神田聖司&安田啓人、対照的な芸能界入りを目指したきっかけとは?俳優業とグループ活動の違い分析<モデルプレス C.I.A. インタビュー> | NewsCafe

神田聖司&安田啓人、対照的な芸能界入りを目指したきっかけとは?俳優業とグループ活動の違い分析<モデルプレス C.I.A. インタビュー>

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安田啓人、神田聖司(提供写真)
【モデルプレス=2023/11/10】普段は俳優としてTV・舞台を中心に活動する個性豊かなメンバーが集結し、ファンイベントやライブ活動を行う、俳優のサポーターズクラブ・C.I.A. 。6年目を迎えた同グループが、12月28日、29日に2年ぶりの『SUPER LIVE』を開催。集大成となるライブを前にモデルプレスにてインタビュー連載をスタートする。第3弾は神田聖司と安田啓人が登場。

【写真】神田聖司&安田啓人、クールな表情で密着ショット

◆「C.I.A.」9週連続独占インタビュー連載

俳優が歌ありダンスあり笑いありでお届けする年末恒例イベント『SUPER LIVE』。2023年をもってFINALを迎える。2年ぶりの開催となる2023年は、6年の歴史とともに積み上げてきた多くのオリジナル曲を引っ提げ、東京・豊洲PITにて開催する。

そして、C.I.A.を結成時から牽引し支えてきた5人、加藤諒・木戸邑弥・川原一馬・坂口涼太郎・永田崇人が本ライブを持って卒業。「with」というテーマを掲げ、それぞれが色々な日常を抱え、色々な気持ちを持って豊洲PITに集まり、『SUPER LIVE』の時間は“一緒に”楽しんで、「お揃いの1日」を過ごしたいという想いが込められている。

インタビューでは、これまでの活動での思い出やメンバーについて、夢を叶える秘訣などを語ってもらった。

◆神田聖司&安田啓人、芸能界入り目指したきっかけは?

― まずは、俳優になったきっかけを教えてください。

神田:僕は小さい頃からテレビっ子で、「いつか芸能界に行けたらいいな〜」と思い、ずるずるその気持ちを引きずっていました。大学卒業と同時に若いうちにやりたいことをやりたいなと思って、意を決して憧れの業界にチャレンジしました。それがきっかけですね。21歳の時に、半年から1年ほどかけて合計で40社くらいの芸能事務所に履歴書を送っていました。

安田:僕が19歳で、(神田)聖司さんが24歳の時、初めて会いましたよね。当時聖司さんが出演していた舞台に行って、挨拶しました(笑)。

神田:あ〜懐かしい〜!舞台『OZMAFIA』(2017年/全労済ホール スペース・ゼロ)でね!

安田:そうです!その時に「はじめまして」って挨拶しました(笑)。僕は神田さんとは逆で、小学生の6年間はがっつり野球をやっていて、しかも親に「夜は遅くても21時に寝なさい」って言われていたので、ドラマなどはほとんど見たことがなくて、覚えているだけでも3作品くらい…。でも人前に出るのが好きで、小学校のクラス会やクラブで歌ったりしてました(笑)。

神田:へえ〜、意外!人前に出るのが好きだったんだ!

安田:意外と好きだったんですよ(笑)。でも、当時は俳優になりたいとは思ってなくて、小学生の時は料理人や、国連の仕事に携わって世界を幸せにしたいと言ってました(笑)。

神田:めちゃめちゃ大きい夢だね(笑)。

安田:英語が好きだったので、「英語を使ってできる仕事ってなんだろう」って考えた時に、国連の仕事だなって思ってたんですよね。でも中学生の時、英語の授業で先生に「何かおすすめの映画はありますか?」って聞く機会があって、その時に渡辺謙さんが出演されている『ラスト サムライ』(2003年公開)を勧められたんです。その時に英語でお芝居をしている渡辺謙さんを観て、「日本人でも英語を使ってこんなすごいお芝居ができるんだ…」って思ってから俳優という職業に興味を持ちました。そこからいろいろなドラマ作品も見始め、中学校3年生の時には「僕は俳優になります」って周りに言っていましたね。

神田:英語がきっかけだったんだね。

安田:そうですね、今でも海外に行きたいなって思っていますし、英語の勉強もしてます。

― 神田さんは小さい頃からテレビっ子だったと伺いましたが、具体的に俳優を目指すきっかけになった出来事はありましたか?

