妻夫木聡、安藤サクラ主演「ブラッシュアップライフ」鑑賞 “やり直したいことはあるか”に持論展開<ある男> | NewsCafe

妻夫木聡、安藤サクラ主演「ブラッシュアップライフ」鑑賞 “やり直したいことはあるか”に持論展開<ある男>

芸能 モデルプレス/ent/movie
妻夫木聡 (C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/03/20】俳優の妻夫木聡が20日、都内で開催された映画『ある男』ティーチイン舞台挨拶に出席。「人生でやり直したいと思うことがあるか」という質問に持論を展開した。

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◆妻夫木聡「ブラッシュアップライフ」を鑑賞

舞台挨拶にて、観客から人生でやり直したいと思うことがあるか問われた妻夫木は「ないかもしれないですね。やっぱり、いいことも悪いことも全部含めたうえで、今の自分がいると僕は思っているので。当然、自分自身失敗だと思ったことがあっても、それが糧となって僕の力になっていると思うんですよ」と持論を展開。

「ただ1つ決めているのは、後悔しないことですね。失敗してもいいから、なにがなんでも自分がやりつくす。だから、最後の最後まで諦めずに取り組むっていうのは大事なのかな。あと本気になること。妥協するってすごく簡単なことなんですけど、そういうときもたまには必要なのかもしれないですけどね。ついてもいい嘘みたいなことも必要なのかもしれないけれども。僕自身は最後の最後まで自分を信じたいし作品を信じたいっていう思いがあっていつも作品には取り組んでいますし。だから、やり直したいと思うことはない」と明言していた。

「つい最近、サクラちゃんの『ブラッシュアップライフ』(2023年/日本テレビ系※12日に最終回)っていうドラマでやり直す話だったけど(笑)。『俺だったらこうするなあ』って見ながら考えたりすることもあって、すごく面白いドラマだったけど。いいじゃないですか。前進あるのみっていう言葉が、僕はすごく好きなので。『前向いて生きていこうぜ』っていうのが。後ろを向いちゃうことにつながると思うので。やり直したいっていうことって。僕は前を向いて進みたいですね」とも話していた。

◆妻夫木聡、自身の名字に苦労「1番きつい妻夫木」

物語にちなんで、「こうだったらよかった」と思ったことがあるかと質問された妻夫木は「めちゃくちゃありますよ。妻夫木ですよ!僕の苗字。小学校から転校するたびに『妻夫木です』って毎回先に言わないといけない。なんで『さとう』じゃないんだろう?って何回思ったか(笑)」と名前で苦労したことを明かしたうえで「この仕事をやるようになって、妻夫木っていう名字が皆さんに浸透してもらえるようになって、自分の名前っていうのを誇れるようになったときがあったんですよね。『妻夫木でよかったなあ』って。たぶん、いないじゃないですか」と回顧。

「この苗字だったから、たぶん僕は役者としてなんとかご飯を食べられるようになったんじゃないかなと思うときもあるし。ホリプロの今の会長と、僕がホリプロに入るってなったときに『名前どうする?』って話になったんですよね。『芸名なんかにしたほうがいいんですかね?』って言ったら『いや、妻夫木には勝てないだろ』って言われて(笑)。会長から。『まあそうですよね』っていうので、そのときは妻夫木にしたんですけど」と本名のまま芸能活動を始めるに至った経緯を振り返った。

そんな妻夫木だが「未だに、なんで芸名にしなかったんだろうなと思うときがあるんですけど、病院とかですね。病院は本当にしんどいですね。なんで『たなか』とか『さとう』とかがよかったなあって。1番きついときに妻夫木で行っているからさ(笑)。1番きつい妻夫木なんですよ(笑)。だけど妻夫木で呼ばれるから、みんながっ!て見るじゃないですか(笑)。やめてくださいみたいな。1番見られたくないみたいな。あの時はいまだに、違う人物に代わりたいなと思いますね(笑)」と明かして会場を沸かせた。

◆妻夫木聡、自分の作品を鑑賞する時は?

その後、自分の作品を最初に鑑賞する際には、どんな思いを抱いているのか尋ねられると「僕は毎回自分の反省点ばかり探してしまうというのもあるんですけど。『ああ、今回もまたやってしまった』って、1人で落ち込んでいることが多いですね。だからたぶん監督とかプロデューサーの方々には『ええ?そんなによくなかったですか?』っていう感じで見られちゃうと思うんですけど(笑)」と反省しがちなことを告白。

「今までに評価してもらった自分の作品とかのときでも『ダメだ。本当にダメな芝居しかできていない』っていつも思っていました。『ウォーターボーイズ』のときも『ジョゼと虎と魚たち』のときも『悪人』のときも『怒り』のときも。『何やっても駄目だな』っていつも思っちゃってますね。作品自体は主観的にしか見れていないから、客観的には見れてないとは思うんですけれども『どうなんだろう?』って思うときほど、評価されることが多い気がします」と自身の手ごたえと評価が一致しないと明かした。

さらに「『この作品って面白いのかな?面白くないのかな?わかんないな』って。シンプルに自分が『わかんない』と思ったときほど、なんとなく評価されているときが多いですね。今回も全然わからなかったですね。よかったのかよくなかったのかっていうのは」と経験を振り返り、周囲の声で「わかんない」という感情が消化されていくとしたうえで「だから最初に『よかったね』って言われても『嘘つけい!』ってちょっと思ってます(笑)。どこかそういう思いがあるんですよね。やっぱり、自分のことは自分が1番わからないのかもしれないですよね」と考えを明かしていた。

◆妻夫木聡主演「ある男」

先日発表された第46回日本アカデミー賞において、作品賞・監督賞・主演男優賞をはじめとする主要8部門の最優秀賞を受賞するという快挙を成し遂げた本作は、平野啓一郎氏によるベストセラー小説の映画化。主人公の弁護士・城戸(妻夫木)が、かつての依頼者である里枝(安藤サクラ)から、亡くなった夫・大祐(窪田正孝)の身元調査の依頼を受けたことから巻き起こるドラマを描く。(modelpress編集部)


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