【学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載】伊良部夏輝さん、コンテストは「刺激的な体験」 就職活動に活きるスキルを磨く機会に | NewsCafe

【学生アナウンス大賞 ファイナリスト連載】伊良部夏輝さん、コンテストは「刺激的な体験」 就職活動に活きるスキルを磨く機会に

芸能 モデルプレス/ent/wide/show
モデルプレスのインタビューに応じた伊良部夏輝さん(提供画像)
【モデルプレス=2023/03/02】2021年の第1回より毎年行われ、今年3回目が開催される、次世代を担うアナウンサーを発掘するコンテスト「学生アナウンス大賞」。モデルプレスでは第1回のファイナリストにインタビューを行い、当時の思いや学生アナウンス大賞の経験について語ってもらった。

第7回は慶應義塾大学4年、4月より一般企業に就職する伊良部夏輝さん。

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◆伊良部夏輝さん「学生アナウンス大賞」は仕事内容を知りたい想いから

― アナウンサーやメディアに出演する職業を志望あるいは憧れなどはありましたか?また、そのために何かしていたことはありますか?

幼い頃からテレビ番組が好きで、高校生の時に日本のマスメディアに興味を持ち始めました。まだ日の目を浴びていない日本の素晴らしい技術やモノ、人々を取り上げたいという気持ちが強かったです。しかし、18歳までずっと海外で生活していたので、日本語力が最大の不安でした。

今思うと少々安直かもしれませんが、受験の際は文学部や新聞学科を中心に絞っていた記憶があります。大学入学後は、日本語のイントネーションや言い回しが変だったので、アナウンススクールに通って修正したり、テレビ局でアルバイトを始めたりしました。 

― 「学生アナウンス大賞」はどうやって知りましたか?

私は、同じアナウンススクールに通っていた知人から「学生アナウンス大賞」について教えてもらいました。当時はアナウンサーとジャーナリストの違いをよく理解していなかったため、仕事内容を少しでも知りたいという気持ちが 1番でした。

しかし、コンテストのようなものに応募するのは初めてで、自分にそんな資格があるのかと悩みました。何度も応募ページに行っては閉じ、行っては閉じを繰り返していたところ、最終的に「第1回」だったことが後押しになりました。このコンテスト自体が新しい試みであり、ハードルが設置されていない状態なら私も挑戦してみようと思えました。

◆伊良部夏輝さん「考えるきっかけを与えてくれた」

― 「学生アナウンス大賞」2年近く経ちました。いま振り返って、選考や経験は自分にとってどのような経験になったと思いますか?

「学生アナウンス大賞」への応募と選考は、大学生活のハイライトの1つでした。初めてのコンテスト応募であったため、全てが新鮮で楽しかったです。選考プロセスは、アナウンサーや他業界の就職活動においても活かせるスキルを磨くための良い機会であることがわかりました。コンテストでは、SNS審査やウェブ投票はなく、出場者は平等にスタートラインに立っていました。このため、アナウンサーを真剣に目指している学生には、自分自身のスキルを試す良い機会となると思います。

― 「学生アナウンス大賞」の経験が役に立ったこと、あるいは参加前と後で変化はありましたか?

「学生アナウンス大賞」の経験を通して、緊張する場面でも楽しむことを忘れない精神を学びました。選考では夢に向かって頑張る素敵な同志に出会ったり、実際のテレビ局の雰囲気を肌で感じたりすることができ、刺激的な体験でした。コンテストという形式上、結果に一喜一憂しやすいですが、選考に通るためには必ず理由があるので、自分の魅力に自信を持って選考プロセス自体を全力で楽しむことが大切だと思います。

また、残念な結果になってしまっても、自分を変える必要は全くなく、自分の強みをどうパワーアップさせることができるかを考えることが重要です。自分自身を見つめ直し、向上心を持って努力すれば、次のチャレンジでさらなる成長を遂げることができます。

― 「きっかけは、ここにある」と題して開催されていますが、「学生アナウンス大賞」が自分の“きっかけ”となったと思いますか?

はい。自分にとって「学生アナウンス大賞」は何をどう頑張るべきかを考え直すきっかけになりました。参加前は、アナウンサーの仕事内容を少しでも知りたいという気持ちだけでした。しかし、参加後は、「テレビ業界で何がしたいのか」「どのような人を助けたいのか」といったことを考えるようになりました。私自身は、人間は最後に他人に何かを与えられるかどうかが重要だと思っており、自分が社会に還元できるものは何か、という哲学的なことまでを考えるきっかけを与えてくれたと感じています 

◆伊良部夏輝さんの悲しみを乗り越えた方法

― モデルプレスの読者の中には今、さまざまな不安を抱えている読者がいます。そういった読者へ向けて、これまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」を教えてください。

私は器用な人間ではないので悲しみや怒りをうまく原動力に変えて乗り越えられたことがないです。そのため、「乗り越える」というより「置いてくる」ことが多いです。起きてしまった出来事や他人の思考、行動を変えることはできないの、そもそも乗り越えるうほどのものに捉えないです。

しかし、自分の行動や考え方をコントロールすることはできるので、自分起因の悲しみや怒りはきちんと反省し、次同じことを繰り返さないために何ができるかを考えるだけだと思います。世の中許せないことや辛いことで溢れていると思いますが、自分の強みを活かして他者にどれだけ喜びや幸せを与えられるか、どう埋め合わせできるかを大切にしています。

◆伊良部夏輝さんの“夢を叶える秘訣”

― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて「夢を叶える秘訣」を教えてください。

夢を叶えるために必要だと思うことは、「目の前のことに全力を尽くすこと」です。

大きな夢や目標を掲げることは素晴らしいことですが、その夢を実現するには、まずは小さな目標を立てて、少しずつクリアしていくことが重要です。例えば、私自身は、日本語を勉強していた時、まずはアニメを見たり、日常会話を練習したりして、少しずつ自分の言葉遣いを向上させました。そして、自分にとって本当に大切なことは何かを考え、それに向かって一歩ずつ前進することが大切だと感じました。また、ハングリー精神を忘れず、自分にできることを精一杯頑張ることも大切です。

例えば、自分がどうしたいのか、どうなりたいのかを常に意識し、そのために必要なスキルを身につけるために学習し、実践することが必要です。そして、挫折を経験しても、諦めずに前に進むことが夢を叶えるためには必要なことだと思います。

― 貴重なお話ありがとうございました。

■第3回「学生アナウンス大賞」概要

表彰式:2023年3月30日(木)
参加条件:2023年3月末時点で現役大学生・大学院生であること
主催:第3回学生アナウンス大賞実行委員会

『学生アナウンス大賞』は、全国の大学生にアナウンサーを目指すきっかけを与えるべく、2021年より発足したコンテスト。参加条件は大学生であることのみ。エントリーは公式LINE(https://line.me/R/ti/p/%40677earei)を友だち追加するだけ。

その後、書類審査やオンラインによるグループ面談、カメラテストなどを経て迎えた表彰式にてグランプリが決定。グランプリ副賞特典として、「めざましテレビ」出演権、「アナトレ」受講権、「CanCam」誌面出演権、「モデルプレス」出演権が授与される。(modelpress編集部)

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