神田:僕も野球をやっていたんですけど、実はあまり好きじゃなくて(笑)。部活の休みの日にリフレッシュするためにドラマや映画を観るのが日課だったんです。ストレスが緩和されて現実逃避ができる唯一の時間がテレビでドラマを観ている時だったのですが、当時『野ブタ。をプロデュース』(2005年/日本テレビ)が周囲で流行っていて、僕自身もどハマりしました。その時に「素敵だな、こんな職業につけたらいいな」って憧れるようになって、いつか俳優になれたらいいなって漠然と思うようになりました。

― それぞれ俳優を目指すようになってから、どのようなアプローチをされましたか?

安田:僕は思い立ったらすぐ行動しちゃうタイプで。中学の時に「俳優になりたい!」って思ってからはいろんなところに履歴書を送っていました。いくつかの事務所からお声がけいただいたこともあったのですが、兵庫に住んでいたので、「上京してください!」って言われて、それが難しくて…。地元で劇団に入ってできることをやっていました。

神田:え、劇団に入ってたんだ!?

安田:そうです、1年間だけなんですけど。すぐ行動する分、毎回焦りがすごく大きくて、とあるCMで同い年の俳優さんが活躍しているのをみて「やばいやばい!この人たちはこんなに出てる!」って焦りながらも、兵庫でずっともぞもぞしてました(笑)。

神田:へえ〜!じゃあもう、『ラスト サムライ』を観てから「俺は俳優になる!」って決めて突き進んだんだ。

安田:はい、中学2年生からなのでもう10年前です(笑)。

神田:僕は特に俳優になるための勉強はしていなくて…と言うのも中学生の頃に一回諦めたことがあったんです。中学2年生で野球部の部長になったばかりの頃に、とある芸能事務所にスカウトしていただいたことがあって。母は賛成してくれていたんですが、父はちょっと反対気味で。僕自身もその時は「じゃあ、野球頑張ろう」ってなったんです。でも内心はちょっと興味があって、チャレンジしてみても良いんじゃないかなって思っていました。

そこから、大学卒業間際になって「これで本当にいいんだっけ、このまま俳優になるチャレンジをしなくていいのかな」と改めて思って、両親にあの時もらった名刺がどこかに残ってたりするか聞いたら7年越しに出てきて(笑)。こっそり名刺の写真を撮って家の誰もいないところで電話しました(笑)。電話はつながったんですけど、当時のスカウトしてくださった方はもう退職されていて。でもその方がどうしたら役者としてスタートラインに立てられるか、親身に相談にのってくださいました。そこから40枚履歴書を書いて、どこも引っ掛からなかったら教師になろうと思っていたのですが、今の事務所が最後の40社目でご縁があって、という形です。

― 俳優を目指すアプローチはお2人とも対照的ですね。

神田:でも、僕もやってみたいという気持ちはずっと頭の中にはありました(笑)。振り返ってみれば小学生の卒業アルバムの「将来何になってますか?」という質問に「ドラマか映画に出てる」って書いていたりしてます(笑)。『みんな卒業アルバムなんて見ないでしょ!』って思って書いたんだと思います。

安田:結構見るけどな〜(笑)。

◆神田聖司&安田啓人、俳優業と「C.I.A.」での活動の違いを分析

― お2人にとって、俳優というお仕事の魅力はなんでしょうか?

安田:僕はお芝居を始めた時から思ってたんですけど、めちゃくちゃ楽しい。

神田:ずっと?

