メリーさん、さようなら

デスク「いやぁ、『週刊文春』はスゴイね。ジャニーズ事務所の女帝・メリー喜多川副社長(89)のルーツをたどる連載をやってる」

記者「SMAPの解散決定は、もともと文春誌上でのメリーさんのインタビューが発端。自分としては、矛先を変えさせるための手段のひとつと見ています」

デスク「メリーさんが娘の藤島ジュリー景子副社長(50)とSMAPの元チーフマネージャー・I女史との間に派閥争いがあると知ったのが例のインタビューだったもんな」

記者「『派閥があるならSMAPを連れて出ていってもらう!』と激高。そしてこのザマ…」

デスク「文春は、メリーさんとSMAP・木村拓哉(43)の妻・工藤静香(46)の黒幕説を連投して、それはそれでマジ面白いわ」

記者「木村夫妻はハワイでのバカンスを終えての空港での取材に珍しく応じるなど、情報修正操作活動にも参戦してます」

デスク「なんだかんだでメリーさんは黒幕だしラスボスだから、姿を隠しちゃいけない。あのインタビュー以来、逃げまくってるけど、文春の追跡・取材力はスゴイわ。先週に続く今週のタイトルが『メリーの正体-ヤクザも恐れぬ肝っ玉』だと」

記者「それって、SMAP解散の主因がメリーさんインタビューでないという、いつのまにかのすり替え論の流れに流されそうで反省しています」

デスク「緊急連載では関係者たちが実名で登場、証言しているあたり、『今だ!』って感じもあるね」

記者「ネットの普及で、テレビ・紙媒体の衰退論が囁かれていますが、やはり紙の力は強いですね」
デスク「昔だったらすぐにもみ消せただろうけど、今はテレビも紙も、見逃したり買い忘れてもネットですぐに情報が拡散されるからキャッチできる。メリーさんはそのへんの時代変化についていけてない」

記者「文春の連載は序章。ほとんど知られてこなかったメリーさんのプライベートがどのあたりまで暴露されるか楽しみです」

デスク「ほんと、アッパレ連載。帝国弱体の今、ここぞとばかりに身内の不満が炸裂するだろうな」
記者「老害ボケネタはすでに暴露されつつありますが、メリーさんのけっこう恥ずかしい若いころのネタは楽しみですね。特に身内ネタは封印されていましたが、ジャニーズメンバーから聞いた取材陣のメリーさんネタは楽しみです」

デスク「ラスボス・メリーさんもようやく討伐されてゲームオーバーかな。さよなら、メリーさん(笑)」