ゲス極・川谷絵音、映画初主演で初のチェロ演奏 萩原みのりとHulu初オリジナル作品決定<ゼロの音> | NewsCafe

ゲス極・川谷絵音、映画初主演で初のチェロ演奏 萩原みのりとHulu初オリジナル作品決定<ゼロの音>

芸能 モデルプレス/ent/movie
(左から)萩原みのり、老山綾乃、川谷絵音(C)HJホールディングス
【モデルプレス=2023/04/12】ゲスの極み乙女やindigo la Endなどのバンドで活躍するミュージシャンの川谷絵音と女優の萩原みのりが、4月27日より配信スタートのHulu初のオリジナル映画『ゼロの音』でW主演を務めることが決定。川谷にとって初の映画主演となる。

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◆川谷絵音&萩原みのりW主演「ゼロの音」

本作は、35歳以下を対象とした新世代の映像クリエイター発掘&育成プロジェクト『第1回 Hulu U35クリエイターズ・チャレンジ(通称:HU35)』でグランプリを受賞した老山綾乃監督が、映画初主演となる川谷を主演に迎え、初めて長編作品に挑んだ作品。萩原がダブル主演として本作のヒロインを務める。

物語は、病によって音楽の道を絶たれた青年が、憧れの人の死に直面したことをきっかけに人生を再生していくハートフルドラマ。川谷が、チェリストの道を諦め、市役所の生活福祉課で働く青年・大庭弦(おおば・げん)を演じ、市役所の同僚・上国料いと(かみこくりょう・いと)を、『花束みたいな恋をした』(21)『街の上で』(21)など話題作への出演が相次ぎ、主演作では『成れの果て』(21)など繊細な演技力を高く評価される、萩原が演じている。

◆川谷絵音、初の映画主演に挑む

ドラマ「恋のツキ」(18)で演技に初挑戦して以降、演技経験はあった川谷だが、映画の主演は初。今回のオファーを受けた理由について「一番は監督の手紙です。直筆の手紙をいただいて、これはちゃんとやらないといけないと思いました。また、楽器を扱う作品だったことと、ジストニアという自分の身近にある題材を描いていたので、やってみようと思いました」とコメント。

共に主演を務める萩原は、「いただいた脚本のラストシーンが好きで、このシーンを演じてみたいというのが一番大きかったです。また、川谷さんが主演と伺って、良い意味でどんな感じになるのか想像ができなくて、是非この作品に参加したいと思いました」と話し、川谷との共演については「川谷さんとは行きの車から帰りの車まで、休憩中もずっとお話しをしていました。その時間のお陰もあって、撮影の時間だけでは埋められない、川谷さん演じる弦さんと自分が演じるいととの距離の詰め方というか、関係性を自然と作ることができたと思います」とコメントした。

◆川谷絵音、初のチェロ演奏

川谷は、普段扱う楽器はギターとキーボードで、今回チェロに触ることも初めてだったため、実際にコンサートでチェロを弾くシーンを演じるにあたって、事前に練習し、準備を重ねたといい、チェロ監修をした奥村景氏は、川谷のチェロ演奏シーンをみて「チェロとギターは同じ弦楽器の仲間ですが、全然弾いた感覚が違うので最初は川谷さんも苦戦していました。更に今回使われた曲はチェリストでも弾くのが難しい曲です。ですが、二回目のレッスンでは曲をほぼ覚えていて軽く手直しをする程度まで上達していてビックリしました。撮影の時には、曲の雰囲気に合わせ情熱的に演奏するまで仕上がっていて、良い演奏シーンになるのではと楽しみに思えるほどでした」とコメント。

川谷は「チェロは、撮影に入るまで毎日弾いていました」と話している。そして今回、監督・脚本を担当したのは老山監督。オリジナル脚本で、長編作品を完成させ、主演の二人に関して「チェロを抱きしめる川谷さんをみて、川谷さんにしか『弦』は演じられないと思いました。それに、萩原さんにしか『いと』という人物は捉えられなかったと思います。2人に演じてもらえたことが、脚本・監督の私にとって最大のしあわせでした」とコメントした。(modelpress編集部)

◆川谷絵音コメント

一番は監督の手紙です。直筆の手紙をいただいて、これはちゃんとやらないといけないと思いました。また、楽器を扱う作品だったことと、ジストニアという自分の身近にある題材を描いていたので、やってみようと思いました。チェロは、撮影に入るまで毎日弾いていました。かっこいい海外のチェリストを見つけて、その人の動画を見て参考にしたりしました。監督からの演出に関して「感情を抑えてください」と現場で何度かいわれて、心を見せない役柄なので、感情を出さないように演技をするのが大変でした。監督が、アテ書きとおしゃってくれていますが、僕の中にあるものが形になったのかなと、共感する部分が多かったです。現場のあたたかい空気感が映像に反映されていると思うので、気負わずに観てもらえればと思います。

◆萩原みのりコメント

いただいた脚本のラストシーンが好きで、このシーンを演じてみたいというのが一番大きかったです。また、川谷さんが主演と伺って、良い意味でどんな感じになるのか想像ができなくて、是非この作品に参加したいと思いました。川谷さんとは行きの車から帰りの車まで、休憩中もずっとお話しをしていました。その時間のお陰もあって、撮影の時間だけでは埋められない、川谷さん演じる弦さんと自分が演じるいととの距離の詰め方というか、関係性を自然と作ることができたと思います。たくさんの人の優しさが詰まっている作品です。観終わった後に、周りの人に優しくできたり、誰かのことを大事に思ったり、やさしさが伝染するように広がっていくと嬉しいです。

◆老山綾乃監督コメント

繊細に物語を捉えて、大胆に演じ、何より上国料いとという人物を愛してくれた萩原さん。なんてことないみたいな顔をしながらも、チェロもお芝居も全力で応えてくれて、作品を力強く引っ張ってくれた川谷さん。ラストシーンは萩原さんと川谷さんのアイデアで、脚本にはない終わり方を迎えました。ほんの些細なことだけど、弦にとっては非常に大きな意味を持つ終わり方になりました。チェロを抱きしめる川谷さんをみて、川谷さんにしか「弦」は演じられないと思いました。それに、萩原さんにしか「いと」という人物は捉えられなかったと思います。2人に演じてもらえたことが、脚本・監督の私にとって最大のしあわせでした。ありがとうございました。

◆「ゼロの音」あらすじ

才能あるチェリストの大庭弦は局所性ジストニアと診断され、これまでのようにチェロを弾けない身体になった。受け入れられない弦は、自ら音楽の道を諦める。市役所の生活福祉課に中途採用されるも、無為な日々を過ごしていた。ある日、同僚の上国料いとと共に訪問した家で、憧れていたチェロの巨匠・徳永治と偶然出会う。弦といとと徳永の3人による信頼が築かれはじめた矢先、徳永はチェロを残して、この世を去ってしまう。身寄りのない徳永のチェロが処分されてしまうことを知った弦は、ある衝動的な行動を起こす。弦の行動を知ったいとは、弦を追いかけるのだが…。弦は、いとや徳永、そしてたくさんの人たちとの出会いを経て、音楽を失ったという心の穴と対峙し、これからどうやって生きていくかを模索する。その答えにたどり着いたとき、物語は意外な結末を迎える。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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