デスク「放送中の秋ドラマでは『下町ロケット』(TBS系)の勢いが止まらないね」
記者「ロケットから医療現場が舞台の『ガウディ』編に入りましたが、阿部寛(51)を主演に据え、大ヒット『半沢直樹』(同系)と同じ池井戸潤(52)原作で、かつスタッフも同じと来れば好調なのも当然でしょう」
デスク「視聴率は16.1%から始まり、5話目にはついに20.2%になったよね」
記者「ま、ロケット打ち上げ成功の反動か、6話は17%台に落ちましたが、それでも立派な数字です」
デスク「確かにそうだ」
記者「今、TBSは半沢直樹の呪縛から逃れられたと言われているんです」
デスク「どういうこと?」
記者「今までは、『半沢』が記録した視聴率40%超えは無理だと誰もが思っていました。『下町』も第6話から新しいステージに突入し、小泉孝太郎(37)、世良公則(59)らインパクトの強い新キャストを投入します。運がよければ、40%超えも夢ではない、と」
デスク「いや、そりゃムリよ!」
デスク「ただ、TBSは『これでもう堺雅人(42)と難しい交渉をしなくていい』と喜んでいるんです」
デスク「TBSは『半沢』の続編や特番をやりたくてしょうがなかたもんな」
記者「確実に視聴率を取れる、と局幹部たちは堺と長期に渡る交渉を続けていましたからね」
デスク「ところが、堺は…」
記者「非常に厳しい態度でした。堺は9月から来年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』の撮影に入っており、1年以上は『半沢』はできない。これは堺がTBSの依頼を断るため、意図的に組んだスケジュールでした」
デスク「堺はどうして視聴者から望まれている半沢から逃げる?」
記者「彼は特定の役柄としてイメージが固定化するのを極端に恐れている。『渥美清さん(享年68)はあまりにも寅さん役に没頭したため、その役しかできなくなった』と言うのが口癖ですから。つまり、本音では銀行員のイメージが定着したら俳優として終わると思っているんですよ」
デスク「それは分かるけどなぁ…」
記者「ところが阿部はまったく違います。『続編は大歓迎です』と常に謙虚で、テレビ局の経営状態まで考えてくれる。だから、TBSの幹部会議でも、『今後は阿部ちゃんをイチオシで行きましょう』と全員一致で決まったそうです」
デスク「来年も阿部の熱苦しい顔と演技かって思う向きもいることをお忘れなく」
《NewsCafeゲイノウ》
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