中谷優心&村上貴亮「C.I.A.」の立ち位置で苦悩した過去 年末ライブでの初挑戦も予告<モデルプレス C.I.A. インタビュー> | NewsCafe

中谷優心&村上貴亮「C.I.A.」の立ち位置で苦悩した過去 年末ライブでの初挑戦も予告<モデルプレス C.I.A. インタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
中谷優心、村上貴亮(提供写真)
【モデルプレス=2023/12/08】普段は俳優としてTV・舞台を中心に活動する個性豊かなメンバーが集結し、ファンイベントやライブ活動を行う、俳優のサポーターズクラブ・C.I.A. 。6年目を迎えた同グループが、12月28日、29日に2年ぶりの『SUPER LIVE』を開催。集大成となるライブを前にモデルプレスにてインタビュー連載をスタートする。第7弾は中谷優心と村上貴亮が登場。

【写真】中谷優心&村上貴亮、鮮やかな衣装で密着ショット

◆「C.I.A.」9週連続独占インタビュー連載

俳優が歌ありダンスあり笑いありでお届けする年末恒例イベント『SUPER LIVE』。2023年をもってFINALを迎える。2年ぶりの開催となる2023年は、6年の歴史とともに積み上げてきた多くのオリジナル曲を引っ提げ、東京・豊洲PITにて開催する。

そして、「C.I.A.」を結成時から牽引し支えてきた5人、加藤諒・木戸邑弥・川原一馬・坂口涼太郎・永田崇人が本ライブを持って卒業。「with」というテーマを掲げ、それぞれが色々な日常を抱え、色々な気持ちを持って豊洲PITに集まり、『SUPER LIVE』の時間は“一緒に”楽しんで、「お揃いの1日」を過ごしたいという想いが込められている。

インタビューでは、これまでの活動での思い出やメンバーについて、夢を叶える秘訣などを語ってもらった。

◆中谷優心&村上貴亮、初対面の印象明かす

― お2人の共通点として、ミュージカル作品で共演することが多いと思いますが、お互いの印象は?

中谷:僕と(村上)貴亮さんが一番最初に共演した作品はcube 20th. presents音楽劇『魔都夜曲』(2017年)という、所属事務所キューブの20周年記念の舞台でした。事務所の中で貴亮さんが一番共演回数が多いので、刺激し合いながら、お互い歳を重ねてこれたと思っています。

村上:僕はこれまで(中谷)優心と共演していく中で、昭和の男性のような空気感があるのが魅力だなと思っています。ちょっと猫背気味で、あえて華やかすぎないナチュラルな生活をしている人の表現もできる反面、舞台映えのする顔だし、今の流行りのポップスのミュージカルにも通用する強みのある歌声も持っていて、そういったところがすごく印象的です。

― 2017年の音楽劇「魔都夜曲」で初共演した当時のことは覚えていますか?

中谷:貴亮さんとは今まで3回共演しているんですけど、その中では1番覚えていないかも(笑)。当時はお互い出演者の中で一番若手の立場だったこともあって、自分のことで手一杯だったからだと思います(笑)。でも、貴亮さんは不器用なところがあるんだけど、それがすごく魅力だなっていう印象が凄くあります。不器用さが魅力になる人とならない人がいると思うんですけど、貴亮さんはすごく愛されていたし、常に全力なのが見ていてすごくわかりました。絶対に誰よりも振り付けの自主練をやっていたと思う。貴亮さんよりやっている人は見たことないです。

村上:めっちゃ嬉しいな(笑)。

中谷:そこがやっぱり魅力だと思います。器用なところももちろんありますけど、不器用なところがキャラになったり、可愛さがあったり。

村上:嬉しいですね。自分が不器用なのはずっと自覚していたけど、器用だと人に思われたかったから、当たり前のことなんですけど、人一倍やらなきゃと思っています。周りに見せたつもりはなかったんですけど、気づいて知ってもらえていたことは嬉しいです。

中谷:僕に足りない部分を、貴亮さんは持っていると思う。僕は、良いプライドや悪いプライドたくさん持っているタイプだと自覚していて、貴亮さんは良いプライドを持ってるけど、悪いプライドは捨てられるようなイメージ。

村上:そういえば、前回の「C.I.A.」のライブ『超 SUPER LIVE 2021』(2021年12月28日~29日開催)で、(星)豪毅が立ち位置間違えていて「何回同じミスするんだよ〜!」って言ったんですけど、よくよく見たら豪毅はちゃんと合っていて、僕が間違えていて。その時はすごく謝罪しました(笑)。

中谷:そういうことを言ってるんじゃないんですよ(笑)。

一同:(笑)。

村上:優心の言葉選びはいつも面白いし、ちょっと生意気なことを言っても可愛らしいから、みんなに愛されているんですよね。

中谷:え?それはどういうシチュエーションですか…?

