記者「タレントってみんな貪欲ですよね」
デスク「そりゃそうさ。オイラなんて淡白な人間にはできない仕事だわ」
記者「はぁ?」
デスク「で、誰のこと言いたいの?」
記者「日めくりカレンダーを出した漫画家でタレントの蛭子能収=えびす・よしかず=(68)ですよ」
デスク「おお、去年ヒットしたプロテニス出身のスポーツキャスター、松岡修造(48)の完全なマネって感じだな。蛭子のことだから脱力感満載の内容なんだろね」
記者「『人生には"前向き"だけじゃなく"後ろ向き"も必要ですよ』とか…」
デスク「うん、分かる。それは同感だな」
記者「『人生の目的は、死なないこと!』とか…」
デスク「なるほど、なるほど…。案外面白いな。ただ、そんなのが365日あるってか」
記者「いやいや、全部で31日、つまり10日に1回まくるだけで、合間に蛭子の写真があしらわれてるって…」
デスク「じぇじぇっ! 思わず、昔のギャグで驚いたわ」
記者「つくりは松岡のとほぼ同じ感じで、タイトルは『生きるのが楽になる まいにち蛭子さん』。価格は1080円です」
デスク「うーん、売れるかぁ?」
記者「松岡のは100万部売れたそうで、蛭子は『その10分の1でも売れれば…』と皮算用。1部売れると7%ほどの印税だそうで、事務所に2%引かれて本人には5%、50円ほど入るんだとか」
デスク「10万売れりゃ、500万円ってか…」
記者「本人はPR会見で、700円入るって、1ケタ勘違いしてて、爆笑されてましたけどね」
デスク「あの手のものって案外需要があるから、松岡の『がんばれ!がんばれ!』『なぜ熱くならない!』みたいな、グイグイ来るメッセージが嫌な人には売れるんじゃね?」
記者「うーん、それはないですよ。10万どころか、1-2万部っていう水準だと思います」
デスク「ま、もともとコストのかかってないやっつけ仕事だろうから、誰も損しないんだろね」
記者「ある意味うらやましい限りです」
デスク「同感…」
《NewsCafeゲイノウ》
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