デスク「民放ゴールデンタイムの10月クールドラマの初回視聴率が出そろったな」
記者「視聴率トップは『相棒season14』(朝日系)の18・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)。民放連ドラでは今年最高の数字でした」
デスク「予想通りというか、逆に首位でないとヤバイともいえるけど、4代目相棒の反町隆史(41)の評判もまずまずのようだ」
記者「テレビ朝日では翌日『今年最高の視聴率を獲得!』と、珍しく館内放送までする浮かれようだったそうです」
デスク「第2話も17・6%と堅調。高視聴率キープは難しいけど、もう奇をてらった演出はやめてほしい。『相棒』はまさかの結末より、いつも通りの静かな余韻で終わる方がいい」
記者「2位は阿部寛(51)主演『下町ロケット』(TBS系)で、16・1%。企業モノを得意とする作家、池井戸潤氏(52)原作で大ヒットしたドラマ『半沢直樹』のスタッフが再集結しただけあり、半沢テーストにあふれています」
デスク「ロケ場所とか劇中の背景映像とか同じだったりするのは遊び心として、料亭での密談とか、憎々しい銀行員たちとかの描き方は『半沢』を思い出す。いいんだか悪いんだか…」
記者「キャストは豪華な半面、好みもあって賛否両論。落語家の春風亭昇太(55)やタレントの東国原英夫(58)が腐った銀行員役で出てきた時は吹いちゃいました」
デスク「弁護士役の恵俊彰(50)は意外に良かった。このドラマは堅調に2ケタをキープすると思うよ」
記者「3位は天海祐希(48)主演『偽装の夫婦』(日本テレビ系)で14・7%。第2話は10・3%に落ちましたが、第3話は11・3%と盛り返しました」
デスク「脚本の遊川和彦(60)は天海主演の『女王の教室』をヒットさせたけど、『演歌の女王』ではコケてる。今回はどうかね」
記者「相変わらず現場に口出しして嫌がられてるようです。番宣番組では、天海は『具体的に言ってくださるので私は助かります』と言ってましたが、ホンネはどうでしょうか」
デスク「4位は向井理(33)主演の『遺産争続』(テレ朝系)で14・2%。これは『ドクターX』の制作陣だけに面白いわ。無表情の向井の代わりに、周りのキャストがいい味出してる」
記者「岸部一徳(68)はもうテッパンのキャストですね。向井の結婚相手(榮倉奈々=27)の父親役ですが、『ドクターX』のちゃっかりキャラとは違い、笑わないわ、冷静にヒステリーを起こすわ…」
デスク「向井がムコ入りする家族に伊東四朗(78)、余貴美子(59)、室井滋(57)、板谷由夏(40)、鈴木浩介(40)と個性派ぞろい。やっぱり井上由美子(54)の脚本は面白い」
記者「一番遅いスタートだったので、まだ初回視聴率しか出ていませんが、上がっていくパターンかもしれません」。
デスク「5位は沢口靖子(50)主演の『科捜研の女』(テレ朝系)で、13・5%。今回で15シリーズ目かぁ。テレ朝は『相棒』といい『科捜研の女』といい、安定の人気シリーズを持ってて強いな」
記者「今回はライバル役に池上季実子(56)が登場して新展開。来年3月までの2クール放送なので、ネタはまだまだ尽きないようです」
デスク「6位は松坂桃李(27)・木村文乃(28)共演の『サイレーン』(フジテレビ系)と、新垣結衣(27)・岡田将生(26)共演の『掟上今日子の備忘録』(日テレ系)が同着で12・9%だった」
記者「『サイレーン』は松坂と木村のラブシーンやアクションに加え、菜々緒(26)の殺人鬼ぶりが評価されています。個人的には刑事課長役の船越英一郎(55)が張り切りすぎて浮いてる気がします」
デスク「『掟上今日子』は、探偵のヒロインが、寝ると記憶を失うから体のあちこちにメモしてるという設定だけど、新垣はせいぜい太ももチラリぐらいで、やっぱり清純派って感じだな。続きは明日、またな」
《NewsCafeゲイノウ》
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