安田:ゴールが見えないからずっと楽しい。お芝居が上手い方って無数にいるので、そこも面白いな〜って思いますし、そういう方にも負けたくないなとも思います。

僕は俳優をやっていて、「めっちゃ楽しい!この作品をずっとやってたい!」ってその時に思えることはあまりなくて、「楽しかったな〜」って後から思うことの方が多いのかもしれないです。お芝居してる最中はとにかく必死で、舞台の本読みから舞台本番が終わるまではずっと気を張ってます。

安田:常に同じメンバーってわけではないから、環境の変化が目まぐるしいし、いい意味で安定してなくて、いろんな人に出会えていろんな体験ができるので、飽きないし楽しいなって思います。好きなことをやれているからかもしれないです。人生一度きりなので楽しみたいなと思って、お芝居を頑張っています。

神田:僕は何か嫌なことがあっても、やっぱりファンの方の手紙やSNSでもらうコメントを見て、「人の役に立てたな、頑張ろう」って思います。

― 普段は俳優として活動しているお2人ですが、キューブに所属する若手俳優のサポーターズクラブ『C.I.A.』のメンバーとしても活動されています。『C.I.A.』はどんな組織ですか?

安田:若手俳優が集まってイベントやライブをする組織なんですけど、結構「アイドルもやってるの?」って聞かれることが多くて。

神田:一緒一緒!(笑)。

安田:あと僕はよく周りの人に「歳が近いメンバーがいっぱい集まってるから、仲悪いんじゃない?」って聞かれることが多いんですけど、『C.I.A.』はそういうギスギスした感じが全くないですよね。

神田:めっちゃ仲良いよね。

安田:仲良いって珍しいんですかね。

神田:この前のグッズ撮影で、外部のスタッフさんに「C.I.A.ってみんなスマホ触らないよね。珍しいね」って言われたんですよ。待ち時間はスマホでSNSをみたり、ゲームしたりするんだろうけど、基本的に集まったらほとんど喋ってることの方が多いよね。一人でスマホいじってる時間なんてほぼない。

安田:そうですね。スタッフの皆さんも混ざって会話していますし、いい意味で、全員がフラットな立場だからざっくばらんに喋ってますね。

神田:これぞアットホームいった感じです!

安田:アットホームすぎるくらいですよね。イベントでは、たまに会場よりも袖で見ているスタッフさんとメンバーの方が笑ってるときとかありますからね(笑)。

神田:わかる(笑)。そういうところが好きだったりします(笑)。

― 『C.I.A.』で活動している時と俳優をしている時は何か違いがありますか?

神田:『C.I.A.』はメンバーが大勢いて、その中で個性を出したり目立ったりするのは難しかったりするんですが、ちょっとでも力になりたいなと思って、自分の中の全力を出そうと頑張っています。100点が無理でも全力が出せるように。ダンスレッスンしたり歌の練習をしたり、少しでもかっこいいものにしたいなと思ってます。あと、『C.I.A.』のファンでいてくださる方とは、勝手に距離感が近いような気がしています。なので、ファンでいてくれる方々に対して恩返しするという気持ちで活動してます。

安田:僕は俳優も『C.I.A.』もどっちも全力で楽しんでいて、スイッチは一緒です。ただ少し違うのは、舞台中はもちろん役を演じていて、最後の挨拶が終わったら役を演じるのはやめて安田啓人に戻りますが、『C.I.A.』はずっと安田啓人ということです。『C.I.A.』はいろんなファンの方が見にきてくださるので、僕のことを知ってくれるだけで嬉しいですし、会場まで見に来てくれた人が『C.I.A.』によって笑顔で楽しんでくれたらいいなと思います。歌とダンスも『C.I.A.』の活動で練習することが多いですが、他の現場に行くと役立つスキルがたくさんあるので、「『C.I.A.』やらせてもらってよかったな」って思います。

― 『C.I.A.』は個性的なメンバーがたくさん所属していますが、その中での自分の立ち位置は意識されてますか?

神田:どこか個性出せるところないかな〜って常に思っています。でも、ちょっとずつできなかったダンスのステップができるようになったり、人前で話すことができるようになったり、自分にできることが増えてることを実感できているので、『C.I.A.』をやらせていただいてよかったなと思います。

安田:僕は盛り上げようと思って、わざと変なことを言ってみたりすることがあるんですが、スルーされることがあって。「誰か止めて…」と思うことはあります(笑)。

神田:元々の話になるんですが、基本的には大勢の人の前に出るのが苦手なタイプなんです。じゃあなんで俳優を目指したのかって話になるんですけど、この業界に足を踏み入れる前は、本当に何も知らなくてテレビや映画って、撮影の時にカメラと出演者しかいないと思ってたんですよ(笑)。

