Aマッソ加納、連ドラ脚本デビュー 執筆に追われる「自分の遅筆にもびびってます」<スナック女子にハイボールを> | NewsCafe

Aマッソ加納、連ドラ脚本デビュー 執筆に追われる「自分の遅筆にもびびってます」<スナック女子にハイボールを>

社会 ニュース
ドラマ「スナック女子にハイボールを」囲み取材に出席した加納愛子(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/03/13】お笑いコンビ・Aマッソの加納愛子が、山口紗弥加と北香那がW主演を務める中京テレビ4月期連続ドラマ「スナック女子にハイボールを」(4月4日25時04分より初回放送スタート※全10話予定)で連続テレビドラマ初の単独オリジナル脚本に挑戦。このほど行われた囲み取材にて、執筆活動について語った。

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◆加納愛子、オリジナルドラマ初脚本「不安の方が大きかった」

加納が脚本を担当し、山口と北がW主演を務める本作は、日本独自の文化である夜の社交場=スナックを舞台に、夜の人間模様を描くワンシチュエーション・コメディドラマとなっている。

加納は脚本のオファーについて「オリジナルドラマの脚本は初めてやらせていただきますので、私に務まるのかという気持ちと、今まではコンビで2人しか動かしてこなかったところを、たくさんの出演者の方の台詞を書かせていただくということで、不安の方が大きかったんですけども。楽しいコメディということで、コメディは一応本業ですので、楽しく自分の良さも活かしながら書き進めてきました」とコメント。

スナックを舞台にした1シチュエーションの脚本については「展開とか、いろんなストーリーみたいなことは書けないなと自分では思っていたので、会話劇ということを聞いて。普段、お酒はそんなに飲めないんですけども、他業種の人とかの交流ということに関しては、自分の培ってきたものも台本に乗せる形になったのかなと思います」と語った。

◆Aマッソ加納、執筆に追われる「自分の遅筆にもびびってます」

会話劇へのこだわりを問われると「登場人物が全員、他人に興味があるということがベースになっているかなと思います」「他人に興味を持つだけで、これだけいろんな交流ができるんだぞっていうのは、ちょっと意識しました」と発言。コメディでは女性が受け手となることが多いと感じていたそうで「そこをちょっと自分のオリジナリティで打破できないかなというのは、裏テーマとして自分の中では考えていました」と明かした。

全話の執筆は大変か質問されると「嫌ですね。終わらないので(笑)。去年の末ぐらいから書いていて、まだ終わっていないので。自分の遅筆にもびびってますけども(笑)。なんとか、撮影日が迫っておりますので、頑張りたいなと思います」と返答した。

◆Aマッソ加納、脚本ドラマをアピール

ドラマ作りに参加した感想を求められると「今まで自分と相方の当て書きしかしてこなかったところを、キャストの皆さんが決まる前に少し走り出した部分もありますし、そこから新しいカラーを、脚本にキャスティングという形で乗せていただき、そこに演出が加わってという。一つのモノづくりをたくさんのプロフェッショナルとやることの楽しさも感じておりますし、その中で自分が気付かなかった自分の特徴なども教えていただいたり。自分自身に向き合う形にもなっているので、すごくありがたい機会だなという風に思っております」と語った。

そして「ドラマを通して、会話することみたいなのが主題になっているドラマってそこまでないと思うので。何かしら主人公に事件が起きてとか、何か展開があってみたいなドラマがたぶん多いとは思うんですけども。人とのコミュニケーションに焦点を当てた30分ドラマ、短いので、多くの世代の人に見ていただきたいなという風に思います」と呼びかけていた。

◆Aマッソ加納、主演の山口紗弥加&北香那について語る

W主演の2人に関しては「最高ですよね。北香那さんは今からの女優さんですし、山口紗弥加さんは今までたくさんいろんな作品に携わってこられた方ですので。自分の台本で恐れ多いなとは思いますけども、そういうお2人にこんなこと言わせたら面白いなっていうのを、ほくそ笑みながらやっております」とにっこり。

ネタを書くこととドラマを作劇することの難しさの違いに話が及ぶと「(お笑いは)すべるかウケるかしかジャッジがないので。ドラマって、見た人の感想でいろんな気づきだったり、それぞれの感想を持ち帰っていただけるというところが面白いところだなと思いますね」と考えを明かした。

◆Aマッソ加納、実際にスナック取材へ

スナックの取材に行ったのか尋ねられると「後輩とか友達と、スナックを何件か回らせていただきまして。私もスナックにあんまり行ったことがなかったので、偏見というか、『ママうざいんだろうな』と思っていたんですけど(笑)。全然うざくかったです(笑)。やっぱり、行ってみんことには分からん事が多いなという」と報告。

