大泉洋、奇跡の実話映画化で主演 菅野美穂・福本莉子・川栄李奈らが家族役<ディア・ファミリー> | NewsCafe

大泉洋、奇跡の実話映画化で主演 菅野美穂・福本莉子・川栄李奈らが家族役<ディア・ファミリー>

芸能 モデルプレス/ent/movie
(上段左から)大泉洋、菅野美穂(下段左から)川栄李奈、福本莉子、新井美羽(C)2024「ディア・ファミリー」製作委員会
【モデルプレス=2023/11/23】俳優の大泉洋が主演を務め、菅野美穂・福本莉子・川栄李奈・新井美羽が出演する映画『ディア・ファミリー』が、6月14日に公開されることが決定した。

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◆大泉洋、奇跡の実話映画化で主演

生まれつき心臓病疾患を持っていた幼い娘・佳美(よしみ)に突き付けられた「余命10年」という宣告。どこの医療機関でも治すことが出来ないという現実。そんな絶望の中、小さな町工場を経営する父・宣政(のぶまさ)は「じゃあ俺が作ってやる」と、人工心臓を作ろうと立ち上がる。知識のない中で始まった医療器具の開発は、限りなく不可能に近く、前途多難だった。「ただ娘の命を救いたい」という一心で、父と母(陽子)は人工心臓・カテーテルの勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金を用意して何年もその開発に時間を費やす。あらゆる医療関係者にそっぽを向かれる中、佳美の命のリミットは刻一刻と迫っていた。

2019年に文藝春秋の連載「後列のひと」で取り上げられた、ビニール樹脂製品の町工場の経営者・筒井宣政(東海メディカルプロダクツ前社長)が生み出した、世界で16万人もの命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生秘話は多くの反響を呼び、感動を与えた。

「ただ娘の命を救いたい」という一心で、知識も経験もない状態からの医療器具開発という不可能に挑み、のちに16万人の命を救うこととなる家族の愛と絆が織りなす奇跡の実話を、多彩な才能で多くの人々に愛される名優・大泉を主演に迎え映画化する。

◆大泉洋、不可能に挑んだ父親役に

余命10年を宣告された娘を救うために、すべてを投げうって「IABPバルーンカテーテル」の開発に挑んだ筒井宣政氏をモデルとする坪井宣政を演じるのは、2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』での好演や、3年連続での紅白歌合戦の司会、主演映画『月の満ち欠け』(2022年公開)で第46回日本アカデミー賞優秀主演男優賞の4度目の受賞など、マルチな活躍を見せる大泉。

実際に愛する1人娘を持つ大泉は今作に臨むにあたり「脚本を読んだ時『私の命はもう大丈夫だから、その知識を苦しんでいる人のために使って』という台詞に心を突き動かされました。自分も子供の親として、引き受ければとても苦しい撮影期間になるということは予想できましたが、娘の命を救いたいという一心で立ち上がり、絶対に諦めないこの家族の強さが観た人を必ずや勇気づけてくれると信じて、出演を決めさせていただきました」とコメント。圧倒的なパワーを持つ大泉が、どんな時でも諦めなかった宣政の熱い想いを繊細に、大胆に体現する。

◆監督は「君の膵臓をたべたい」など手掛けた月川翔

そして、今作のメガホンを取るのは、『君の膵臓をたべたい』(2017年公開)、『君は月夜に光り輝く』、『劇場版 そして、生きる』(共に2019年公開)など、死生観にまつわる感涙作を生み出してきた月川翔。筒井家の実話に感銘を受けた月川監督も2児の父親であり、ぜひやりたいと快諾した。

今作への想いを「“心臓に難病を抱えた娘のために、町工場のお父さんが医療機器を開発した実話”と聞いて、何としてもこの実話の映画化は自分でやり遂げたいと思いました。僕が最も感動したのは、この医療機器が今も世界中で多くの命を救い続けているという点です。このご家族への取材を重ねていくうちに、誰かが亡くなって悲しいという話ではなく、誰かの命が救われていくことでの感動を届けたいという思いが高まっていきました」と語っている。

