山時聡真、先輩・菅田将暉からの“泣きそうになった”言葉「不安が解けた」注目俳優の知られざる一面に迫る<「マルス」インタビュー> | NewsCafe

山時聡真、先輩・菅田将暉からの“泣きそうになった”言葉「不安が解けた」注目俳優の知られざる一面に迫る<「マルス」インタビュー>

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モデルプレスのインタビューに応じた山時聡真(C)モデルプレス
【モデルプレス=2024/02/13】テレビ朝日系ドラマ『マルス-ゼロの革命-』(毎週火曜よる9時~)に出演中の俳優・山時聡真(さんとき・そうま/18)は、5歳で芸能界入りを果たし、2023年はジブリ映画『君たちはどう生きるか』の主人公声優に抜擢されるなど、ネクストブレイクの呼び声も高い実力派若手俳優の1人。そんな山時にモデルプレスがインタビューを実施し、俳優業を「これで辞めよう」と思っていた過去や、これまでのキャリアを振り返って成長を感じた部分、悲しみを乗り越えた方法など、彼の知られざる一面に迫った。<後編>

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◆“5歳で芸能界入り”山時聡真、辞めたかった過去と俳優として決意したきっかけ

― 山時さんは5歳の頃にスカウトされたのをきっかけに芸能活動を始めたそうですね。当時から芸能界に興味があったのでしょうか?

山時:芸能界は全く興味がなかったんです。芸能活動は習い事感覚でやっていて、まさかここまで続くとは思っていませんでした。ですが当時から姉の影響でドラマは観ていて、それこそ今回『マルス』で共演している吉川愛さんが出演していた『メイちゃんの執事』(2009年/フジテレビ系)は4歳くらいの時に観ていたので、今思うとすごく感慨深いです。

― 「まさかここまで続くとは」と仰いましたが、これまでに辞めたいと思ったことは?

山時:今までの習い事もキリが良いところで辞めてきたこともあり、小6と中1の間で福岡から東京に引っ越すタイミングがあったのでそこで辞めようと思っていました。ですが、色々な先輩たちや作品に影響を受けて、トップコートに入った時には“仕事”という意識が改めて身について、頑張りたいしやってみたいな、と思うようになりました。

― 芸能活動が“仕事”と感じたきっかけがあったのでしょうか?

山時:作品のオーディションで合格をもらうと、自分を認めてもらっている感じがして、この仕事に向いているのかもと思うようになりました。そして作品に出て、SNSで嬉しい感想をいただいたりして、お芝居ももっと上手くなりたいと感じるようになりました。

― 実際に、ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』(2023年/日本テレビ系)に出演された際には、高い演技力が大きな話題を呼びました。俳優として注目を集めている最中かと思いますが、ご自身でも何か成長したなと感じる部分はありますか?

山時:最近だと、カメラとスタッフさんに囲まれる非日常な状態の中でも、落ち着いてお芝居ができるようになりました。これまでは緊張もするし、お芝居をしたくても、家で練習していたのと全く違うものが出てしまうことがあったのですが、最近は全く緊張せずに楽にお芝居ができるようになったので、そこは変わった部分かなと思います。

◆山時聡真、菅田将暉&松坂桃李からもらった言葉に感銘「泣きそうでした」

― 2023年には映画『君たちはどう生きるか』の主人公声優に抜擢され、話題を呼びました。この経験で得たものがあれば教えてください。

山時:自分の宝物が1個増えた気持ちです。これまでの作品も全て宝物ですが、これから一生大切にしたいなという作品が、自分の引き出しに入った感覚です。あとは、声だけでの表現は普段のお芝居とは違うので、感情を声に乗せて出さなければいけないことが難しかったです。普段お芝居している時に声を意識できているかと思うとそうではなかったなと気づけたので、顔も身手振りも声も全てに感情を乗せたいなと思い始めるきっかけになりました。

― 声優業と俳優業との違いを実感した経験にもなったんですね。

山時:演技だと動作でごまかせる部分も、声だけだとごまかすことができないので、1つ1つの大切さというのは身に染みてわかりました。ただ未だになぜ僕が眞人に選ばれたのか、自分でもわかっていないです(笑)。

― 同作には事務所の先輩・菅田将暉さんも出演されていましたが、何か声を掛けてもらったことなどはありましたか?

山時:菅田さんとは収録が始まる前にお会いできず、話せる機会がありませんでしたが、収録後に事務所の忘年会でお会いして「さんちゃん(山時)の声を聞いて、すごくやりやすかったし、本当に自信を持っていい」と言ってもらえました。僕は「不安です」と正直に言ったのですが、「いや、不安なんてならなくていいよ、最高だったから」と言ってくれて、そこでホッとしました。

― 不安を抱える山時さんに、優しい言葉を掛けてくださったんですね。

山時:本当に泣きそうでした!そこで本当に今までの不安がパーっと解けた気がしました。涙が出そうでしたが、忘年会で1人で泣いていたら皆が心配してしまうので耐えました(笑)。もう、優しいんです、菅田さん。

― 事務所内の先輩後輩の結びつきが強いのも伝わってきました。

山時:後輩思いの先輩しかいないんです。皆さん話しかけてくださいますし、共演する機会も結構あるので、絆が深まるんだと思います。

― 映画『ラーゲリより愛を込めて』(2023年)では松坂桃李さんとご一緒されていましたね。

山時:松坂さんにも、当時僕が初舞台『アナザー・カントリー』の出演が決まっていたので、舞台についての質問をたくさんしました。「セリフは飛ばしますか?」という質問にも松坂さんは「飛ばすこともあるよ。でも舞台は1発勝負だし、何が起こるかわからないから逆に楽しいよ」「舞台は本当にハマるから、楽しんでやってみな」と言ってくださって、事務所の先輩からの言葉の有り難さをそこでも感じましたし、それまで1発勝負の舞台に対して後ろ向きな気持ちがありましたが、その言葉ですごく楽しみに変わりました。素晴らしい先輩方に囲まれて最高です!