村上:例えば、「C.I.A.」のダンス練習の時、優心が振りを全然覚えられなくて、ずっと言い訳をしてたんですけど、でもそれが嫌味な感じが全くなくて、「可愛らしいな」みたいな感じになるんですよね。みんなに愛される言葉選びができるんだと思います。

中谷:なるほど、これは全然褒めてないですよね(笑)。

一同:(笑)。

村上:褒めてるわ(笑)!器用だし、みんなから愛されているところが素敵だなと思いますし、嫉妬しちゃいますよ。

◆中谷優心&村上貴亮、俳優目指したきっかけは?

― そんな共演が多いお2人ですが、俳優を目指したきっかけはなんですか?

中谷:僕はこれまでインタビューで「ずっと歌手になりたかった」って答えてきたんですけど、今になって改めて考えると、根本は単純に芸能界に憧れたことがきっかけだと思います。小さい時から「目立ちたいのに恥ずかしがり屋」みたいな子どもだったんですけど、高校生の時にテニスを一生懸命やっていて、大阪府の大会でいい結果を残せたことがきっかけで、「もしかして才能あるかも」って、根拠のない自信がついたんです(笑)。

歌はずっと得意だったし、周りからもうまいって言ってもらえたこともあって、歌手になりたいっていう思いより芸能界に行ってみたい、けどできることはなんなのかってことで、歌手を目指したのが最初だったと思います。その後、ボーカリストのオーディション番組を受けて優勝したことがきっかけで、今の事務所に所属することになったのですが、そこで素晴らしい役者さんがたくさんいることを知って。事務所の演技レッスンを受ける中で、芝居を好きになっていったことが役者をやりたいと思ったきっかけですね。21歳くらいの時だったかな。

村上:僕も小学校3年生から高校3年生までずっとテニスしてたんですよ!

中谷:おぉ!そうなんだ、初めて聞いた。硬式?

村上:硬式!でも、僕は優心とは違ってテニスにそこまで熱中できなくて。小学校3年生の時には俳優をやりたいと思っていたから、それしか興味なかったです。でも、家が厳しくて、小学3年生の時に親から「テニスしなさい」って言われて、「はい」って答えるしかできなかったです。「僕、ダンスやりたいんだけど」って伝えたら「飽きても1つのことを続けることが大事なのよ」って諭されて。今にして思えばそういう教育だったんでしょうね。

中谷:テニスはやらされてた感じだったんだ。

村上:はじめはそうだったね。テニスが楽しいと思い始めたのが高校1年生になってからで、素敵な顧問の先生と仲間に出会えて、そこで一生懸命頑張って大会で多く勝ちたいなって思うようになった。でも、本当は芸能系の高校に行きたかったから、学校の授業も退屈だったし、「自分のやりたいことがこんなにも明確にあるのに、なんでここにいるんだろう!」って思ってました。俳優になりたいと明確に思ったきっかけは『ツイスター』(1996年公開)という洋画を見て「これが映画か〜!ヤベー!」って思ったのもあるし、小学3年生で転校した先にクラスの人気者の男の子が子役をやってて「あの子みたいになりたいな」という思いもあったし、俳優を目指すきっかけに連なるエピソードが全部詰まっているのが小学校3年生です。僕の夢はそこから始まっています。

中谷:すごいよね、小学3年生で思っていたことが今になっても変わらないんでしょ?それはやっぱりすごいと思う。

村上:テニスをずっと続けさせられた教育が、もしかしたらここで活きてたのかも(笑)。

― 俳優をやっていて楽しいなと思う瞬間はありますか?