大泉と月川監督は今作が初タッグとなり、撮影中も細かくディスカッションを重ね信頼関係を構築。日本の映画界が誇る俳優×監督が筒井家の面々と対話をしながら役作りを重ね、1970年代、80年代、90年代、2000年代と4つの時代を完全再現し、“絶対に諦めない家族の絆”を作り出す。

◆脚本は「糸」「ラーゲリより愛をこめて」などの林民夫

そして本作の映画化成立の為には無くてはならなかった存在がノンフィクション作家の清武英利。20年以上に渡り筒井氏との親交があり、連綿と続けてきた膨大かつ緻密な取材と連載などをもとに製作陣が脚本開発を出来たことで幾重にも渡る時代を経てきた筒井家の歴史を紐解く物語が完成した。その脚本を手掛けたのは『糸』(2020年公開)、『ラーゲリより愛をこめて』(2022年)など、数々の名作を手掛けてきた林民夫。また、清武によるこの取材リソースは2024年4月に文春文庫より「アトムの心臓『ディア・ファミリー』22年間の記録」というタイトルのもと、本作の原作として刊行も決定した。

◆菅野美穂、大泉洋と初の夫婦役

娘の為にがむしゃらに奔走する宣政を献身的に支える妻・陽子を演じるのは『明日の食卓』(2021年公開)での母親役でも好評を博し、現在もドラマ『ゆりあ先生の赤い糸』で主演を務めている菅野。

宣政が迷った時には「次はどうする?」と頼もしくお尻を叩き、夢の実現の為、共に歩む強さを持つ陽子への想いを「何度上手く行かなくても、諦めずに、その度に工夫して再び挑戦する姿勢に、父の娘への強い思いが、諦めきれない愛情が浮かび上がって、胸を掴まれたような気持ちになりました。また、奥さまの陽子さんにオンラインでお話を聞かせて頂き、陽子さんのお気持ちを預かって、役を全うできればという思いで現場に通っていました。ご家族の奇跡の実話を受け取っていただけたらと思います」と語っている。今作で大泉とは初めての夫婦役となる。

◆福本莉子、余命10年宣告される娘役

「余命10年」を宣告される心臓病疾患を抱えた娘・佳美を演じるは福本。韓国では邦画実写映画の観客動員数歴代2位を記録した『今夜、世界からこの恋が消えても』(2022年公開)でヒロインを演じ、第46回日本アカデミー賞新人賞を受賞するなど成長著しい福本は、「私が演じた佳美さんは生まれつき心臓に疾患があり20歳まで生きられないと医師に宣告されていました。それでもいつも前向きで一家の太陽みたいな存在だった佳美さん。撮影に入る前にご家族にお会いさせて頂き当時のお話を伺い、佳美さんが何故こんなにも強く優しいのかが分かりました。ご家族や佳美さんの想いを胸に精一杯演じさせて頂きました」とコメント。生きることを諦めず、儚さと凛とした強さを持つ佳美役で新境地を切り開く。

◆川栄李奈、厳しくも優しい長女を熱演

佳美の姉で坪井家の長女・奈美を演じるのは連続テレビ小説『カムカムエブリバディ』(2021年放送)でヒロインを演じ、2024年には主演ドラマ『となりのナースエイド』や舞台『千と千尋の神隠し』の千尋役に抜擢、出演映画『変な家』の公開も控える川栄。坪井家の3姉妹を支える役どころを演じた川栄は「作品が始まる前に、ご家族のみなさんとお会いし、奈美さんとはリモートでお話しをする機会を頂きました。奈美さんが『妹の前では明るく振る舞っていましたが、陰ではずっと泣いていましたよ』と仰っていて、いつも明るくみんなを励ましてくれるお姉ちゃんと辛くて苦しくて気持ちが溢れ出す奈美さん、その両面を精一杯演じようと、自分なりに一生懸命役に向き合いました」コメント。時に厳しくも優しさで姉妹を包み込む奈美を熱演している。

◆新井美羽、末っ子役で姉たちへの愛を体現

奈美と佳美の妹で末っ子・寿美(すみ)を演じるのは、大河ドラマ『おんな城主 直虎』、連続テレビ小説『わろてんか』の両方で主人公の子役時代を演じるほか、洋画の吹き替えやCM出演などでも話題となっている若手実力派の新井。今作への挑戦に「作品に入る前に、実際に寿美さんにお会いする機会をつくってくださり、ご家族のことや姉妹の関係性について聞かせていただきました。役作りをする上で、家族としての立ち位置や、どんな風に演じたらいいのだろうと悩むところはあったのですが、寿美さんが『好きなようにやっていただいて大丈夫です』と言ってくださり、心強かったです」とコメントを寄せており、寿美として、感情豊かに姉たちへの愛を体現している。(modelpress編集部)

