福山雅治「沈黙のパレード」で主演男優賞受賞 秋元康が祝福「全身表現者だと思う」<第47回報知映画賞> | NewsCafe

福山雅治「沈黙のパレード」で主演男優賞受賞 秋元康が祝福「全身表現者だと思う」<第47回報知映画賞>

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福山雅治(C)モデルプレス
【モデルプレス=2022/12/22】俳優の福山雅治が22日、「第47回報知映画賞」で主演男優賞を受賞し、都内で行われた表彰式に登壇した。

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◆福山雅治「沈黙のパレード」で主演男優賞受賞

映画『沈黙のパレード』での演技が評価され、主演男優賞を受賞した福山。ゲストとして福山に花束を贈呈した秋元康氏は「福山雅治という男はミュージシャンとして、俳優として、全身表現者だと思います。いつも自分を俯瞰で見ながら、主観で演じながら1つの作品を作り上げていく。それがこういう形で評価されたことが友人としても嬉しいです」と喜び、「彼はスターですから、眩いばかりの光を放っているので、すべてに目が行き届かない。演技力、歌唱力、作詞力、作曲力、アレンジやプロデュースも含めて、そういうところに目が行かなくなってしまうくらいの光を放っていますが、ちゃんと目を凝らしていただいて、これだけの大きな賞をいただけたことは、福山雅治もとても喜んでいると思いますし、我が事のように嬉しいです」と祝福した。

そして、福山は「この『ガリレオ』という作品は、今に至るまでおよそ15年かかっています。15年かかってこの場に立たせていただけているんだなと思っています」と感慨深げに語り、「最初に『ガリレオ』という作品を作るにあたり、監督と渋谷ビデオセンターというところで、天才物理学者ってなんだろうねってことで一緒に考えながら、目の動きから首の動かし方、歩き方等々、一緒に作っていきました。僕ら、口にも出さなかったんですけど、“連続ドラマという舞台で発明的作品を作ろう”という気概で始まったんだと思います」と回顧。

続けて、「その生みの親である東野(圭吾)先生からこんな嬉しいコメントを出してくださっていました。『湯川学というキャラクターが人間として認められたようで嬉しく思っています』とおっしゃってくださって、僕はこの言葉をとても深く、とても嬉しく受け止めておりまして、東野先生が生み出した発明『ガリレオ』という作品を、柴咲(コウ)さんをはじめキャストのみなさん、そしてスタッフ全員と作り上げた発明が、15年かけて認められたのかなと思います」と受賞を噛み締めた。

さらに、「押していると聞いたのでここで終わろうと思ったのですが…」と前置きをしつつ、「自分にとって賞をいただくことは予想もしてないことで、僕は53歳なんですが、17歳のときに父を亡くし、そのときがちょうど父が53歳でした。そして18歳で僕は東京に出てきましたが、“何者かになってやるんだ”という思いで出てきたのは間違いありません。そのときに自分が何を持っていたかというと、正直何も持っていなかったんですけど、持っていなかったとしても出会うものや人、こと、すべてを自分の体に血肉化して、何者かになってやるんだという思いで東京に来ました。今日その“何者かになる”という1つの目標が、この場所で1度叶えられたような、そんな気がしています」と目を輝かせ、「あまり謙遜しすぎるのも、ともにものを作っている、そして僕のことをよく見てくださっている方に対して失礼にあたるので、謙虚でありたいと思いながら、謙遜しすぎずにこの賞を誇りに思いながら受け止め、そしてなかなかもらえるものではないと思っていますが、またこの場に呼んでいただけるよう、精進していきたいと思います。本日はありがとうございました」と意気込んだ。

◆「第47回報知映画賞」

同賞は、スポーツ新聞が単独開催する初の映画賞として1976年に誕生。各賞は作品、主演男女優、助演男女優、新人、海外作品の7部門を選出。第10回(1985年度)からは監督賞、第42回(2017年度)からはアニメ作品賞も加わり、年によって特別賞が選定される。

ほか主演女優賞を受賞した有村架純、助演女優賞を受賞した尾野真千子らが出席した。(modelpress編集部)

◆「第47回報知映画賞」各賞

作品賞・邦画部門:『ある男』(監督:石川慶 配給:松竹株式会社)
作品賞・海外部門:『トップガン マーヴェリック』(監督:ジョセフ・コシンスキー 配給:東和ピクチャーズ株式会社)
アニメ作品賞:劇場版『四畳半タイムマシンブルース』(監督:夏目真悟 配給:KADOKAWA アスミック・エース)
主演男優賞:福山雅治『沈黙のパレード』
主演女優賞:有村架純『前科者』
助演男優賞:横浜流星『流浪の月』
助演女優賞:尾野真千子『20歳のソウル』『千夜、一夜』『サバカン SABAKAN』
監督賞:片山慎三『さがす』
新人賞:嵐莉菜『マイスモールランド』
新人賞:白鳥晴都『ぜんぶ、ボクのせい』


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《モデルプレス》

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