中谷:やっぱりいい芝居できたなって自分で思った時は本当に楽しいです。まぁ、そういうときに限って周りからは良い芝居って言われないんですけどね(笑)。あと、スキルアップを自分で感じられた時ですね。歌でも芝居でも、なんでも嬉しいです。

村上:僕は基本的に全然満足しないんですけど、150回分の公演のうち1回くらいは満足できる日があって、それを自分で感じられた時は嬉しいです。ちゃんといいバランスで自分を俯瞰しながら役に入って、心を動かして人と向き合える状態ができた時や、ミュージカルで言ったら「ピッチも発声も最高で、ダンスも一切の妥協もなく足も綺麗にピンっと上がってた!」とか。それは周りが何を言おうと関係なく…とはいえ、自分が満足した時は周りも良いって言ってくれることが多いです。

― 役作りへのアプローチは、それぞれどうやって作っていますか?

村上:演出家さんから「いいね」って言ってもらえることが多いのは、変に作らないで、“村上貴亮”がその世界をただ生きるだけみたいな役作りをした時です。村上貴亮がアメリカの高校生だったらこんな感じだな〜みたいな。でも、それが違うってなる時もあるから、逆に村上貴亮ではない役を作り込む芝居を、ワークショップで一生懸命勉強している最中です。

中谷:僕は、一生懸命台本を読みます。そこで自分の中で矛盾点を全部消していって、何通りかチャレンジしてみて、演出家や、監督が良いねって言ってくださったものを「どこを良いって言ったんだろうな」というのをめちゃめちゃ考える。僕はすごく時間がかかるんです。1発目からいいものを出すことができないことは、自分で自覚してます…。

◆中谷優心&村上貴亮「C.I.A.」結成・加入で変化

― では、お2人が所属する芸能事務所キューブの若手俳優サポーターズクラブ「C.I.A.」のお話も聞かせてください。俳優として与えられた役を演じるのではなく、自分としてファンの皆さんの前に立つことはお2人にとってどうですか?

中谷:すごく楽しいです。他の現場では僕は役者でもあるけど、「C.I.A.」の活動では、オリジナル曲を披露したり、『nagatani』(「C.I.A.」内ユニット永田崇人×中谷優心)で曲を作ったり、アーティストとして表現していると思える瞬間があるからです。

村上:僕は歌って踊れる人になりたいので、「C.I.A.」の活動は楽しいんですけど、最初は難しいと感じていました。役者と違うからっていうよりは、メンバーがたくさんいるので、発言のタイミングとかやり過ぎたら悪目立ちになっちゃうなとか。でも、やらないと埋もれちゃって「別にいなくても良かったな」みたいなイベントも自分の中であったりするので、それはやっぱり悔しいですし、そういうチームワークとかは今でもすごく難しいですね。

中谷:「C.I.A.」結成するって言われた時はどうだった?

村上:「ヨッシャア!(大声)」って思いました(笑)。

中谷:それはなんでですか?

村上:やっぱり歌って踊ることがしたかったから。

中谷:表現できる場が増えたことが嬉しかったんですね。

村上:最初が、『キックオフトークイベント』(2017年12月17日開催キューブ若手俳優サポーターズクラブC.I.A.発足記念!!『キックオフトークイベント』)だったんですけど、当時は全く話したことがない先輩や同年代の役者ばかりで、居心地も悪かったし、先輩が前に出ることがやっぱり多かったから悔しい思いはいっぱいあったけど、今は色々バランスも考えて頑張れています。

中谷:あのキックオフイベントは大変だったよね(笑)。でも僕は逆に、当時1人でアーティスト活動をやっていたんですが、ちょっと行き詰まってた部分があったんです。歌を全部1人で歌ってギターを弾いてっていうのに、一時期自信がなくなったことがあって。それが「C.I.A.」だと自分の歌の次は他のメンバーが歌ってくれたり、分散できるので、1人の時に比べて気持ちが軽い状態で臨めているなっていう楽しさが最初はすごくありました。

― 「C.I.A.」での活動を通して、良かったことはありますか?

