P NATION初のボーイズグループ・TNX(ティーエンエックス)が誕生した韓国のオーディション番組「LOUD」に参加していたハルトは、今回で2度目のオーディション挑戦。2015年、当時10歳で、多数のアーティストを輩出しているアポロシアターでのアマチュアナイ(チャイルドスタートゥモロー)にて優勝した経験を持つほか、2013年に上演したミュージカル「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー」では、日本初代ビリー役として出演するなど実力・経験値ともに群を抜いていた。また語学も堪能で日本語・英語・韓国語・中国語の計4ヶ国語を操り、オーディション中は練習生の架け橋的存在に。ハイスペックな経歴と持ち前の明るいキャラクターで多くのスタークリエイター(視聴者)に愛されたが、最終回直前の上位18人が生存できる第3回生存者発表式で22位となり惜しくも脱落となった。
ハルト:オーディションはたくさんの人に励まされてきました。特にヒョン(お兄さん)たちに相談していましたが、深夜の部屋でたくさん言葉をかけてくれて、励ましてくれました。僕は結構涙もろくてすぐに泣いちゃうのですが、 泣いてストレスを解消するタイプなので、めちゃくちゃ泣きながら「こういうことが辛いんだよ」と言っていると、4、5人ぐらいで僕の目の涙をティッシュで拭きながら「大丈夫!上手くやってるよ」と励ましてくれました。特に1次ミッションの「LOVE ME RIGHT」、2次ミッションの「ZOOM」は本当に辛いことがなく、楽しい気持ちだけでやっていたのですが、3次ミッションの「SuperCharger」は、僕1人だけグループに残っちゃって…(※スタークリエイターの投票によって振り分けが決まった後、第2回生存者発表式によりハルト以外の練習生は脱落し、他のチームからメンバーが加わった)。でも短い時間で仕上げないといけない上、リーダーとキリングパート(※強烈な印象が残る目立つパート)という大きな役割だったので、心理的な負担はとてもありましたが、多分あのときが人生で一番頑張ったような気がします。自分の睡眠を削ってまで朝まで練習していましたし、自分を死ぬ気で追い込むのが本当に初めてだったので、終わった後は「自分ってこんなに頑張れるんだ」と驚きました。僕を含めすぐに限界を決めてしまう人も多いと思いますが、「やってみないと分からない」という言葉があるじゃないですか?本当にその通りだと思っていて、自分の限界はやってみるまで決めるべきではないと思います。そんな風に考えることができた「BOYS PLANET」ではとても良い経験をさせていただいたので一生の宝物です。練習生とは今でも連絡していますし、一生の友達と思えるような方々と出会えることができました。