界観をより直感的に感じてもらえる構成へとアップデートした。

 また、8月および10月の一部期間において、夜間開館の実施が決定した。8月8日(金)から17日(日)、10月10日(金)から13日(月・祝)は午後7時まで開館する(入場は午後6時30分まで)。

 詳細は公式サイトにて確認。
《中野坂理恵》

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