◆坪井宣政役:大泉洋コメント

脚本を読んだ時「私の命はもう大丈夫だから、その知識を苦しんでいる人のために使って」という台詞に心を突き動かされました。自分も子供の親として、引き受ければとても苦しい撮影期間になるということは予想できましたが、娘の命を救いたいという一心で立ち上がり、絶対に諦めないこの家族の強さが観た人を必ずや勇気づけてくれると信じて、出演を決めさせていただきました。ある家族が起こす奇跡の実話をどうか劇場でご覧になっていただければと思います。

◆坪井陽子役:菅野美穂コメント

この作品のお話しをいただいた際に、筒井家のみなさまの事をお伺い致しまして、愛する娘さんの為に力を尽くした筒井さんと、ご家族の歩んでこられた道は決して平坦ではなかった筈だと拝察します。

何度上手く行かなくても、諦めずに、その度に工夫して再び挑戦する姿勢に、父の娘への強い思いが、諦めきれない愛情が浮かび上がって、胸を掴まれたような気持ちになりました。また、奥さまの陽子さんにオンラインでお話を聞かせて頂き、陽子さんのお気持ちを預かって、役を全うできればという思いで現場に通っていました。ご家族の奇跡の実話を受け取っていただけたらと思います。

◆坪井佳美役:福本莉子コメント

脚本を読んで実話だということに衝撃を受けました。今もたくさんの人の命を救っているバルーンカテーテル。その誕生の裏側には沢山の奮闘と愛の物語と奇跡がありました。時代は70年代から2000年代にかけて私が生まれる前のお話だったので当時のヘアメイクやファッションはとても新鮮でした。

私が演じた佳美さんは生まれつき心臓に疾患があり20歳まで生きられないと医師に宣告されていました。それでもいつも前向きで一家の太陽みたいな存在だった佳美さん。撮影に入る前にご家族にお会いさせて頂き当時のお話を伺い、佳美さんが何故こんなにも強く優しいのかが分かりました。ご家族や佳美さんの想いを胸に精一杯演じさせて頂きました。きっと観てくださる沢山の方々に勇気や希望を与えてくれる物語になっていると思います。楽しみに待っていてください。

◆坪井奈美役:川栄李奈コメント

台本を読んだ時、佳美さんが弱っていく度に胸が締め付けられる思いでした。ただ、悲しさだけではない「希望」「光」「勇気」を感じ、やるからには丁寧に大切に演じたいと強く思いました。月川監督の、作品はもちろん、前回ご一緒させてもらった時に感じた、優しく温かい人柄が大好きだったので、こうして信頼している方とまた同じ作品を作っていけることが、とても嬉しかったです。

作品が始まる前に、ご家族のみなさんとお会いし、奈美さんとはリモートでお話しをする機会を頂きました。奈美さんが「妹の前では明るく振る舞っていましたが、陰ではずっと泣いていましたよ」と仰っていて、いつも明るくみんなを励ましてくれるお姉ちゃんと辛くて苦しくて気持ちが溢れ出す奈美さん、その両面を精一杯演じようと、自分なりに一生懸命役に向き合いました。この奇跡のような実話を、どうかたくさんの方に受け取ってもらえたらと思います。

◆坪井寿美役:新井美羽コメント

この作品のお話をいただいた時は、監督、キャストの皆さんとご一緒できるのがとても楽しみでした。そして台本を読み、筒井家一人ひとりの愛情の深さや強さを感じて、魅力的な方達だなと思ったのと同時に、演じることへの責任感も強く感じました。作品に入る前に、実際に寿美さんにお会いする機会をつくってくださり、ご家族のことや姉妹の関係性について聞かせていただきました。

