デスク「戦後70年の年に、大騒ぎになってる安保関連法案。本来はタレントって政治的発言を避けるけど、意思表明するのが案外多いよね」
記者「反対派の集会に登場したミュージシャンの坂本龍一(63)をはじめ、テレビや雑誌、ツイッターなどで反対表明する芸能人は少なくないですね」
デスク「どちらかというと反対、アンチ安倍っていうのが目立つよな」
記者「法案そのものや、その政府・与党のゴリ押しのやり方に疑問を呈しつつも、はっきり賛否を語らず、『戦争はいや、平和を…』という言い方をする芸能人が多数。ただ、その中で比較的賛意を示したのがダウンタウンの松本人志(52)ですね」
デスク「彼はどう言ってるの?」
記者「自身がMCを務める『ワイドナショー』(フジテレビ系)で反対デモの様子が伝えられた際に『このままでいいと思うなら"平和ボケ"。憲法9条は日本を守ったかもしれんけど、なめられもした…』と」
デスク「それだけなら、さすがフジサンケイって感じだけど、共演しているSMAP中居正広(43)が松本に意見したんだよな」
記者「中居は『若い子が声を上げるのはいいこと。動かないと(法案は)通ってしまう』と。もちろん、テレビ朝日の『朝ナマ』みたいに激論するわけじゃないですが、はっきりと意見の違いを示したのは珍しいケースです」
デスク「それって、松本の意見に切り返してっていう打ち合わせがあったと思うな。安保法案に大反対の女性週刊誌でも中居をヒーロー視するみたいな書き方がされていたね」
記者「テレビ的には面白い展開といえましたが、ここで賛成にせよ反対にせよ、何も言わないのは、タレントもその知性が疑われるところ。中居の反応はアリでした」
デスク「…とはいえ、法案は通過・成立。今後は政権がまたひっくり返りでもしない限りは、安倍路線で行くだろうね」
記者「今のところ、声を上げていないのですが、来年あたり政治的発言しそうな大物がいるんですよ」
デスク「ん、誰?」
記者「今年6月に第一子の男児を生んだ歌手、宇多田ヒカル(32)ですよ。今、イタリア人の夫と家族でロンドンに住んでいますが、彼女は来年日本に戻ってきて活動を本格的に再開する予定なんです」
デスク「それだけで、政治的発言するっていうのはどうよ?」
記者「宇多田は日本に帰る理由として、今までに一度も選挙の投票をしたことがないから…と言っているそうなんです。つまりは、選挙権を行使して、そこで何かアクションを起こすことが考えらえます」
デスク「子を持つ母親の視点で平和云々…みたいな紋切型のことを言ったら逆効果かもよ。芸能人は黙っていたほうが無難だって言っておくわ」
《NewsCafeゲイノウ》
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