「egg」復刊に厳しい声も 元編集長・赤荻瞳がギャル文化の今後語る<「あおはる」対談インタビュー> | NewsCafe

「egg」復刊に厳しい声も 元編集長・赤荻瞳がギャル文化の今後語る<「あおはる」対談インタビュー>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show3
モデルプレスのインタビューに応じた赤荻瞳、もも、きぃぃりぷ(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/06/16】ギャル雑誌「egg」が、復刊5周年を記念したフォトブック「あおはる◆」(◆は白抜きハートマーク)を6月14日に発売。モデルプレスでは、およそ1年ぶりに同誌の編集長に限定復活した赤荻瞳(あかおぎ・ひとみ/26)、元「egg」モデルで現在は「小悪魔ageha」のモデルの“もも”こと伊藤桃々(いとう・もも/22)、現役「egg」モデルの“きぃぃりぷ”こと鈴木綺麗(すずき・きれい/21)にインタビューを実施。

復刊当時についてや、“令和ギャル”の定義、そして3人の夢を叶える秘訣などを聞いた。<後編>

【写真】「egg」卒業モデル豪華集結

◆「egg」復刊5周年記念フォトブック「あおはる」

1995年に創刊された「egg」は、ルーズソックスやコギャル、へそ出しルックなどのブームを創出。プリクラでは両手を前に大きく広げる“eggポーズ”が定番になった。2014年に休刊するも、令和の始まりである2019年5月1日に赤荻を編集長に迎えWEBで復刊。YouTubeチャンネルを中心にギャルたちのリアルを発信したことでも注目集めた。

本作では、2022年3月をもって同誌の編集長を退任した赤荻が限定復活。既に卒業した“令和eggモデル”を中心に過去の掲載写真に加え、今回の為に久々に集合した“初期メン”達を新規で撮り下ろした写真を収録している。

登場モデルは伊藤、鈴木に加え、ぴと(甲村仁絵)、なぎ(高澤凪)、あやかてぃーん(石山彩花)、あいみ(松葉愛海)、まぁみ(小田愛実)、ゆうちゃみ、聖菜、みりちゃむ(大木美里亜)、ゆずは(雨宮由乙花)、ももあ(瀬戸ももあ)。

なお、ゆうちゃみ、みりちゃむ、ゆずは、ももあは過去写真のみの掲載となる。

◆赤荻瞳「egg」編集長に限定復活

― 今回、赤荻さんは「egg」の編集長に限定復活したとのことですが、約1年ぶりに本誌に携わった感想を教えてください。

赤荻:「戻ってきた」って感じで、めちゃくちゃテンション上がりました!今回の撮影現場に現役のeggモデルは綺麗しかなくて、他の子はみんな卒業したメンバーだったんですけど、同窓会みたいな感じで、撮影そっちのけでガールズトークを楽しんでました(笑)。

― ももさん、きぃぃりぷさんは、久々に赤荻さんとともに写真集を作り上げていかがでしたか?

きぃぃりぷ:やっぱ「これだな」っていう。

もも:しっくり感があるよね。「実家に帰ってきた!」みたいな。気を張らなくて良いし、楽しかったです。

赤荻:ありのまま時間だったよね。

きぃぃりぷ:自信溢れるよね。あのメンバーでいると“最強”みたいな。

◆「egg」撮影中の裏話

― 今のお話からも楽しい現場だったことがうかがえますが、撮影中の印象に残っているエピソードはありますか?

きぃぃりぷ:今まで撮ってきた写真を選別して、自分のフォトブックみたいなものを作る企画があったんですけど、「ガチ懐かしい!」って盛り上がりました。

赤荻:めっちゃ盛り上がったね!5年前とかの紙面見て、同じポーズしたりとか。「全然違くない?何これ?」みたいな(笑)。

きぃぃりぷ:メイクも服もやばい。当時は思わなかったけど、「(過去の写真を見て)まじギャルだわ」って思った(笑)。唯一無二のメンツだったから、改めて1人1人のすごさを感じたし、紙面に掲載されなかったオフショを初めて見て「これなつい!」「このシーンあったけ?」って思い出に浸っていました。

赤荻:それと、妊娠しているぴとにサプライズケーキを用意して、みんなでお祝いしました。めっちゃ喜んでくれたよね。

きぃぃりぷ:そういうところが昔から変わってなくて、好きだな〜。誰かの誕生日とか、妊娠とか、そういう時は編集長が絶対に写真付きのケーキを用意するんです(笑)。「egg」だな、編集長だなって感じ。