村上:「C.I.A.」には何回も夢を叶えていただきました。例えば、自分で作ったオリジナルソングをお客さんの前で歌わせていただけたこととか、少しだけどMCをやらせていただけたこととか、本当に良かったなって思いますね。

中谷:やりたいことを、実現させてくれる場だよね。僕は『nagatani』が出来たこと。あとダンスが以前よりだいぶできるようになったと思う。ミュージカル作品に出演させていただく機会が多いので、俳優業の方にもちゃんと活きてますし、すごい相乗効果になっててありがたいなって思います。それと、「C.I.A.」が予想以上に輪が広いなって、それが武器だなって思いましたね。ファンの皆さんも、同世代のメンバーも、事務所のスタッフさんも、刺激し合ったり、支え合ったり。「C.I.A.」がなかったら関われなかったかもしれない人の輪。同じ事務所の俳優という関係性だけじゃなくて、「C.I.A.」のメンバーだからこそ意識して「みんなに負けたくないな」とか、そういう意識が芽生えて切磋琢磨できている気がする。

― 今年の年末に豊洲PITにて開催され「SUPER LIVE FINAL」をもって、結成当初から「C.I.A.」を引っ張ってくれた加藤さん、川原さん、木戸さん、坂口さん、永田さんが「C.I.A.」を卒業します。どんなライブにしたいですか?

中谷:先輩たちが卒業することは悲しいですけど、これを機に先輩のファンの方々が自分のファンになるくらい、大暴れしてやろうかなって思ってます(笑)。まず、『nagatani』として新曲を歌うので、皆さんに「良い曲でしょ、皆さん!どうですか!」ってアピールしたい(笑)。卒業するからこそ、若手と先輩の境目がわからないくらいに肩を並べられたら、見に来てくださった皆さんも、「先輩たちが卒業してもまた来たい!」と思わせることができるんじゃないかなと思うので、先輩を喰う勢いでいきます。

村上:うす、全く同じ意見です!

中谷:嘘つけ〜(笑)!

村上:僕は過去の自分のパフォーマンスを超えるような、レベルアップした最高のダンスと歌をお届けするし、今までやってないチャレンジングなことをします!前と同じようなことはしません!もっとすごいことをします!乞うご期待!

◆中谷優心&村上貴亮「悲しみ・怒りを乗り越えた方法」

― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、これまでの⼈⽣の中で悲しみを乗り越えたエピソードもしくは怒りを乗り越えたエピソードを教えてください。

村上:いっぱい泣いて、美味しいご飯とお酒をたらふく食べて、「ぜってえ負けねえぞ!」って思って寝ます。それで生まれた曲が、僕のオリジナル曲『うるせえんだよ。』です。『超 SUPER LIVE 2021』でソロで披露させていただきました。ぜひ聴いてください(笑)。

中谷:ん〜傷ついた方が良い人間になれるって自分に言い聞かせます。懐広い人って、今まで順風満帆だった人は少ないと思います。グッと抑えられなくなって発散しないと耐えられないのであれば、仕事でも恋愛でもこう思ったら落とし所になるじゃないかな。ここを我慢できた先に何かがあるって思って僕は消化してます。

◆中谷優心&村上貴亮「夢を叶える秘訣」

― モデルプレスの読者の中には今、夢を追いかけている読者さんがたくさんいます。そういった読者に向けて夢を叶えるために、お2人が大事にしていることを教えてください。

村上:人より努力と、日々改善。これだけです!

中谷:ん〜、楽しむこと。これに尽きる。「好きこそ物の上手なれ」ですね。これが難しい!苦しい時に楽しむのも難しいけど、楽しめた時の方がいい結果が出てることが多いなって思う。

― 最後にモデルプレスの読者にメッセージをお願いします。

中谷:ご覧いただきありがとうございます。どこか一行でも読んだ人の心に残れば良いなと思っています。同じ思いで、「C.I.A.」の『SUPER LIVE FINAL』も頑張りますので、迷ってる方は来ないと損しちゃいます。12月28日、29日に豊洲PITでお待ちしております!

村上:読んでいただいてありがとうございました。この記事で「C.I.A.」の村上貴亮を知っていただけたら、幸いです。今後とも、応援よろしくお願いいたします。モデルプレスを読んでるみんな、絶対に『SUPER LIVE FINAL』に来るんだよ。

― ありがとうございました。イベント楽しみにしています!

(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

特集

page top