私自身、実在する方を演じるのは初めてだったので、ご本人に会うのはすごく新鮮でした。役作りをする上で、家族としての立ち位置や、どんな風に演じたらいいのだろうと悩むところはあったのですが、寿美さんが「好きなようにやっていただいて大丈夫です」と言ってくださり、心強かったです。台本を読んでいても演じていても、温かくて繊細で愛に溢れた家族なのを実感しました。とても心温まるストーリーなので沢山の方に届くといいなと思います。

◆月川翔監督コメント

“心臓に難病を抱えた娘のために、町工場のお父さんが医療機器を開発した実話”と聞いて、何としてもこの実話の映画化は自分でやり遂げたいと思いました。僕が最も感動したのは、この医療機器が今も世界中で多くの命を救い続けているという点です。このご家族への取材を重ねていくうちに、誰かが亡くなって悲しいという話ではなく、誰かの命が救われていくことでの感動を届けたいという思いが高まっていきました。この医療機器が生み出したたくさんの幸せを、皆さまにお届けできればと願っています。

◆原作:清武英利コメント

子供が難病を持って生まれたとき、親や家族の前には2種類の選択がある。仕方のない運命だとあきらめるか、あるいは運命に逆らい、神の領域にも踏み込んで闘うか。

ごく稀にだが、運命に抗った親たちが驚くほどの高みへと上っていくことがある。「不運だ」と言われていた子が遥かなところへ導いて行ったのだ。それは奇跡ではなく、愛したことへの報酬だ。これから紹介するのは、心臓に難病を抱えた娘とその家族の22年間の記録である。両親は医療に無縁の素人だった。だが、彼らは人工心臓を自分たちで製作しようと考える。彼らが作り上げた医療機器は娘の命を救うものではなかったが、代わりに約16万人の人々の命を救った。そして、人間の愛は不可能を覆す力を秘めていることを証明した。

◆岸田一晃プロデューサーコメント

私たちの命は常に誰かの血の滲む努力によって支えられている。世界中を巻き込んだ新型コロナウイルスのパンデミックを経験した私たちにはその事実は痛いほど突き刺さる常識になったと思います。

この映画は2020年以前より企画をスタートしました。数多くの企画が未曽有の危機を前にして立ち消えていく中、この映画だけは絶対に届けなければいけない、16万人の命を救ったこの家族の様に絶対にあきらめてはいけないという一心で映像化に至りました。ただ娘の命を救いたかった。『ディア・ファミリー』が描く“ある家族の願い”は切実で、純粋で、挑戦的。この映画は決して過去の出来事ではなく、今の私たちに繋がる物語です。観終わった時に生を実感する。月川監督と共にまた新たな地平へと辿り着けた気がします。

◆大瀧亮プロデューサーコメント

弊社のドラマでも数多くその原作を映像化させていただいているノンフィクション作家・清武英利氏が筒井家の御取材をされていることを聞き、夢を諦めなかった家族の奇跡が世界中の人々の命を救う奇跡に昇華するという実話に深く胸を打たれたのが約5年前のこと。時を同じくして、このお話の映画化を準備されていた東宝さんとタッグを組むことができ、そこからじっくりと大切に時間をかけ、ご家族や関係者の方々に沢山お話も伺わせていただき脚本開発を進めました。

奇しくもコロナ禍を経たことで生や死を否応なしに身近に感じ、考える時間を経たこと、また医療に従事される方々の献身性やその存在の尊さに直に触れることが出来たことで何度も企画を見つめ直すきっかけとなりました。この作品が携える家族の固い絆と大きな愛、そして何が起ころうとも屈せずに前を向いて生きることの逞しさを多くの人に感じていただきたく思います。

◆「ディア・ファミリー」ストーリー

“ただ娘の命を救いたい”、その一心だった――。生まれつき心臓疾患を持っていた幼い娘・佳美は「余命10年」を突き付けられてしまう。「20歳になるまで生きられないだと…」日本中どこの医療機関に行っても変わることのない現実。そんな絶望の最中、小さな町工場を経営する父・宣政は「じゃあ俺が人工心臓を作ってやる」と立ち上がる。

医療の知識も経験も何もない宣政の破天荒で切実な思いつき。娘の心臓に残された時間はたった10年。何もしなければ、死を待つだけの10年。坪井家は佳美の未来を変えるために立ち上がる。絶対にあきらめない家族の途方もなく大きな挑戦が始まる。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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