スナックの魅力を問われると「ちょっと語弊があるかもしれないですけど、適当に喋っていいとこですかね(笑)。芯を食った話をしなくてもいいし、してもいいし。聞いてるようで聞いてないじゃないですか。ママも。あの感じ、いいなと思って(笑)。こっちが熱を帯びて喋り出したら、隣のお客さんのところに行ったり。あの感じすごくいいなあと思って。何か社会の縮図のような気もします」と印象を語った。

ドラマに反映できそうな、実生活でのお酒にまつわるエピソードがあるか質問を受けると「相方がすごくお酒を飲むほうで、やっぱり飲んだら変わるんですよ。人間が。普段はあんまり自分の気持ちをストレートに表現するタイプではないんですけど、お酒を飲んだ時にすごい本音を喋るんです。あの感じとか、実際に取材している気分でしたね(笑)」と返答。「二面性っていう言葉がありますけど、人間ってそんなにぱきっと表と裏があるわけではないので、その辺のグラデーションだったりを含めて1人の人間だという部分は、大分参考にさせていただきました(笑)」とも話していた。(modelpress編集部)

◆加納愛子コメント

このたびはじめて連続ドラマのオリジナル脚本を担当させていただきました。世代や立場を超えた直接的な交流が希薄なこの時代、スナックを通じて人と人が関わっていくことの面白さや、コミュニケーションの可能性を、期待も込めて書かせていただきました。会話において「んなアホな」もあるけど、でもちょっとだけ現実でもあったらな~と本当に願ってたりして、知らんけど、知らんのかい、というのが今回の私とママとの距離です。

山口紗弥加さん、北香那さんをはじめとする素晴らしいキャストの方々や、頼もしいスタッフの皆さんによって、自分の脚本に魔法をかけてもらったような、今まで感じたことのない喜びを感じています。オンエアがとても楽しみです。日常のちょっとした憩いに。4月からスナック「マーガレット」でお待ちしています。

◆山口紗弥加コメント

「いつか、スナックやりたいね」「あんたがママで、私がチーママ」下戸のくせ、女ふたりで酔っ払っては本気と戯言が半々の酒場の夢を語り合った時代がありました。仮に今、その夢を果たせるだけの体力があったとして、実現する情熱があるかというと、やはり戯言。年齢を重ね、コロナ禍を経て、お酒とも友人とも疎遠になり泡になったあの夢が、こんな形で叶うなんて…。なりたかったチーママではないけれど、感慨を込めて「ママ」を演じる毎日です。

とはいえ、浸っている余裕はありません。加納さんの脚本は“未知との遭遇”であり、“可能性”でしかなく、役者として、人間としての深さを測られているような恐ろしさを感じます(笑)。膨大な台詞量に息切れしつつも、紡がれる言葉ひとつひとつが愛おしく、リズムは心地よく、現場に笑顔が絶えないのはこの脚本があってこそ。スナック「マーガレット」に集う人々の悲喜交々をぜひ、お酒とともに愉しんでいただけたら。

◆北香那コメント

脚本がとにかく面白くて、芸人さんの凄みを感じました。コント、演劇の要素を多く含み、ドラマのイメージを覆す新鮮味あふれる作品になるのでは…!と、撮影を非常に
楽しみにしておりました。撮影現場では、キャストの皆さんが会話のテンポを上手く作ってくださるので、そこに自然に乗っていける安心感があり、ものすごく自由な状態で役を演じさせてもらっています。ややアドリブ合戦になっていて、撮影のたびに笑いを堪えるのに必死です。

そして、山口紗弥加さんのスナックのママが、とにかく妖艶で美しい!実際にスナックで楽しんでいるような気分で撮影をさせてもらっています。その雰囲気を、視聴者の皆様にも存分に味わっていただきたいと思います。

◆ストーリー

日々の会社勤めに辟易としているOLさつき。今日も退勤後に上司の部長から大量の業務連絡がスマホに…そんな日常に癒しを求めて最近少しハマっている「スナック」通い。以前からに気になっていた店「マーガレット」に今夜はたどりついた。扉を開けると、風変りなママとカウンターには常連客が酒を肴に取り止めもない話で盛り上がっている。優しいママの誘いでさつきもその輪の中に徐々に溶け込んでいく。

と、そんな心地良い空間を楽しむ間も無く、さつきに大事件が勃発。仕事で重大なミスを犯したのだった。鳴り止まない上司からの電話…店内ではママと常連客も心配して右往左往。そして、1人の常連客が思いついた奇想天外な方法でこの難局を打破しようとさつきとママと常連客たちが奮闘する?その結末は…。

そして何よりもママの醸し出す雰囲気、仕草、発せられる言葉の虜になるさつき。しばらくスナック「マーガレット」に通う日々が続きそうだと思いながら、今夜は終電間際、家路に向かうのだった。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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