赤荻:みんなサプライズ大好きなんです。仕事より仕事するみたいな。

きぃぃりぷ:前のめりです(笑)。

― 「egg」モデルの団結力が感じられますね。では、改めて写真集の見どころを教えてください。

赤荻:過去の写真とか、新しく撮った写真を用意しているので「egg」が復刊して5年の集大成が、この1冊に詰まってると思います!「こんな時期もあったな」とか「こういう洋服だったんだ」って、選抜メンバーの振り返りができるので、最近ファンになった方も、元々ファンの方でも、みんな楽しめるんじゃないかなと思います。

◆「egg」復刊に厳しい声も

― 「egg」が復刊してから5年目となりますが、5年の間でもギャル文化に変化はありましたか?

赤荻:めちゃくちゃあるよね。うちらは令和のギャルを発信してるのに、復刊した当時は「もうギャルの時代じゃねえから」みたいな…。

きぃぃりぷ:めっちゃ叩かれましたね。

赤荻:でも時代を作るってそういうことなんだなって思って。

きぃぃりぷ:赤荻さんも編集長として駆け出しだったし、うちらもモデルとしての駆け出しだったから、みんな右左も分かんないし、業界用語も分かんないし…。「モデルって、あのモデルだよね?」「うちらがやってるYouTubeって何?」って、今の当たり前を初めにやっていた側からすると、思ってた世界と違いすぎましたね。こんなに大変だったとは思わなかったし、よくやりきれたなって思います。

赤荻:よく我慢してくれたと思ってます。初期メンみんなに感謝してます!

もも:いきなりカメラ回されて「はい喋って!」みたいなのもあったよね。上京してない子たちも沢山いて、大きいキャリーバック持って、深夜バスで現場に行ってたのがめっちゃ懐かしい〜。

◆今後は日本=ギャルの時代に?

― 今後、ギャル文化はどのように変化していくと思いますか?

きぃぃりぷ:「egg」中心で回っていくと思います。

もも:ギャルといえば「egg」!

赤荻:もっと色んな種類のギャルが増えてくと思うから、それぞれがめちゃくちゃパワーアップしてそう。

きぃぃりぷ:「日本人といえばギャルだよね」みたいな。

もも:世界がギャル好きだもんね。侍か、ギャルか(笑)。

きぃぃりぷ:見た目とか関係なしに、日本人はギャルってなってそう。

赤荻&もも:分かる!

きぃぃりぷ:見た目が清楚だろうが金髪だろうが、ギャルって言われるようになるのかなと思います。色んなギャルが増えて、ギャルの括りに収まりきらなすぎて全てを囲っちゃうんだろうなって。

― ギャルが日本を囲う未来になってほしいですか?

きぃぃりぷ:でも、そうなった時にギャルはまた新しい何かを見つけるんだと思います。やっぱりギャルは人と同じなのが嫌なので(笑)。みんながギャルになっちゃうと「私はこうじゃない!」ってなって、それでまた最先端で新しいもの見つけに行くのが本当のギャルなんだろうなって思います。

◆きぃぃりぷ、ももは「白ギャル界の浜崎あゆみ」

― さらにギャル文化を発信するために、どのようなことをしていきたいですか?

赤荻:世界進出したいです!今は渋女(渋谷女子インターナショナルスクール)の校長をやっていて、英会話とかSNSでグローバルインフルエンサーを排出していくことをメインにしてるんです。生徒の中にはギャルの子もいるんですけど、ギャルじゃない子でも日本の良さを説明するときに、「日本にはギャル文化があって…」って広めてほしいです。

きぃぃりぷ:私は講師とかやっていて、喋ることが得意で背中で見せてくタイプだから、1番良いのはカリスマになることなんだろうなって。やっぱり説得力が大事だし、私がやってることで勇気付けられて、挑戦してくれることが嬉しいから、先生とか、カリスマとか唯一無二の領域にいきたいです。やっぱり自分の人生、自分が主役なので、行けるとこまで行っちゃいたいなと思うし、その中でみんなを勇気付けられたら、それが良い道になりそう。

