バカリズム脚本「架空OL日記」再注目 「ブラッシュアップライフ」ロスにオススメしたい理由2つ<ほか作品も紹介> | NewsCafe

バカリズム脚本「架空OL日記」再注目 「ブラッシュアップライフ」ロスにオススメしたい理由2つ<ほか作品も紹介>

社会 ニュース
映画「架空OL日記」(前列左から)山田真歩、臼田あさ美、バカリズム、夏帆、佐藤玲(後列左から)住田崇監督、坂井真紀、三浦透子、シム・ウンギョン (C)モデルプレス
【モデルプレス=2023/03/13】女優の安藤サクラが主演を務める日本テレビ系日曜ドラマ「ブラッシュアップライフ」(毎週日曜よる10時30分~)の最終回が、12日に放送され、大団円に絶賛の声が寄せられている。放送後にはTwitterで、同じくお笑いタレントのバカリズムが脚本を手掛けた読売テレビドラマ「架空OL日記」(2017年)がトレンド入り。「ブラッシュアップライフ」のヒットを機に再注目されている同作を紹介する。

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◆バカリズムがOL演じる「架空OL日記」が再注目

「架空OL日記」はバカリズムが原作・脚本・主演を務める作品で、2006年から3年の月日をかけ、ネット上にこっそり銀行勤めのOLのフリをして綴っていたブログを書籍化した同名作品を映像化。銀行を舞台に「仕事して、飲んで、恋して、悪口言って…」と、世の中のOLたちが思わず「分かる~!」と唸ってしまうOLの日常生活を描く。ドラマは「第55回ギャラクシー奨励賞」を受賞。バカリズムは、同ギャラクシー賞の「特別賞」を受賞し、さらに脚本家にとって名誉ある「第36回向田邦子賞」を受賞するという快挙を成し遂げた。2020年にはキャストが再集結し映画化された。

バカリズムが演じるちょっとズボらなOLの“私”が主人公で、若干のメイクを施しストッキングをはき女性銀行員の制服を着用しているが、いわゆる女装らしさはなく、絶妙な違和感を放ちながらも不思議と女優陣にすっと馴染んでいるのが癖になる作品だ。

◆「ブラッシュアップライフ」ファンにオススメしたい理由2つ

「ブラッシュアップライフ」でバカリズム作品を知った人に、「架空OL日記」をオススメしたい理由は2つ。「ブラッシュアップライフ」では、淡々と進んでいく日常の会話が共感を呼んだが、これこそがバカリズム脚本の真骨頂。「架空OL日記」でも、主人公を取り巻く銀行の仲良し5人が更衣室や休憩所を舞台に上司の愚痴や美容など、ほのぼのとした“女性あるある”トークを繰り広げ、いつまでも聞いていたい心地よさを堪能することができるだろう。

女性同士の関係性を描く作品でフォーカスされがちな恋愛や結婚といった問題はほとんど軸にせず、一貫して「地元」や「友情」の尊さに光を当てているのも特徴的。バカリズムの世界で描かれる女性は一貫して強く、不倫やパワハラなどをする男性キャラクターは容赦なくぶった斬られるのが爽快だ。

そして、なんといってもキャストが共通していること。「ブラッシュアップライフ」で主人公・麻美の親友の“なっち”こと夏希を演じた夏帆を筆頭に、テレビ局員になった2周目で女優役を演じた臼田あさ美、麻美の小・中学校の同級生の“福ちゃん”こと福田俊介(染谷将太)が後に結婚するカラオケ店の後輩を演じた佐藤玲、研究員になった4周目のラボの先輩・鶴野多江を演じた山田真歩が、「架空OL日記」でも主人公を取り巻く銀行の仲良し5人を演じている。

さらに、「ブラッシュアップライフ」の最終回でもキーマンとなった河口美奈子を演じた三浦透子もOLの後輩役として出演。麻美の妹・遥を演じた志田未来は、映画「架空OL日記」で“私”の地元の友達・リエとして出演している。

このほか、「ブラッシュアップライフ」ロスの人にオススメしたい名作揃いのバカリズム作品も下記で紹介。「ブラッシュアップライフ」は、民放公式テレビ配信サービスTVerにて第1~3話+10話が配信中。さらに、Huluでは全話配信、オリジナルストーリーも独占配信中だ。

◆安藤サクラ主演「ブラッシュアップライフ」

本作は、安藤演じる33歳の独身女性の近藤麻美が、人生をゼロからもう一度やり直す地元系タイムリープ・ヒューマン・コメディー。

ごくごく平凡な人生を送ってきた麻美が、ある日突然、赤ちゃんから2周目の人生をはじめる奇想天外な“バカリズムワールド”全開の作品となっている。(modelpress編集部)

◆バカリズム脚本作品(一部)

・ドラマ「素敵な選TAXI」(関西テレビ/2014)

不思議な乗り物「選TAXI(せんたくしー)」の運転手・枝分(竹野内豊)と様々な乗客による1話完結型の“人生”再生エンターテインメント。「もしもあの時、別の道を選んでいたら…」と後悔を抱く人々が「選TAXI」に乗って自身の望む過去に戻り、人生のやり直しを繰り返す中で、自分自身を見つめ直し、やがて自分にとって本当に大切なものが何なのかに気づいていく。

・ドラマ「黒い十人の女」(読売テレビ/2016)

故・市川崑監督の代表作「黒い十人の女」を現代風にリメイク。主人公を船越英一郎が演じ、成海璃子、水野美紀、佐藤仁美、トリンドル玲奈、佐野ひなこ、MEGUMI、平山あやら豪華女優陣が出演。妻帯者であるドラマプロデューサー・風松吉(船越)を巡って、9人の愛人と妻が繰り広げるドロ沼恋愛をコミカルに描く。

・ドラマ「住住」(日本テレビ/2017・2020・2021・2022)

これはドラマ?それともドキュメンタリー!?キャストが全員「実名」で出演し、なんとも不思議な感覚&クセになるゆるさで、視聴者を瞬く間にとりこにした異色ドラマ。同じマンションに住んでいる設定の3人が、互いの部屋を行き来しながら、夜な夜な会話をする“だけ”の、妙にリアルでシュールな世界観が話題を呼ぶ。バカリズムのほか、オードリー若林正恭、二階堂ふみ、バナナマン日村勇紀、水川あさみが出演。

・ドラマ「殺意の道程」(WOWOW/2020)

バカリズムと井浦新がW主演。復讐というシリアスな設定の中で普通の映画やドラマでは省略されるであろう、どうでもいい部分をやたら細かくリアルに描く、新感覚サスペンスコメディ。

・映画「地獄の花園」(2021)

永野芽郁主演で広瀬アリス、菜々緒、川栄李奈、遠藤憲一、小池栄子らが共演。普通に働くOLの職場に元カリスマヤンキーの女性が中途採用されたことから始まった、OLたちによる派閥争いを描く。

・映画「ウェディング・ハイ」(2022)

結婚式を舞台に繰り広げられる群像コメディ映画。主演の篠原涼子をはじめ、中村倫也、関水渚、岩田剛典、向井理、高橋克実などオールスターキャストが、抱腹絶倒の波を巻き起こす。

【Not Sponsored 記事】
《モデルプレス》

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