宮沢氷魚、日本版「パラサイト」上演に意気込み 作品通しての“気づき”とは<パラサイト> | NewsCafe

宮沢氷魚、日本版「パラサイト」上演に意気込み 作品通しての“気づき”とは<パラサイト>

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
「パラサイト」の合同取材会に出席した宮沢氷魚(C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/06/04】俳優の宮沢氷魚が4日、都内にて開催された舞台『パラサイト』の合同取材会に、共演の古田新太、伊藤沙莉、江口のりこ/キムラ緑子、みのすけ/山内圭哉、恒松祐里、真木よう子、台本・演出の鄭義信氏とともに出席。5日に控えた上演初日に向けて意気込みを語った。

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◆舞台「パラサイト」

映画『パラサイト 半地下の家族』を原作とし、“日本版『パラサイト』”として上演する本作の舞台は、90年代の関西。家内手工業の靴作りで生計を立て、地上にありながら地下のように一日中陽がささないトタン屋根の集落で細々と暮らす金田一家の主・金田文平を古田、その息子・純平を宮沢、純平の妹・美姫を伊藤、文平の妻・福子を江口が演じる。

また、金田一家とは対照的に高台の豪邸で暮らし、次第に金田家に“寄生”(パラサイト)されていく永井家の主人で、実業家として成功しつつも中身はまるで土建屋の親父・永井慎太郎に山内、奥様・千代子を真木、その娘・繭子を恒松、永井一家の家政婦を務める安田玉子をキムラ、舞台『パラサイト』オリジナルの登場人物をみのすけと、個性と実力を兼ね備えた魅力的なキャストが集結。台本・演出を手掛けるのは、『焼肉ドラゴン』『泣くロミオと怒るジュリエット』など数々の名作を世に送り出してきた鄭義信(チョン・ウィシン)。先が読めない、もう1つの“半地下の家族”の物語が誕生する。

◆宮沢氷魚、上演初日に向け意気込み

宮沢は「僕は金田家のブレーンというか、色々プランを建てて家族を巻き込んでいく役柄で、家族の舵を取る人物を演じています」と挨拶。続けて、上演初日に向けて「とにかく楽しむところは楽しんで、気を引き締めるところは引き締めて挑んでいきたいと思います」と意気込みを語った。

一方、伊藤は自身の役柄について「末っ子感というか、わかりやすい甘えん坊なところもあります」とし、「いろんな一面が見せられたらいいなと思っています」とコメント。

また、金田家に寄生(パラサイト)されていく永井家の娘を演じた恒松は「沙莉ちゃんとはまた違った女の子像なので、そこを明確に分けられるように(演じたい)。お金持ちの永井家と貧乏の金田家の中で、沙莉ちゃんと私でちょっとリンクしているようなセリフもあるので、そこの違いを見せて、お客さんに貧富の差を見せられたらいいなと思っています。元気いっぱい頑張ります!」と力を込めた。

◆宮沢氷魚、作品通しての“気づき”とは

さらに宮沢は、「この作品を経て、いろんな家族の形があるということに改めて気付きました。その中でどんな家族の形であれ、ささやかな幸せを見つけられたらいいなと。たくさんの方に希望を与えられる作品になると思う」とアピール。

伊藤は「時代設定から(原作の)映画とは違うことも多いんですけど、だからこそその違いをすごく楽しめるような作品になっていると思います」と作品の見どころを説明した。

そして原作との違いを聞かれた恒松は、自身の演じた役を「ルックスがギャルで、マインドもギャル」とし、「映画はお金持ちの現代の女子高生なんですけど、今回は90年代で、女子高生たちが今よりもパワーが強かった時代の女の子なので、そこが大きい違いかなと思っています。そこを楽しみにしていただけたら嬉しいです」と呼びかけた。

なお、同舞台は6月5日より東京・THEATER MILANO-Za、7月7日より大阪・新歌舞伎座にて上演される。(modelpress編集部)

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