東京都中野区にある私立・堀越高校といえば、何十年も前から芸能人が多数通う高校として有名だ。
古くは歌手の郷ひろみ(55)、野口五郎(55)といった1970年代のアイドルやSMAP・草なぎ剛(41)、そしてHey! Say! JUMPの山田涼介(22)、元NEWSメンバー山下智久(31)らのジャニーズ組の多くにとっても堀越が母校だ。
「ここまで長く、芸能人が通う高校になったのは、確実に卒業させてくれる部分が一番大きい」と言うのは女性誌記者。
面倒見がいいってこと?
「そうなんです。例えば、将来有望な子がモデル事務所や芸能事務所からスカウトされたとします。すると、親たちは必ず『芸能界で仕事をすると学業がおろそかになる。高校だけは出ないと、引退したときに就職もできない』と学歴の部分を一番心配するんです。そこでマネージャーたちは『安心してください!芸能界には堀越高校があります。ここなら確実に卒業できますよ』と言うわけです」
ならば、平日学校に通えない子でも卒業できる?
「もちろんです。堀越はもう40年以上も前から、出席日数の足りない芸能人を星の数ほど卒業させています。よく知られていることですが、芸能人専用の『トレイトコース』と呼ばれるクラスがあり、特別なカリキュラムが組まれています」
どんな内容?
「まずは丁寧な補習授業です。授業に出られない日が続くと、土日に補習があるし、それにも出られない生徒には夏休み、冬休みなどを利用した特別授業があります。コンサートツアーなどで休む日が決まっているときは、事前に補習を受けて単位を貯金するシステムもあるので安心です」
そりゃ、確かに面倒見がいい。
「それに加えて、芸能事務所が喜ぶのが、校則の厳しさです。堀越は男女交際禁止という前時代的な校則を今も維持していて、そこが芸能界のニーズにマッチしています。堀越は男女交際の禁を破ったら間違いなく退学になるので、生徒は怖くて恋人も作れない」
それは事務所にとっても、都合のいい校則だ。
「しかも、トレイトコースはみんな芸能人なので、いじめに遭う確率が他の学校に比べ、格段に低くなります。一般校だと、特に女子はテレビに出ていることでいじめのターゲットになります。いじめに耐えられず、精神的に限界を感じて堀越に転校する芸能人もいるのです」(先の記者)
今後も堀越高校は売れっ子タレントを卒業させる特別な学校として、芸能界と二人三脚を続けるだろう。
《NewsCafe》
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