安田:実際に撮影現場行くと、カメラに映ってないところで制作スタッフさんがたくさんいらっしゃいますよね(笑)。

神田:本当にそう(笑)!たくさんの人の前ではいまだに緊張したりします。

― 今年の『SUPER LIVE FINAL』をもって、結成当初から『C.I.A.』を引っ張ってくれた5人のメンバーが『C.I.A.』を卒業するとともに、『SUPER LIVE』も最後となります。最後の『SUPER LIVE』に向けて意気込みを教えてください。

神田:いざ、ファイナルとなると寂しいですけど、変わらずにライブ中は楽しんでいただければ良いなと思います。そして、さらにレベルアップしてるなという姿をお見せしたいです。最初の『SUPER LIVE』と比べると、『C.I.A.』でダンスレッスンもたくさんしていただきましたし、役者としてもみんな経験を積んでいると思います。そのレベルアップした我々をぜひ観に来ていただければと思います。常に全力を出したいと思います!そして、歌やダンス以外のコーナーもあるので、そこもぜひ楽しんでいただけたらいいなと思います。

安田:『SUPER LIVE』では、ダンスにはずっと苦手意識があるのでなんとか食らいついていきたいと思っています!あと、僕は『C.I.A.』のおかげで歌を歌うのが好きになりました。好きですがまだ上手とは言えないので、本番までに歌が上手な人に教えてもらって、少しでも本番でその力を出せるように頑張ります!

◆神田聖司&安田啓人の「悲しみ・怒りを乗り越えた方法」

― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者に向けて、これまでの⼈⽣の中で悲しみを乗り越えたエピソードもしくは怒りを乗り越えたエピソードを教えてください。

神田:僕は好きな作品を見ます。『バーレスク』(2010年)が特に好きで、挫折しても挫折しても強く生きて、最後には報われるというストーリーに救われます。僕が俳優を目指すきっかけにも共通するんですが、モチベーションを上げる時はこういう好きな作品を見て乗り越えます。

安田:僕は自分を周りと比べがちで、それをしていたら好きなことをして生きていても辛くなる時期があって。だから他人と比べることを意識的に少なくして乗り越えました。今も比べてしまう時はあるんですけど、自分を認めてあげて、自分は自分でいいって思うようになりました。そうすることで自分が自分でいることを自覚できれば夢を叶える行動にもつながるような気がしています。

◆神田聖司&安田啓人の「夢を叶える秘訣」

― モデルプレスの読者の中には今、夢を追いかけている読者さんがたくさんいます。そういった読者に向けて夢を叶えるために、お2人が大事にしていることを教えてください。

安田:日々楽しむことです。嫌なことなんていっぱいあるけど、日々を全力で楽しんでいれば、周りから見ても「また会いたいな」と思ってもらえる人間になると思うので、「日々本当に楽しもう!」という気持ちを大事にしています。楽しむことで、いい雰囲気が舞い込んでくることもあるだろうし、嫌なことは嫌だって思っていいと思うんですけど、その時に次の楽しみなことを考えるようにしてます。

神田:心掛けているのは「即行動」です。絶対嫌なことはありますし、悲しいこともあるんですけど、思い立ったら行動して失敗したら次に行くことを繰り返す。何事も早いもの勝ちだと思うので、一歩目を早くしていくと良いのかなと思っています。

― 最後にモデルプレスの読者にメッセージをお願いします。

安田:最後まで読んでくださってありがとうございます。個性的なメンバーが18人もいるので、一年の終わりに『SUPER LIVE FINAL』に来て頂ければきっと楽しい気持ちで年末を迎えられると思います!豊洲PITでお待ちしております!

神田:我々は普段は俳優をしていますが、そんな俳優がぎゅっと集まって、全員で歌って踊って、めちゃくちゃ汗かいて、ライブをすることって他ではないと思います。このメンバーでやることは恐らくもうないので、ぜひ来ていただいて、ここでしか見られない『SUPER LIVE』を思い出に刻んで頂けたらと思います。年末の貴重な時間になりますが、是非豊洲PITに遊びにきてください!

― 年末イベント、楽しみにしています!ありがとうございました。

(modelpress編集部)

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