もも:私は「egg」を卒業して、白ギャルが似合いそうな、大人ギャルみたいな感じのアパレルを2年ぐらい本気でやってるんですけど、日本全国に白ギャルを広めたいなって思ってます。私をマネしてくれる子も多くて嬉しいから、もっと白ギャルが増えてくれたら良いなって思います。

赤荻:ももの服が「白ギャルデビューしてみよう!」っていうきっかけになってると思う。WEBで販売してるから全国の子が買えるし、しかも本人がモデルもやってるから「ももちゃんに近づきたい!」っていう思いで(購入ボタンを)ポチってして…。大きな1歩を踏み出すきっかけになってるんじゃないかな。

きぃぃりぷ:白ギャル界の浜崎あゆみだよね。白ギャル界での「これになりたい!」の大本だから。

もも:白ギャルって昔から自分で沢山言っていて良かったなって思いました(笑)。

― 白ギャルを目指そうと思ったきっかけは?

もも:めちゃくちゃ肌が白くて、ハイトーンで、可愛い先輩がいたんです。その人になりたいっていうのがギャルに目覚めたきっかけで、ギャルになるって決めてからは高校も通信に変えました!

きぃぃりぷ:極めて良かったよね。髪型だってずっと変えてないじゃん。それも良かったんだと思う。

もも:変えなかったね。あと、私は日焼けしやすいから撮影とかでも、ずっと大きい帽子被って、日焼け止めスプレー塗りまくって、ファンデは絶対明るい色にして…って結構こだわってたんです。だからそう言ってもらえて嬉しいですね。

◆赤荻瞳・もも・きぃぃりぷの夢を叶える秘訣

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、お三方の「夢を叶える秘訣」を教えてください。

赤荻:とりあえずやってみる!

きぃぃりぷ:行動に移す!今から動く!

赤荻:編集長をやってた時も、挑戦してバズらなかった企画とか、ぶっちゃけいくらでもあるんです。でも、失敗とは思ってなくて、そういう経験があったからこそ「じゃあもっとこうしていこう」とか色々試してみたのが良かったんだと思ってます。「これは難しそうだから…」とか言い訳するんじゃなくて、学校に通いながらとか、仕事しながらでもできることってあると思うので、本当にやりたいんだったら、できることからやんないと始まんないよとは思います。

きぃぃりぷ:うちらは赤荻さんのマインドで10代を過ごしてるから、脳みそが一緒になっちゃってるよね。

もも:まじでそう!ポジティブになった。楽観的にさせてくれる(笑)。

― “楽観的になる”ということも夢を叶える秘訣の1つかもしれないですね。

赤荻:確かに!なんでもポジティブに受け取って「いけてる!いけてる!」って感じでやってるかもしれないです。

もも:編集長マジで大量生産してほしい。一緒にいたら本当に元気になる!

きぃぃりぷ:神様だよね。

赤荻:ありがとうございます(笑)。ポジティブだけは負けないかもしれない!

― 素敵なお話、ありがとうございました。

(modelpress編集部)

◆赤荻瞳(あかおぎ・ひとみ)

1996年9月6日生まれ、埼玉県出身。2018年3月に「egg」の復刊に伴い、編集長に就任。株式会社エムアールエーの社長も務める。2022年3月をもって編集長を退任。現在は、2023年4月に開校した「渋谷女子インターナショナルスクール」の校長として活躍している。

◆もも/伊藤桃々(いとう・もも)

2000年12月16日生まれ、静岡県出身。2018年3月に「egg」専属モデルの初期メンバーとして加入。コーディネートやメイクは甘めな雰囲気で、“白ギャル”という新たなギャル像を確立した。また、恋愛リアリティーショー「太陽とオオカミくんには騙されない」(2018年)出演でも話題に。2022年3月に「egg」を卒業し、2022年4月よりギャル雑誌「小悪魔ageha」の専属モデルとして人気を博す。

◆きぃぃりぷ/鈴木綺麗(すずき・きれい)

2001年8月7日生まれ、茨城県出身。2018年3月に「egg」専属モデル“今風+古風”という自分らしさを追求したギャルマインドが支持されている。特技はモノマネメイク。系統を自由自在に操るメイク術や、コスメの知識などが評価され、現在は「渋谷女子インターナショナルスクール」のメイク講師としても活躍している。

◆「あおはる」発売記念イベント開催

・日程:2023年6月17日(土)13:00〜
・会場:SHIBUYA TSUTAYA 特設会場

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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