◆山時聡真「2024年ヒット予測」ネクストブレイク枠選出でさらなる意欲

― 山時さんは、2024年1月にモデルプレスが発表した「2024年ヒット予測」で俳優部門ネクストブレイク枠に選出されました。今後、更なる活躍が期待されていると思いますが、こういったことに対するプレッシャーはありますか?

山時:ありがとうございます!いや、逆にモチベーションが上がります!今までランキングというものに選出された経験がなかったので、本当に嬉しくて、全くプレッシャーなんて感じていないです!

― そういっていただけてこちらも光栄です!

山時:『マルス』に出演する井上(祐貴)さんと日向(亘)さんもネクストブレイク枠にいらっしゃったので、先日現場で「載りましたね!」と3人で話していました(笑)。

◆山時聡真が悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者の中には、様々な不安を抱えている読者の方もいます。そういった方に向けて、山時さんの悲しみを乗り越えたエピソードをください。

山時:実は小学生の頃、あまりいい思い出がないんです。今は友達もたくさんいますが当時はそんなに多いわけではなくて、芸能活動という人とは違うことをしていると色々言われてしまいがちで悲しみを感じることがありましたが、家族を頼ることが乗り越える1番の方法だなとその時に思いました。家族というのは誰よりも自分のことを見ているし、誰よりもわかってくれようとして、気を遣わずにダメなところはダメと言ってくれるので、自分が変わるためにも家族に相談しなきゃいけないなと思ったんです。これまでに恥ずかしくて言いにくい部分を相談できなかったこともありましたが、絶対相談した方がよかったなと後悔した経験があるので、そういった経験を通して「家族に相談すること」が1番大切だと思いました。

― 実際にどういった時にご相談をされたのでしょうか?

山時:小学生の頃、嫌なことがあった時に両親に全てを話したら、僕の悪いところをちゃんと言ってくれて、解決法も出してくれました。今も悩みがあったら話しています。最近は感情を出すことを普段から怖がらないようにしていて。普段から泣いてないと演技でも絶対に泣けないといったように、お芝居に影響してしまうからです。だから、家族の前でも泣きたい時は泣くようにしていて、そのためにも家族にいつでも頼れるような状況を作っておくことが大切だと思っています。

◆山時聡真の夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者も沢山います。そういった読者に向けて、山時さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。

山時:僕自身、夢はまだ叶っていないのですが、何事も続けること。僕もこの業界に5歳の時から入っていますが、中2~3でもまだ作品のレギュラー出演だったり、主人公を演じることができず、最近になってジブリ作品や『最高の教師』『マルス』に出ることができて、視聴者の方にも感想をいただけるようになったので、続けていることでいいことがあるんだなと思いました。過去の経験が今に繋がっていると思うので、今のお仕事を丁寧に進めていたら自分の夢が叶うのではと思っています。あとは、目標を立てないと途中で挫折してしまうので、追うものをちゃんと見つける。夢を追いかける中で不安になった場合は家族など頼れる人に相談してサポートしてもらう。逆に相手が悩んでいる時には自分も相談にのってあげられることが、素晴らしい関係性だと思います。

― 先ほど「夢を叶えている最中」とお話がありましたが、今後の夢・目標を教えていただければと思います。

山時:「日本アカデミー賞」で新人賞を獲って、助演男優賞、そして最終的には最優秀主演男優賞の常連となれる俳優になりたいです。先輩方がこれまで選ばれていたこともあり、目標になりました。あとは、自分がお芝居をしているだけで、誰かの生き甲斐になればいいなと思います。それがこの仕事をやっている意味なので、夢でもあり、続けていきたいなと思っている部分です。

― すぐに口にされていたので、日頃から夢を思う気持ちの強さを感じました。

山時:本当にいつも思っていることで、夢やこの仕事をしている意義はずっと心の中にあります。夢や目標を忘れてしまうぐらいだと甘いと思うので、いつまでも思い続けていたいです!

― たくさんのお話をありがとうございました。これからのご活躍も応援しています!

◆なにわ男子・道枝駿佑主演「マルス-ゼロの革命-」

本作は謎多きカリスマ転校生と落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊す前代未聞の青春“クーデター”サスペンス。19歳の謎多きカリスマ転校生・美島零=ゼロ(なにわ男子・道枝駿佑)に導かれ、“マルス”という動画集団を結成した落ちこぼれ高校生たちが令和の日本をぶっ壊し、大人社会に反旗を翻していく姿を描く、爽快な新感覚青春ドラマとなる。

山時が演じるのは、“マルス”の頭脳派・呉井賢成。中学時代は成績優秀だったものの進学校で落ちこぼれてしまった呉井は、クラスメイトや教師を見下しているところがあり、毒舌でクールなキャラクターである。(modelpress編集部)

◆山時聡真(さんとき・そうま)プロフィール

2005年6月6日生まれ、東京都出身。TopCoat所属。5歳の時のスカウトをきっかけに芸能活動を開始。ドラマではNHK大河『いだてん~東京オリムピック噺~』(2019年)、NHK連続テレビ小説『エール』(2020年)、映画『約束のネバーランド』(2020年)、『ラーゲリより愛を込めて』(2022年)など、話題作に出演。2023年は日本テレビ系ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』での迫真の演技や、ジブリ映画『君たちはどう生きるか』で主人公(声優)に抜擢され、大きな注目を集めた。

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《モデルプレス》

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